- Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001145373
感想・レビュー・書評
-
やはり名作。
映画であらすじを知ってるので、違いを楽しみながら読みました。
児童向けで、ジャン・バルジャン周辺に絞った要約版ですが、名作の雰囲気は十分味わえると思います。
貧困、改心、誠実、成功、革命、慈愛、宗教、親子愛、恋愛、死という色々なテーマを組合わせ、まさに王道の物語となっています。
こんなにテーマを盛り込んだ話は読んだことがない。
ひとつだけ残念なのは、翻訳物なので言い回しが味気無いというか、文章に躍動感がない所かな。
売れっ子作家が超訳してくれたものが読みたいですね。
とは言え、内容は満点なので翻訳物が苦手な人も読めると思います。
万人にオススメです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素性をかくして社会的な地位を得たジャン バルジャンだったが、警部ジャヴェルの疑いの目がつきまとう。
テナルディエの悪役プリが半端じゃない。
楽して生きるためには本当に何でもする。
とことん赦せない人でした。
ジャン バルジャンのコゼットへの愛情に心打たれました。コゼットが結婚をし、幸せに暮らせるように、一生懸命自分の心を偽る。最期の刻、少しは幸せに過ごせて本当に良かった。 -
上巻に続き魅せられるように読みました。人の罪と許し、現代にも通じる深い切実なテーマだと思いました。
-
青空文庫で読みました。
非常に面白かったけれど、冗長な部分もあり、いまこのような本が出ても編集が入りまくるだろうと思う。
しかし当時の生活風俗が詳細に描写されていることは、この本の大きな魅力であり価値のひとつである。原文で読んでみたくなりますね。
そういう点も今なお高く評価されている要因なのではないだろうか。 -
真夜中に号泣しながら読み終わり、その後何が正しいのかわからなくなった。
ジャンバルジャンのような人間は存在するのだろうか。
人はこんなにも変われるのか。
彼は元々その性質を持ち合わせていたから、改心出来たのだよね?
その性質はもって生まれたものなのか、幼少期からのものなのか… -
マリユス歯ァ食いしばれ!!と思うこと数回…。誤解がとけて良かったけど、コゼットの育て方は本当にあれでいいのかとジャンバルジャンを問い詰めたい気持ちに。いいんだろうね…。天使天使。
またしばらくしたら別の翻訳の分も読みたいです。あ、下巻は乱丁ありませんでしたw -
気になってはいたけども読めなかったシリーズ。少年文庫で読む。何度も、主人公はどの人?っておもった。けどだんだんジャンバルジャンがアルセーヌルパンにかぶってきたような気がする。読み終わって、これがフランス革命の頃の人が書いた本だと知ってびっくり!歴史のある作品だったんだ…さすが少年文庫。
-
おもしろかった〜
一応ラストはハッピーエンドっぽくてよかった
後編はコゼットとマリユスの恋愛と
テナルディエとその家族のもろもろ
マリユスはふつうにいい子だと思う
テナルディエが悪すぎてびっくり
エポニールがかわいそう
弟がまた(名前がわからない)かわいそう
貧乏ってつらい‥
この時代のパリ(にかぎらない?)の囚人に対する差別がすごい
最終的にはそれを乗り越えて誤解もとけてマリユスの尊敬を得たけど、
上巻ではシスターの信頼は揺らがなかったけど
囚人だった、ってことがそこまで受け入れられない社会だったら
懲役を終えて出てきた人はどうすればいいの?
っておもった
ジャンバルジャンも、ちらとでも「そこまでされるいわれはない」って思わなかったのかなぁ
反省しつつ、開き直るというか
そこまで悪い?と疑問に思わなかったのかな‥?
コゼットと距離を置いていくところも
なんかよくわからなかったなぁ
コゼットは新婚さんで忙しいし以前愛していたとはいっても
心が少し離れてたってのはどういうことかな〜
まぁそこまで考えてなかったのかな
うーん
でも読めてよかった!
おもしろかった
ジャンバルジャンかっこいい -
素性をかくして社会的な地位を得たジャン・ヴァルジャンだったが、警部ジャヴェルの疑いの目がつきまとう。慈しんで育てた孤児の少女コゼットは美しく成長して青年マリユスと恋におち、ジャン・ヴァルジャンは複雑な思いで見守る。
-
真夜中に本読んで嗚咽するなんて人生初めての体験かも。
次の日は案の定目がまんじゅうに。
ジャンバルジャンという男の人生。
そして彼の生きた時代。
少年文庫とは言えあの頃読んでもきっとわからなかった色んな事が、じわりじわりと胸に突き刺さってきた。
大人にもお薦め。
私のように漢字の苦手な方には特に。
報われた彼の人生が、とてもとても嬉しかった。
‥でもこれ、名作ランキングで名作、ではあっても超名作、ではないんですね。Why?