なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である [Kindle]
- 文響社 (2016年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (207ページ)
感想・レビュー・書評
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Windows95の設計思想を生み出した著者が、効率よく仕事ができる「ロケットスタート時間術」を提唱した本。
「時間を制する者が世界を制している」
本書は、著者が経験を通して身につけた「ロケットスタート時間術」を解説しています。
ラストスパートで仕事を終わらせようとする「ラストスパート志向」では、効率的に仕事をこなすことができず、結果的に仕事は終わりません。
予定の最初の2割で仕事の8割を終わらせる「ロケットスタート志向」を心がけることで、ミスの修正や不測の事態に余裕をもって対処できます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Windows全盛期を支えた実績のある著者だからか、言葉の説得力が強い。「ごちゃごちゃ言わずに取りかかれ、ただし戦略は立てて効率よくやれ」という強いメッセージが伝わってくる。本書を読むと自分もなにかに取り掛からなくてはという気持ちになる。
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時間術の本だと思うなかれ。この本は確かにあなたの毎日の仕事やタスクを効率よく消化していくノウハウも書いているが、それ以上に著者が経験してきたことを今のまだ若いあなたに擬似体験させてくれる一冊である。仕事とは何もお金をもらって平日だけ働く物を指すのではない。人生を通して、自分が本当にやりたいことをやるためのタスクや目の前のToDoをも指す。今一度あなたの生き方や働き方を考えさせられる一冊とともに、読み終わったらすぐ行動に駆り立たせてくれる一冊である。
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・あなたの仕事は、仕事を終わらせること
・ロケットスタート(界王拳)が大事
○2割の期間で、8割終わらせる
→手を動かしながら考える
→応用問題から取り掛かる
→困難は分割せよ(デカルト)
×ラストスパート
・知ることだけでは十分ではない、それを使わないといけない。
やる気だけでは十分ではない、実行しないといけない。(ドイツの文豪ゲーテ) -
仕事の7割りを期間の3割りで集中して終わらせ、残りの7割りを流しで行うという仕事スタイルです。そのために連絡をたったり、マルチタスクを辞めたりなどの工夫が書かれています。
最初の3割りでプロトタイプを作ってしまうことで、上司を含めたメンバーと意思疎通を行うことができ効率的な仕事ができます。また、何かを提案する際もプロトタイプがあれば理解してもらいやすく、受け入れてもらいやすいという利点があります。
また、仕事の考え方として「〇〇を予約するのが仕事ではなく、〇〇を届けることが仕事である」のように、努力をするだけでなくその結果を出すことが仕事であるとしています。 -
オーディオブック。
難しい課題は分離して考える。
ex)カレーを作ろうと思ったら、ルーとにんじんがなかった。しかし、ルーがないこと、にんじんがないことを分離して考えたら、ルーはカレー粉で代用できるし、にんじんはなくても作れる。という風に分離して考える。
締め切りのための締め切りをつくる。
ex)12時集合なら、11時半に近くのスタバに着くように時間を管理する。
100点を目指さない。どうせやり直しになるから、80点でもいいからとにかくスピードを重視して、早く出す。 -
2:8の法則のタイムマネジメントは、目からウロコだった。マイクロソフト時代のエピソードが書かれており、大変興味深かった。なかなか実践することは難しいと感じつつ、現状を改善するためには今から行動し、無意識にできるようになりたい。
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徹底的な時間管理。
ロケットスタートを意識。ラストスパートは危険。
はじめに本気でやってみて目処を立てる。 -
時間術の本だと思って読んでいたけど、人生哲学の本だった、というのが感想
筆者が提唱するロケットスタート時間術はどこから編み出されたかというと、どうやって好きなことにかける時間を多く、嫌なことにかける時間を少なくするかという最適化の発想が原点となっている
一度きりの人生、如何に自分にとって楽しいことをして過ごすかという筆者の哲学を感じる
また、今の時代に合っているのではないかとも思う
個人的に一番心に残ったのは、ロケットスタート時間術は納期を守るためのものであり、際限なく仕事をこなすためのものではないという点
時間管理をして際限なくタスクをこなそうとしていた自分にとって、ロケットスタートで仕事を開始し、残りは流すというやり方があること、それこのような成果を出している方が提唱していることを知って考えが切り替わった
ありがとうございました