その日のまえに (文春文庫) [Kindle]

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  • 泣いた泣いた。
    声を殺して泣いた。
    人生を失うことの喪失。
    人生を失くしてしまうことに向けての準備。
    人生の生と死を深く感じられた。

  • 泣ける

  • これは・・・泣きます。

  • 死をテーマにした短編集。
    「その日の前に」「その日」「その日のあとに」最後の3編は泣ける。
    癌などで余命を宣告されるのは、確かに辛いと思う。でも、不謹慎かもしれないけれど、「その日」のために準備ができることは、ある意味幸せなのかもと思った。
    本編の中で、「その日」について、答えは出ないけれど、考えることが答え、と言う言葉が1番響いた。
    そして、短編集ではあるけれど、最後につながっていく感じがよかった。

  • 死をテーマにしてるので絶対泣くと思ってあえて手に取らずにいた1冊だったが、すすめられたので読んでみた。いるのが当たり前だと思っていた人が 急にいなくなったら、もし自分が病気を宣告されたら、などいろいろ考えてしまった。必ず訪れるその日まで、後悔のないように生きていきたい。

  • 大切な人の「その日」を自分はどのように受け止めればいいのだろう。もしも自分の「その日」がわかってしまったら、自分は何を家族に残してあげれるのだろう。

  • イカンでしょ、反則でしょ!
    かーちゃんネタは、泣けるでしょ(号泣

    それぞれのエピソードに生と死が織り交ぜられ、あらためて自身の死生観について考えさせられる本だった。

    短編なので、読みやすく、最後はすべてがつながっていた!ってのはちょっぴり驚き。深いわぁ…。

  • 初めて重松清作品を読みました。
    短編集。一つ目の短編が終わって、「あれ、もう終わっちゃったの?」と物足りなく思ってたら、そういうことだったのか、とあとで分かります。
    「その日」が何を表しているのかも考えずに読み始めたら、これはバスの中では読んでられないなと思いました。つい涙ぐんでしまう。最後の方は自分の部屋でボロボロ泣きながら読みました。

    悲しい話だったからこそ、ポジティブな部分を抜粋。

    つづけることはーーすごいんだぞ、と自分に言い聞かせた。
    始めることも終えることもすごいけど、こっちだって負けてないぞ、と
    付け加えて、
    生きてるんだから、生きてるんだから、と繰り返した。

  • Webでの評価程は感動しなかった。感動的な話もいくつかあったが、少し短くてすごく盛り上がるまではいかないのがおしいかな。

  • 短編集と思いきや
    微妙にリンクしていくのが
    やっぱり上手いなぁ!
    重松清。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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