ヘルタースケルター スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

監督 : 蜷川実花 
出演 : 沢尻エリカ  大森南朋  寺島しのぶ  綾野剛  水原希子  新井浩文  桃井かおり 
  • Happinet
2.95
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感想 : 366
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953032262

感想・レビュー・書評

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  • これは何?
    面白いと思えなかったんだけど、最後まで観てしまった。
    怪演って言うんですかね?
    独特な雰囲気だけど、この感じ何だか。。
    ストーリーは違うけど、この雰囲気と言うかザラザラ感。
    何かに似ている気がします。

  • 原作の世界観のまま、実写に移すことに成功している。
    検事が原作とは年齢が異なる感じになっているのも実写にあたってはしかたがないかなと。
    まぁ、そのせいで臭いセリフに違和感でちゃってるのが、唯一の減点箇所。
    ストーリーは原作同様なので、言わずもがな素晴らしい。
    見られること、消費されることによる錯乱。
    素晴らしい。

  • りりこ役に適した役者は沢尻エリカ以外いない。
    大森南朋のセリフが異様にポエムじみてて、ものすごい違和感。劇中ずっと浮いてた。気の毒だった。

  • 2012 日本
    監督:蜷川実花
    原作:岡崎京子『ヘルタースケルター』
    出演:沢尻エリカ/寺島しのぶ/桃井かおり/水原希子/綾野剛/新井浩文/窪塚洋介/大森南朋

    「さくらん」ぶりの蜷川実花は、やっぱり豪華絢爛映像美が素晴らしかったです。あの独特の色彩感覚で統一された衣裳やセット見てるだけでも目の保養だった。内容のほうも、予想してたよりずっと見ごたえがあって、映画としても面白かったので得した気分。そしてやっぱりエリカ様は素晴らしいなあと(笑)。なんやかんやで、顔も可愛いし演技も上手いし、ナイスバデーで脱ぎっぷりもよく、りりこの孤独と狂気がひしひしと伝わってきました。何度か涙しましたもん私。マネージャーの羽田ちゃんとその彼氏・伸ちゃんに対する仕打ちとかはかなり非道ですけど、それでも彼女らを惹き付けられずにはいられない魅力が、りりこにはあるんですよね。

    キャストはエリカ様以外も、皆はまり役で素敵でした。おねえ系メイクさん役の新井浩文の、最後のりりこに対する台詞とかすごく泣かせたし。

    あと、使われてる曲のセンスがとても良かった。挿入歌の戸川純「蛹化の女」のはまりっぷりが特に素晴らしく、むしろこれが主題歌かと思いました。 エンディング曲(「The klock」)もすっごいかっこよくって、「AA=」って誰?って調べたら、なんと正体はマドカプのクレイ(!)。そらかっこええわ~。
    (2012.12.25)

  • ストーリー自体は特に良いってこともない。
    悪くもないけど。
    その点で言うと2.5点(5点満点中)



    とにかく、沢尻エリカ様が美しくてたまらない!


    エリカ様演じるリリコと、演じてるエリカ様本人がだぶっちゃうんだよね。
    「別に・・・」とかやらかしたから、あれのせいでw
    リリコが本物に見えてくる。

    だからこの映画はストーリーがイマイチでも観れる映画になったなぁという感じかな。

    キャスティングがうまかったのね。

    ストーリーそのものは原作のほうが面白い!って話だから
    今度TUTAYAで借りて来よう。


    R15指定なので、エロシーン満載。
    エリカ様の全身を堪能出来ちゃいます。


    そしてなんていうかエリカ様の顔って
    本当に整形でもしたのかっていうぐらい整っていると言うかお人形みたいなので
    映画の全身整形って設定がまじもんに見えてくるレベルで美しい訳よ。

    んであの監督の独特の色使いがまた効いててね

    真っ赤な色がめっちゃ似合うのよねエリカ様に。
    かといってさ、純白も似合う訳。


    妖しくて、どこか影が合って、黒い様なイメージのカラーもどんぴしゃなのに
    クリーンで、純粋で、純潔なカラーも嘘偽りなく似合うっていうね。


    私はエリカ様のわんわん泣くシーンが好きだったな。屋上で。


    大人がする泣き方じゃないんだよね。
    あの泣き方って。
    もうぶっ壊れちゃったような、少女がする泣き方でさ

    でもあのシーンではあれが映えるんだよ、これがまた。

    あんなに酷い事してキレちゃてて危ないのに
    可哀想だなぁ~って同情心を煽られるっていうかね
    演技下手な人があれやったらたぶん、胸糞悪い映画にしかならなかったと思うんだよね。

    美や愛への執着と、狂気、残酷、官能、

    をうまく体現してたと思う。



    それから寺島しのぶ!

