ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140347

感想・レビュー・書評

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  • とても面白く読めました。
    衣装ダンスの奥に進むと、異世界に通じているという設定が特に素敵だなと思いました。
    私は小さい頃、押入れのなかとか、外と隔てられる秘密の空間のような場所が好きで、よく空想などして遊んだので懐かしい気分になりました。
    今の子どもだって、こんな身近なものならうちにもあると、夢が膨らんで楽しいんじゃないでしょうか。
    そして、異世界での描写もどれも細かくて想像し易くワクワクします。
    人間の欲望や優しさ勇気いろんなことを教えてくれているところも素敵です。
    最初から最後まで、子どもが夢中になれるものであふれてました。
    そういう作品は、大人も夢中にさせてくれるんですよね。

  • どきどき、はらはら!!!
    ナルニア国に行った4人の結末が気になって、読むのが止められませんでした。
    ナルニア国の色鮮やかな景色や、動物たちの様子が目に浮かび、ファンタジーは素敵だなあ、と思いました。
    続きはどうなる!?

  • いまさらすぎてすいません。多分昔読みかけてそのままになって、あらすじだけで超読んだ気になってた。お恥ずかしい。
    いやもう純粋に面白かったわ…これむしろ大人に読んで欲しい。もうね、序文からして泣けるんだよまじでさあ。有名なのかなこの序文。みんな読んで。
    物語の展開は当然のごとく面白いし、善良なる異界の友人や、偉大なけものアスランにも間違いなく魅了される。
    そしてラスト。胡蝶の夢。オラァこゆのに弱いんだよ。
    おとぎばなしの世界に行けるしあわせな時代はほんの一瞬で、子どもたちはあっという間に大人になってしまう。でもおとぎばなしの国での体験は、子どもたちを強くやさしく大きくしてくれるのだよなあ。うーむ不朽の名作。さすが。

  • H28年度イベント「ブックリンク~本でつながる心と心~」で、中学生が紹介してくれた本です。

  • 指輪物語の瀬田さんの翻訳作品が読みたくて購入。映画を観てないんだけれど、映像化したらきっと豪華だと思う。翻訳と挿絵が良かった。子供の頃に読んでいればよかった。

  • 4兄弟が衣装ダンスの中を通っていくとそこはナルニア国が広がっていた。白い魔女によって冬になっていたナルニアを王であるアスランと一緒に救う話。

  • ナルニアの世界観には圧倒される。宗教色が強く子供むけにややお説教じみているとも感じるが、それは現実世界に生きていく人間関係や心の持ち方というものを教えているからだろう。
    人は迷いやすい生き物・誘惑に負けやすいものと言うことがこの本の底辺にある。

    しかし、そのような事を抜きにしてもナルニアというファンタジーの面白さは、冒険の始まりが衣装だんすを抜けるとそこは雪に閉ざされた別世界で、物言う動物や小人・精霊たちの暮らす世界であるということにある。いきなりの冒険が待ち受けているという設定は何度読んでもワクワクする。

    永久に雪と氷に覆われクリスマス(神の恵み)が訪れなくなった魔女の支配する国、ナルニア。
    その魔法を打ち砕き、ナルニアの良き王・王女となる4人の子供達のお話。ナルニアでは”アダムの息子・イブの娘”と称される。

    子供たちは魔女と戦い成長をとげ、やがてナルニアを治めるのであるが、ある時この国にやってきた入り口である衣装だんすを逆にたどり、元の世界に戻ることになる。そこでは時間はさほど経過していない。

    確かに起きた出来事なのに、まるで夢であったかのように感じ、以前の日常を取り戻す子供たち。
    読む物も子供たちと一緒に成長したかのような気持ちになり、同様に夢見心地となる。

    異世界へのトンネルが開く時期というのは人間には計り知れず、また開くのかは定かで無い。
    次の冒険を待たなければ、いずれ新たな冒険が始まるだろう、という学者先生の言葉がおもしろいしその通りなのだろう。

  • **異世界に行ってみたい方へ**

    衣装ダンスのむこうには不思議な世界が
    広がっていた!

    小さい頃、私も自分の家のタンスの奥に、
    ナルニア国のような異世界への入口がないか
    探しました(笑)

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 洋服ダンスから違う世界に行けるという発想はとてもよい
    私も違う世界に行きたいな
    でも訳が分かりずらいのが気になってあまり集中できなかった

  • 言わずと知れた児童ファンタジーの王道。
    ナルニア国の情景が目に浮かぶような美しい描写、古臭さがかえって想像力をかきたてられる言い回し、久しぶりに時間を忘れて読み進んだ。
    子供の頃に出会っていたら、きっと私も洋服ダンスの扉を意味もなく開けていただろう。
    子供の頃に出会いたかった良作。シリーズを続けて読んでいきたい。

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