採用基準 [Kindle]

著者 :
  • ダイヤモンド社
4.15
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本棚登録 : 708
感想 : 98
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感想・レビュー・書評

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  • リーダーシップについて全般書かれている本。
    リーダーがリーダーシップを発揮しないと行けないということはない。
    それはリーダーの役割だ、などよく聞かれる話ですが、成果最大化するためにはどういうマインドセットにすべきかを説いている。

  • 採用基準、読了。リーダーシップ、避けていた論点やったなぁ。まさに、今読んで良かった本

  • 全てのサラリーマン必読です。ほんとに。

    本のタイトルが「採用基準」ですが、本の著者はマッキンゼーの人事であり、内容はマッキンゼーの採用基準です。
    一番印象的なのが「リーダーシップ」です。要は社員それぞれがリーダーとして率先的に動く事です。

    大企業ほど階層が深くて、末端社員という意識が強い人が多く、率先して動く人は少ないと思います。なので私は「リーダーシップ」辺りを読んではっとしました。

    この本を読んでから、上司に頼るだけでなく、自分で考えて動く様になりました。それから周りの評価も変わっていきました。

    私はこの本のおかげで行動を変える事ができ、周りから高評価を得られる様になりました。大きな組織で結果を出せずに燻っている人、ぜひこの本を読んで率先して動ける人になって欲しいです。

  • 日本におけるリーダーシップの誤解や、本書の訴える(グローバルにおける)意味でのリーダーシップの重要性に関する話。
    (場合によりやや極端な)たとえ話やマッキンゼーの取り組みの話がやや冗長で、半分近くは読み飛ばしできるので読了に時間はかからないと思う。

    タイトルから採用戦略の話を多少想定したのだけど、そういう話はあまりなかった。「日本人に足りないリーダーシップはこれ」みたいな話が中心。

  • リーダーシップ!高めてやんよ!!!

  • 就活生を含む、ビジネスマン全ての方にオススメしたい本です。
    タイトルは採用基準ですが、特に重要なのがリーダーシップと
    説いて、リーダーシップの本質を中心に書かれています。
    自身、リーダーシップとマネジメントを混同したり、「船頭多く
    して…」のように、リーダーシップを取れる人は一人でいいと、
    ご指摘の通り誤解していたなぁと反省。成果にコミットする企業
    文化が不可欠であることも、いい気づきでした。
    リーダーシップは資質では無くて技術なんだなぁと感じ、今後
    意識を変えて取り組みたいと思うところです。

  • マッキンゼーが採用する、もしくはしたい人材は、本質的には他の企業が採用したいと考えている人材と変わらないという。ケーススタディを使った面接についても、正しい答えを導き出す能力を見ているわけでもない。

    では、どういう人を採っているのか。著者の主張を要約するならば、リーダーシップを採ることが出来る人材ということだろう。

    リーダーシップは、組織の上位職であるいわゆるマネージャーとは異なり、組織内のすべての構成員が持つべきものであり、発揮するべきものであるという。リーダー以外は、全てフォロワーとなっては、結局マネージャーとは変わらないと。

    確かに、そうかもしれない。しかし、それは、マッキンゼーのような優秀な人材のみによって構成される組織では可能であろう。一般の社会の大多数は、フォロワーであることを疑問にも思わず、むしろ誰かに決めてもらい、決められたことを決められたとおりにやる、それを積極的に望んている人が多いのが実情である。

    当然、そうした事実も含んでの著者の主張であり、日本が経済的に停滞している理由や、外交上でもイニシアティブを取れない理由もそこに求めている。問題の本質は奥深く、一人ひとりが強い使命感を持ってリーダーシップを実践したとしても、周りがリーダーシップといものを正しく理解していなければ、リーダーシップを効果的に実践することは困難となる。それでも、リーダーシップは皆に必要なの、そう著者は言いたいのだろうが、鶏が先か卵が先かの議論のような気もする。書中でも触れられているように、政治の世界で小泉純一郎元首相は戦後日本の歴史上で、最もリーダーシップがあった政治家だと思われているが、それでも成し遂げたことは少ないという事実。

    先ずは、身近な自分の置かれれいる環境の中で、リーダーシップを発揮し、周りの人間にも同様にそれを実践できる環境を整える。出来ることからやろう、そう思うべきであろう。

  • マッキンゼーが採用する、もしくはしたい人材は、本質的には他の企業が採用したいと考えている人材と変わらないという。ケーススタディを使った面接についても、正しい答えを導き出す能力を見ているわけでもない。

    では、どういう人を採っているのか。著者の主張を要約するならば、リーダーシップを採ることが出来る人材ということだろう。

    リーダーシップは、組織の上位職であるいわゆるマネージャーとは異なり、組織内のすべての構成員が持つべきものであり、発揮するべきものであるという。リーダー以外は、全てフォロワーとなっては、結局マネージャーとは変わらないと。

    確かに、そうかもしれない。しかし、それは、マッキンゼーのような優秀な人材のみによって構成される組織では可能であろう。一般の社会の大多数は、フォロワーであることを疑問にも思わず、むしろ誰かに決めてもらい、決められたことを決められたとおりにやる、それを積極的に望んている人が多いのが実情である。

    当然、そうした事実も含んでの著者の主張であり、日本が経済的に停滞している理由や、外交上でもイニシアティブを取れない理由もそこに求めている。問題の本質は奥深く、一人ひとりが強い使命感を持ってリーダーシップを実践したとしても、周りがリーダーシップといものを正しく理解していなければ、リーダーシップを効果的に実践することは困難となる。それでも、リーダーシップは皆に必要なの、そう著者は言いたいのだろうが、鶏が先か卵が先かの議論のような気もする。書中でも触れられているように、政治の世界で小泉純一郎元首相は戦後日本の歴史上で、最もリーダーシップがあった政治家だと思われているが、それでも成し遂げたことは少ないという事実。

    先ずは、身近な自分の置かれれいる環境の中で、リーダーシップを発揮し、周りの人間にも同様にそれを実践できる環境を整える。出来ることからやろう、そう思うべきであろう。

  • リーダーシップについて書かれた本。
    マッキンゼーの採用基準をベースに話が展開するのは確かだが、人事や求職者だけでなく、すべてのビジネスパーソンにお薦めできる良書。

  • マッキンゼーにとっての採用基準である、リーダーシップ(リーダーシップポテンシャル)こそが、実はいまの日本全体にとっても必要なもの。

    (「リーダーシップ」をタイトルに使わない、こういうタイトルのつけ方は、わりと好み)

    リーダーシップはTrainable(育成可能)なもの。
    リーダーシップの発揮が必要、訓練すべきもの、という認識がもっと広がれば、日本でもリーダーシップを持つ人材がもっと増やせるはず。

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著者プロフィール

キャリア形成コンサルタント。兵庫県出身。一橋大学法学部を卒業後、日興證券引受本部(当時)を経て、カリフォルニア大学バークレー校でMBAを取得。1993年から2010年末までマッキンゼー・アンド・カンパニー、ジャパンにて、前半はコンサルタント、後半は人材育成や採用マネージャーを務める。2011年に独立し、文筆・発信活動を続けるほか、リーダーシップ教育や生産性向上のための啓蒙活動にも従事。著書に『採用基準』のほか『生産性』(ダイヤモンド社、2016年)などがある。

「2012年 『採用基準』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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