ふたごの兄弟の物語 下 (岩波少年文庫 157)

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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141573

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  • そっくりな二人は、でも別人だからいつかは別れていく。
    ラウレンゾーは貴金属職人として大成していくが、ジャコモはいろいろな職業に就くがなかなか続かない。しかし、器用で弓矢も楽器も何でもそこそここなしてしまう。
    二人で何かするのが楽しいふたり。お互いを思いやり、誠実なのだ。ある時は旅に出て、海で嵐に遭い、別々の場所に打ち上げられたりしながら、結局は、二人で問題を解決していく。
    命をかけてお互いを助け合う姿は、周りの人をも変えていく。美しい真珠のようだと。
    最後の話で、ジャコモがようやく自分に合った仕事を見つける事ができる。
    二人を仲違いさせようと嫌な事を告げる人もいるが、そんな事に全く惑わされないところが素晴らしい。爽やかなふたり。
    児童書だからこその理想を貫く作者の心意気、すごくいい!こんなふうに生きられたら、と思う。

  • 上巻に引き続き。
    二人揃って王になったかと思いきや、ラウレンゾーが貴金属細工師としてだんだん名声を高めたり、その一方でジャコモは相変わらずふらふらしていたり……と物語は順調に進んでいく。双子の切れ者っぷりと信頼関係によって毎回ちゃんと丸く収まるのが気持ちいい。器用なジャコモの活躍が目立つが、ある話でどんなに苦境に陥ろうと揺るがぬ信念を見せたラウレンゾーは格好良い。

  • 双子の兄弟の物語は大人になっても続きます。
    読み終わってみると、幼少期の経験や文字通り通ってきた道というのは人生を通して影響を与えるものだと感じました。大学受験前や就職前の方にもお勧めできる小説です。

  • 中2の時に読んだ。
    何回も読んだなぁ。

    とにかく賢い双子の兄弟がいろんな問題を面白おかしく解決していくんだよなぁ。

  • 途中まで読んだ。

  • 小学校高学年から中学生にぜひ読んでもらいたい本だと思いました。

  • かしこい双子。下巻では、王になったり、再び恋をして結婚したり。上下巻ともに満足。挿絵もいい味。高学年~中学むけ。

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