野球を題材とした9つの短編集。
野球選手自体がメインの作品はむしろ少なく、野球ファンが主人公のものが多いのが新鮮でその中に野球ファンがクスッと来るような小ネタが取り入れられていておもしろかった。
個人的には「もうひとつの10.8」と「地球連邦大学学紀要No.一二八三八」がオススメ。

2018年4月11日

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読書状況 読み終わった [2018年4月11日]
カテゴリ 小説

「政治家にも資格試験を!」世襲議員やトラブルを起こす議員が増える中、政治家としての適性を図るための試験を導入したら?というシミュレーション的な小説。明らかに実在の政治家をモデルにしたようなキャラクターも出てきて楽しめる一方で政治とは?政治家とは?ということも考えさせられる内容だった。

2018年3月21日

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読書状況 読み終わった [2018年3月18日]
カテゴリ 小説

色々な作家の短編が楽しめるもので、それぞれの作家の作風の違いも感じられ面白かった。

2018年3月16日

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読書状況 読み終わった [2018年3月15日]
カテゴリ 小説

文庫版を再読。

2018年3月15日

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読書状況 読み終わった [2018年3月12日]
カテゴリ 小説

「高級」で売る業種をターゲットにしたファンドのボス藤浪と新人の古武士の買収劇を描いた経済小説。買収やファンドというとハゲタカ的なイメージが強いが藤浪と古武士の買収は「人生を豊かにする贅沢」がターゲット。本当の贅沢とはなんなのか?高級品だから贅沢なのか?考えさせられる内容だった。

2018年3月8日

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読書状況 読み終わった [2018年3月8日]
カテゴリ 小説

前作の「本能寺の変431年目の真実」に対しての「反論」に対して著者が更なる証拠固めをしてきた作品。
かなり信憑性はある気がするし、歴史の授業やドラマで伝えられた歴史が軍記物という物に依存しているということが興味深いものだった。

2018年2月22日

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読書状況 読み終わった [2018年2月19日]
カテゴリ その他

ドラフト関連の評論で知られる著者が日本の野球の歴史や野球場跡地などについて触れた作品。
文豪や小説家の作品での野球の扱われ方など興味深い内容も多く、勉強になる著作だった。

2018年2月10日

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読書状況 読み終わった [2018年2月10日]

ワールドカップ予選に苦戦し監督を更迭したサッカー日本代表の新監督選びを託された望月だが、サッカー協会、マスコミ様々な思惑がうごめき妨害が入る。果たして期限までに新監督を決められるのか?
スポーツサスペンスの名にふさわしく、張り巡らされた伏線がしっかり回収されていて読みごたえのある作品だった。

2018年1月28日

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読書状況 読み終わった [2018年1月26日]
カテゴリ 小説

警視庁いきもの係シリーズ。
相変わらず須藤と薄の「噛み合わない」掛け合いが面白く肩肘張らずに読みやすい作品だった。

2018年1月21日

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読書状況 読み終わった [2018年1月21日]
カテゴリ 小説

五色沼の水をめぐるテロリスト集団と相葉、井ノ原の同級生コンビの攻防もクライマックス。
銀髪の怪人との最後の対決の結末のところで相葉、井ノ原の少年野球時代のエピソードが反映されていてそう来たか!と思わされた。

2018年1月17日

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読書状況 読み終わった [2018年1月17日]
カテゴリ 小説

突然外国人テロリストに狙われることになった相葉は逃げ込んだ映画館で旧友の井ノ原と再会し一緒に逃げることに。
蔵王の御釜に隠された秘密は何なのか?
仙台に住んでいたことがあるだけに土地勘もあることでリアリティを感じられスピード感がありエンターテイメント作品として楽しめる内容だった。

2018年1月14日

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読書状況 読み終わった [2018年1月14日]
カテゴリ 小説

7年前に発生した児童誘拐殺害事件で大誤報を打ち左遷された敏腕記者の関口の所属する支局の管轄で小学生女児の連れ去り未遂事件が発生。犯人が二人いたとの証言から7年前の事件での疑念がよぎり再調査をはじめる…。
事件を追う記者と警察のやり取りがリアリティがあるのは著者が新聞記者出身ならではで、作品に引き込まれていった。
関口をはじめ登場人物の記者たちの報道に対する姿勢が胸に響く内容で最後まで興味深く読み進めることができた。

2018年1月8日

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読書状況 読み終わった [2018年1月8日]
カテゴリ 小説

「マスカレード・ホテル」の続編。
都内で発生した殺人事件の犯人が大晦日にホテルで開催される仮装パーティー「マスカレード・ナイト」に現れるという密告を受け、再びホテルマンとして潜入捜査を行うことになった警視庁の新田と前回同様協力することになったコンシェルジュの山岸。
前作でも「ホテルに訪れる客は仮面を被っているようなもの」という表現があったが、本作は本当の仮装パーティーが舞台で余計犯人特定が難しいという設定も面白かったが、犯人も予想外の仕掛けで最後まで楽しめた。

2018年1月3日

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読書状況 読み終わった [2018年1月2日]
カテゴリ 小説

