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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (663ページ)
感想・レビュー・書評
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ミステリ小説家を目指す人に向けて、ミステリ小説の大御所から官能小説作家まで広範囲の作家の助言や経験をインタビューに答える形で一冊の本としている。
内容は作家向けではあるが、ミステリ小説ファンにとっても作家の苦労がわかり、読書の楽しみが増える。
また、ここに書かれた内容はミステリ小説に限られた物だけではなく、書くことに対するスタンスを見直す有用な資料となる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『語彙力こそが教養である』で紹介されていたので読んでみた
いろんなミステリー作家が,書くときに何を考えているかなどを書いている
『語彙力こそが〜』で言われていた通り,何人かが文体の話をしていた
同じ作品を何度も読んで,文体ごと吸収するという話も出てきた
基本的には作家志望の人に向けて書かれているので,そうじゃない人にはあんまりはオススメできない
でもミステリいっぱい読んできた人にならファンブックとして読んでみたら面白いと思うといった感じ
観察を大切にして常にメモ帳を携帯したり,一つのアイディアを最大限に生かすためにいろいろ工夫する
見せ方としては順番や構成,トリックにこだわりすぎずに人をしっかり書く,説明を多くしすぎずに会話で表現する,視点などに注意する
同じ本を何度も読んで,どこで感動したかを分析する読み方をしたりもする
創造的な活動をするなら作家に限らず,役に立つところはありそう
またもっとミステリーを読んでから読み直したい