    これはまたもうすごい役だったwww

    りりこに、
    プライドから自分の男までありとあらゆるものを強奪され
    犯罪まで強要されて、

    それでもなおリリコが好きっていう役どころなんだけど
    この演技の絶妙さが凄かったww

    強奪されることも、犯罪を犯す事も嫌なんだけど
    それでもリリコには自分がいなくてはいけないという考えに憑りつかれているっていうか

    あれはDVを繰り返す夫から離れられない妻みたいなw
    共依存をすっごい上手に演じてたね。


    最後の目玉潰しは正直要るの?!っていう演出だったけど。。。


    リリコは
    自分の変わりはいくらでもいる、
    美しい、可愛い人なんていくらでもいる、
    自分なんてすぐに忘れられる、

    っていう思いに駆られてて周りに狂気を振りまくけど


    本人が思っている以上に周りの人はみんなリリコの事を愛しているんだけどね。


    まぁそれに気が付けないところがリリコの不幸なところで
    そういう人っていっぱい居るんだろうなって思うわ。

    気が付けないというか、それが求めてる物なのに分かってないというか
    分からずに一人違う方向へと走ってしまうっていうかねー


    本当に気が付かなきゃいけない、知らなくてはいけないものを
    それが何であっても自分が一番欲しい時に真実に気が付くっていうことは
    難しいと思う。


    自分が傷付いたり、大事な物を失って初めて気が付いたりする事って沢山あると思うんだよね。
    そこに辿り着くまでの過程で気付けたら失わなくて済んだかもしれないし。
    そうやって人は成長していくんだって、慰められるけど
    大事な物を最初から見据える事が出来る人も居る訳で
    私もここまで来るのに大事なものに気が付けなかった事が多々あるわけで。。。




    強いから美しくなったんだというリリコの妹と
    美しいから強くなるのよっていうリリコの会話も印象的だったかな。


    でも美しいからってそれが幸せに繋がる訳でもなく


    若さと美しさは=じゃない。
    若さは美しいけど、美しいは若さではない。

    美しさにはもっと深い色々な物が含まれているっていう

    最後のシーンも。



    「美しさとは」を過激に描いた映画ってところですかね。



    それにしても沢尻エリカ美しすぎた。

  •  違法な行為を行っている医師の下で、全身整形を行ったリリコが絶頂期を迎え、そして凋落していくまでの話。

     まあ、話としてはよくある話だと思いますが。
     沢尻エリカがとても美しいのはよくわかる。
    「整形美人」と言われるくらいに美しい。
     まあ、この辺りは蜷川実花さんが入っているから当然といえば、当然なんだと思いますが、とにもかくにも美しい。プロポーションも立ち姿も、付けまつげをした姿も……。
     本当に何もかもが……。
     そして、蜷川さんが入っている分だけ、よりいっそ赤がまがまがしい……。
     こういう赤とカラフルの色の組み合わせのセンスは大好きです。元気じゃないとパンチが効き過ぎてて、ちょっと疲れるんですけどね。

     そういうわけで、沢尻エリカの演技と、ただれた空間の色彩がすごくきれいだった。
     混乱していく世界のごちゃごちゃと……。

     確かにR18に相当する内容だったと思いますし、そういわれても仕方ない問題作だったと思いますが、演者さんが皆、内容が内容だけに、実力派の人ばかりで映画としても見ごたえはものすごくあったと思います。

