ムーンライト スタンダード・エディション [DVD]

監督 : バリー・ジェンキンス 
出演 : トレヴァンテ・ローズ  アシュトン・サンダース  アレックス・ヒバート  マハーシャラ・アリ  ナオミ・ハリス 
  • TCエンタテインメント
3.37
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  • (20)
  • (6)
本棚登録 : 390
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4562474188173

感想・レビュー・書評

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  •  ある黒人の少年期、青年期、成人期を描く。

     三つの時期に分けて描くことによってある種の循環が見える。マハーシャラ・アリ演じる立派な黒人男性がなぜ麻薬の売人なのか。いじめられっ子だったはずの主人公が大人になって麻薬の売人になる過程を見て、何となくその理由が分かる気になる。
     ただ、この映画はそういった貧困と犯罪の連鎖を描きつつも、そこで生きる人々をただの被害者として描いていないように感じた。弱さ故に憎むことになる時があっても人との絆で人は生きていける。そんな思いを感じた。

  • 3.5。えっあれっ終わった!みたいな感覚だった。心理描写が素晴らしく、なんか深い映画だな〜とは思ったけど個人的な趣味趣向からすると好きー!ってほどではなかった。大事なシーンがあえて映像化されてなくて、飛んでるという手法はなるほどと思った。人間の弱さとか複雑性がよく描かれてるとおもう。

  • 2021/8/17
    音の少ない映画、抵抗はある。

  • 自分とは遠いところの話として片付けてはいけないのだろう

  • B+。
    映像が美しい。
    時間は流れている。

  • 映像がきれい。音楽も静かな音楽で、落ち着いた雰囲気の映画だった。
    リトル・シャロン・ブラックと、少年期・思春期・成年期の3部構成。ゲイ差別いじめ、親子関係の確執…学校でのいじめと母親の機嫌に振り回される少年期、思春期なシャロンの生きづらさ。観ているこっちも苦しくて辛くなる。そして、ほのかな恋心もつかの間、ある出来事で思春期が終わる…
    シャロンがマッチョになっても、ケヴィンの前ではうつむきがちで、無口な昔と変わらないところが良かったな、と思う。

  • GYAOで視聴。
    このような作品がアカデミー作品賞受賞とは想像もできないが、映像美と3世代毎の主人公の個の模索の姿には感銘を受ける。マハーシャラ・アリやナオミ・ハリス、ジャネール・モネイ等脇を固める役者が上手いからだろう。特にマハーシャラ・アリは出演時間こそ短いものの「グリーン・ブック」に劣らぬ存在感があった。しかし、何でこれがR15+指定なのか全く理解できない。

  • 映像がとにかくきれい。月が出ている夜に黒人は青く光って美しいというエピソードがありタイトルは「ムーンライト」。それを象徴するように黒人たちの黒い肌がすごく美しく映えている。
    そういう美しい映像で、黒人の狭い社会や、貧困、同性愛への偏見などが描かれている。
    ラストで若干安住の地を見つけたようではあるが、基本的には絶望が深い。そこら辺はウィンド・リバーとテーマを共通にする。

    母親はドラッグに溺れていて、まともに育児をしてもらえない。逃げ込んだ場所は、皮肉にも麻薬の売人の家庭であった。子供ながらに同性愛を自覚し始めていて、なよなよとした振る舞いをクラスメイトからいじられる。成長してからも、本人は至って実直に生きているにも関わらず、母親の薬物依存はどんどんひどくなっていき、いじめもエスカレートする。そしてついに我慢の限界を超えて、いじめの加害者に大して暴力で応戦してしまう。刑務所(少年院?)を経て、結局自らも望まずながら麻薬の売人となってしまう。

  • 正直 最後絡みがなくてホッとした。シャロンのことを思うと辛くて…絡んでしまったらもっと辛いわ。人生クソだわと思うまわりに勝手なヤツがなんと多いこと。欲ってのは周りを巻き込むものなんだなってあらためて思った次第。

  • 横たわる悲哀と青い、青い夜。
    いろんな感情を推し量らせる、役者の表情がすごい映画だった。
    母との和解のシーンに一番ぐっときた。シャロンという美しい名前。

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