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- Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003210215
感想・レビュー・書評
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戦士の名前の羅列や、芝居がかった口調は、叙事詩という書き方だからだろうか。ちょっと読むのがつらい。
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ギリシア文明が誇る一大叙事詩。
トロイア戦争を題材に、神々をも交えた英傑たちの戦いを描く。
・・・のだが、何ともまぁ退屈でして。
登場する人物は、大体みんな勇猛果敢で力が強く、直情的。
神様は大体みんな自己中心的で、直情的。
登場人物は多いのに個性があると言えそうなのはほんの数名で(アキレウス、オデュッセウスなど)あとは名前が違うだけの無個性な存在。
その上、延々繰り広げられる戦闘描写は「誰々が何某を倒した。この何某はどこそこの出身で~」といったパターンの繰り返し。
この繰り返しも一応は「詩的な効果」を狙ってのことだそうだが、日本語に訳している時点でその効果も薄らいでいるわけで。
しょっちゅう入る神々の茶々も、似たり寄ったりのパターンの繰り返し。
この次に『オデュッセイア』も読もうと思っていたけど・・・、さすがに暫く遠慮したくなってしまった。