- Amazon.co.jp ・電子書籍 (213ページ)
感想・レビュー・書評
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この本に出てくるような、若くして、若いからこそ苦労している女性は世の中に沢山いるのだろうなと思った。
偏見を持たれがちな境遇の女の子に対する著者の寄り添う姿勢が素敵だなと思った。 -
Kindle Unlimited読み放題の対象です
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中学生くらいから彼女たち自身は気づいてないように見えるが窮地に立たされ続け、生き延びてきた子たち。あまりにも目の前に選択肢がなさすぎる。持っているものが若さと女性というだけでほとんどなかった子達に他にどんな選択ができただろう。ただただ生きるために彼女たちなりに問題を解決してきたことがよくわかり、胸が痛かった。人生に困難はつきものだ。高すぎる壁を乗り越えてきた彼女達の未来が少しでも明るいものでありますように。
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沖縄の女の子たちの話。沖縄は土地柄今でも暴力を内包しており、その行きつくところは女性と子供という悲しい現実。救いは、それでも自分をしっかり持って、ないし素敵なパートナーに恵まれて立ち直る子も中には居るというところか…
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沖縄県出身の作者が故郷の大学に教職を得て就職し、その研究活動の一環として、逆境にある沖縄の少女たちに聞き取りをしまた、何らかの支援をしたことをまとめたのが本書。
私だったらきっと直視できないような現実を赤裸々に語らせる筆者の聴く力、寄り添う力はさすが。
他方、臨場感を伝えようとしすぎたのか、随所に登場する口語が、読者の理解を妨げてし待っている部分もあると思われる。 -
まずなによりタイトルがすごくいい。とても情緒的でありながら、他にないくらい的確に内容を表現している。暴力と貧困の中で生きる女性たちのよくあるインタビュー集のように見えて、いわゆるジャーナリストのルポとは一線を画している。アカデミックな専門家かフィールドワークをしっかり行うと、よくあるテーマでもここまで違うものかと。