いつか、虹の向こうへ (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 30
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感想・レビュー・書評

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  • うん、これは力作、特に主人公がボコボコにされるところも含めて古き良きハードボイルドっぽい感じがなかなか。

    ミステリとしてはちょっと強引だし途中で犯人が分かっちゃったんだけどまあそこがメインじゃないよねということで。

  • 同居生活の中に少女が加わり云々のAmazonの説明や、テレビ東京賞受賞とか、万人受けを狙ったホームドラマ風ほっこりストーリーなんだろうと勝手に思い込んでいたわけですが、いざ読んでみたら思い切りハードボイルドでしたw
    (因みに、横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞のW受賞だそうです)

    主人公・尾木遼平の荒んだ性格や生活はなかなかリアルでしたが、彼が陥った不幸の数々や、ここぞという時に味方のヤクザが登場したりとか、ちょっと御都合主義っぽいかな。
    あと、諸々の設定や人物像、そしてラストとか、如何にもTV受けしそうな感じ。
    でも、最後まで飽きさせないし、物語は面白かったです。

  • 尾木遼平,46歳,元刑事.職も家族も失った彼に残されたのは,3人の居候たちとの奇妙な同居生活だけだった.家出中の少女が彼の家に転がり込んできたことがきっかけで,ある殺人事件に巻き込まれてしまい・・・.
    さすが伊岡作品といった感じ.哀愁漂う雰囲気は抜群.文句なしに面白かったです.読んでる中で,タイトル「虹の向こう」の意味を知ったとき,ちょっとウルッときますよ.

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』(『約束』を改題)で、第25回「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し、作家デビュー。16年『代償』で「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、50万部超えのベストセラーとなった。19年『悪寒』で、またも「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、30万部超えのベストセラーとなる。その他著書に、『奔流の海』『仮面』『朽ちゆく庭』『白い闇の獣』『残像』等がある。

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