     ただし、家族と一緒に見るのはオススメしないです。
     相当気まずいことになること請負です。

  • 観ていて痛い映画でした。
    私も女だもの、綺麗になりたいという思いは十分にわかります。
    10代の終わり、ちょびっとだけモデルの世界を垣間見ましたが、みなさん、プライドが高くて高くて(笑)
    でもね、私は整形はそんなに悪いことかな?とも思うんです。
    実際、整形をする人は元の顔からものすごく変えるわけではないみたいだし、整形することによて自信をもてて、人生を楽しくすごせるならそれはそれでいいと思うんです。
    最悪なのは・・・外見は美しくなっても中身が逆がブスになっていくパターンですよね。
    この映画の主人公りりこは女王様になりすぎた!
    整形をしていなくても、年齢と共に肌の衰えとかはきます。それでうつっぽくなることだってあるというのに。
    彼女は整形の後遺症もでてくるしね。
    監督が蜷川実花ってことで、きっと赤やピンクが豊富につかわれた艶やかな映像なんだろうなーとは思っていましたが、りりこにはなんだかぴったりでした。
    沢尻エリカとりりこがあまりにぴったりで、本当にこういうキャラなんじゃないの?って思ってしまったくらいだから、それはやっぱり沢尻エリカの演技がよかったってことなのでしょう。
    この映画を観ていて、なぜか脳裏に楳図かずおの「洗礼」が浮びました。
    ラストのりりこの微笑みをみた時は、まさに楳図かずおの漫画そのもので、ゾクっと背筋が冷たくなりましたよ(笑)
    評価は高くてもいいと思います。が、私は嫌悪感を覚えたので★3つ~。

  • 綺麗でなかったら必要ない

    見た目の美しさを重視する現代を象徴している映画です。
    芸能人は確かに見栄えが良いことが商品価値であるけれど、なら美しければ誰でもいいのか?
    そこで葛藤するのが沢尻エリカ演じるりりこ。

    前半は沢尻エリカの美しさに引き込まれます。
    なんて完璧な顔を持った人なのだろうと。
    あんなに胸をさらけ出すことまでできるのはこの人しかいないのかもしれない。

    蜷川実花の映像美とも相性がいいですね。
    派手な色彩に負けていない。

    と、まぁ映像に関しては見る価値がありますが、ストーリーに関しては安っぽいサスペンスみたい。
    若手に追い抜かれて、ヤケクソになって他の人を巻き込んでまでの傷害事件。
    あまりいい気分になれませんでした。

    最後の記者会見のシーンは私にとって謎。
    赤と白の対比を見せたかったのだろうけど、目から血がほとばしるのは現実離れしていて意味がわからなかった。

  • 蜷川監督作品、期待以上に美しかった。
    沢尻エリカの演技がうまくて美しく、冒頭から一気に引き込まれ、最後まで見飽きなかった。キャストが全員はまり役だったのもあると思う。登場人物が全員、美しくなりたいという欲望、性欲、好きな人と一緒に居たい純粋な気持ち、嫉妬、お金などなどの本能どおりに素直に生き素直に表現している人達で、ドロドロしているストーリーの割に誰も悪くないと思ったし、嫌悪感を抱かなかった不思議な映画。ストーリー自体はシンプルだったので、一体どんな結末で終わるんだと不安だったけれど、終わり方も色々想像が膨らむ面白い魅せ方をしてもらえて満足。

    りりこが妹に話した「強いから美しくなったんじゃなく、美しいから強くなったの」という言葉が心に残った。その言葉を発しているときにはすでに整形の後遺症に悩まされ始めていて、強くあることが難しい時だったのに。
    外見も内面もそれぞれ大事にしていかないといけないとは思うけれど、どちらかだけ整えても平穏な生活は送れない厄介な世の中なのだと思う。そして、どちらに対しても満足できるという人はほとんどいないだろうなとか考えて、観た後はどっと疲れてしまった。自分が安定している時に観ると前向きな気持ちになれるけれど、自分が弱っている時に観るとただ人間不信に陥るだけの映画になってしまうので注意です。

  • やっぱり色彩が蜷川実花ワールド全開。
    美しくなりたいと思う心は時に強迫観念にすらなってしまうのだな。
    でも、リリコの部屋だとか、御曹司と会う時の夜景がみえる部屋だとか、いかがわしいクラブだとか、ひとつひとつの空間作りとしては超絶かわいいとおもう。住みたいかどうかは別として。
    エリカ様がやっぱり美しい映画でした。

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著者プロフィール

写真家、映画監督。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映像作品も多く手がける。監督作品、『さくらん』『ヘルタースケルター』『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』

「2022年 『花、瞬く光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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