広島東洋カープのスカウト統括部長苑田聡彦氏のスカウトとしての仕事術を紹介した一冊。
数多の名選手を見いだしてきたエピソードは野球ファンには興味深いだけでなく、苑田氏の仕事術は一般ビジネスマンにも通じるものがあり参考になった。

2017年12月30日

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読書状況 読み終わった [2017年12月30日]

俳優の菅原文太氏が生前歴史作家の半藤一利氏としていた対談が書籍化されたもの。幕末から明治にかけての薩長政権にとって都合のいい歴史に塗り替えられているという視点で幕末明治の大物やアウトローの枠組みに当たる人斬りまで語られていて興味深い内容が多く、また菅原文太の歴史にたいしての博識さに驚かされた。

2017年12月23日

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読書状況 読み終わった [2017年12月22日]
カテゴリ その他

「環境エンリッチメント」という観点で動物園で飼育されている動物にとって最適な環境を作る取り組みを行った飼育員たちの苦労などを綴ったノンフィクション。
ペンギン、チンパンジー、アフリカハゲコウ、キリンのそれぞれのエピソードが飼育員の苦労や苦悩が伝わってきて、言葉をしゃべれない動物の気持ちを推し量ることの大変さがよくわかった。

2017年12月16日

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読書状況 読み終わった [2017年12月16日]

金にこだわる姿勢からメディアに「ゼニバ」と揶揄される敏腕代理人・善場圭一が依頼人である選手に降りかかるトラブルを解決していく短編集。
メディアにどう書かれようが選手のために最善を尽くす善場のキャラクターが魅力的でどのストーリーも興味深く読み進められた。
元新聞記者の著者の取材力なのかリアリティがあって読みごたえ充分だった。

2017年11月30日

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読書状況 読み終わった [2017年11月29日]
カテゴリ 小説

「ススキノ探偵」シリーズの映画のノベライズ。原作小説をベースにした映像作品のノベライズのため、探偵が「もじゃ毛」とされたり完全に映画主演の大泉洋を意識したものになっていて、原作とは別物の作品のように思えた。

2017年11月28日

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読書状況 読み終わった [2017年11月25日]
カテゴリ 小説

上巻に続き、自殺として処理されていた派遣労働者の殺人事件をベテラン刑事の田川が地道な捜査で真相にたどり着いていく過程の描写が臨場感がありストーリーに引き込まれていった。
ラストも含め、実際の日本社会でも同じようなことが起こっているのではないかというリアルさを感じた。

2017年11月21日

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読書状況 読み終わった [2017年11月19日]
カテゴリ 小説

初任幹部科教育を終えたキャリア警察官の柿崎が配属されたのは山梨県警上吉田署の富士樹海で見つかった遺体専門の部署・地域課特別室。
栗柄、桃園、明日野の3人の個性的な部下に振り回されながら、樹海で発見された居たいから事件の匂いを嗅ぎ付け、解決していくというストーリーはプロットもしっかりしていて、3つの事件の短編構成になっているものの一貫した伏線も張られていて面白く読みやすい作品だった。

2017年11月18日

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読書状況 読み終わった [2017年11月16日]
カテゴリ 小説

2年前に自殺として処理された身元不明遺体が身元確認作業の中で他殺の可能性が出てきたことで、再捜査を行うなかで明らかになる非正規雇用社員の闇。格差社会が産み出した様々な問題がリアリティがあって読みごたえ充分で下巻でどうストーリーが着地していくか楽しみ。

2017年11月15日

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読書状況 読み終わった [2017年11月12日]
カテゴリ 小説

幕末に京都の近江屋で暗殺された坂本龍馬が実は生きていたというシミュレーション的歴史小説。
構成に伝えられてきた明治維新の歴史が薩長政権によって「捏造」されたものであるという本がいろいろ出版されているだけにさもありなんという内容で興味深いものだった。

2017年11月9日

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読書状況 読み終わった [2017年11月9日]
カテゴリ 小説

経済部から政治部に異動となった新聞記者・松岡はひょんなことから官房長官の阪の番記者となる。「トップリーグ」と呼ばれる官房長官に食い込んだごく一部の記者となった松岡だが、元同期の週刊誌記者酒井が掴んだ昭和の一大疑獄事件の真相に巻き込まれていく。
登場する政治家が明らかに現政権の人物を彷彿させる中、「トップリーグ」という名の元での情報操作、情報統制が行われているとしたら恐ろしいなと感じさせられた。
ラストは結末を明確にせず、読者の想像に委ねる形になっているのは少しもやっとしたが、決断を迫られた松岡がどちらの判断をしたのか?人それぞれ捉え方が変わってくると思った。

2017年11月1日

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読書状況 読み終わった [2017年10月31日]
カテゴリ 小説

スキークロスカントリーでオリンピックを連覇し、国民的英雄のまま引退した竜神が突如現役復帰を発表。竜神の高校時代からの親友でスポーツ紙記者の杉本は今一つはっきりしない竜神の復帰理由を取材するうちに竜神のドーピング疑惑に直面する…。
スポーツ界のドーピング問題、ヒーローを「作り上げる」スポーツマスコミの罪など色々考えさせられるテーマが多く色々と考えさせられる作品だった。

2017年10月22日

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読書状況 読み終わった [2017年10月21日]
カテゴリ 小説
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