新書365冊 (朝日新書 6)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022731067

感想・レビュー・書評

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  • 新書のダイジェストのまとめ読み。

    新書を1冊ずつ読んでられない人向け。

  • これは驚いた。私の知らない新書がこれほどあるとは!

    勉強になりました。

  • [ 内容 ]
    毎月60~100冊を読み続ける斯界きっての“新書読み”宮崎哲弥の連載(月刊誌『諸君!』)を書籍化。
    「教養」「政治」「経済」など、ジャンル別ベスト新書の紹介に加え、新書ブームの現状を読む新論考も収録。
    「新書ガイド+新時代の教養案内」をお楽しみください。

    [ 目次 ]
    教養
    哲学・論理学・数学
    政治。国際問題
    経済と金融・会計
    法と自由
    歴史・文学・ことば
    社会・会社
    若者・教育
    犯罪と監視社会
    生きる・死ぬ
    科学
    脳・心・からだ
    メディア
    文化
    宗教
    問題な新書
    緊急インタビュー その後の「新書完全読破」

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2011.6.3

  • この本に邂逅してから新書を読み漁るようになった。
    宮崎氏はこう述べている。「新書というのは、世界にも稀な大衆啓蒙メディアで、こんなに気軽に、広範な知識に触れられる日本人は幸せだと思います。~」
    この言葉を噛締めながら、これからも新書を読み続けたい。

  • 圧倒的な読書量。具体的な解説。

    私自身はあまり、新書愛好家ではないから、ちょっと気になるなっていう新書があっても、他に読みたい本がいっぱいあって、結局、新書は読まなかったりするので、本書はとても参考になります。

    正直、「知ったか」出来ちゃうもんね。

    でも、あくまで評論家「宮崎哲哉」のフィルターを通してるということは忘れてはならない。

    とはいえ、とても、深いレベルの読書をしているなぁ、さすがプロ。と感心しました。

    という私は、なんて浅いレベルの読書。

  • それより一番面白かったのは最終節の「新書ブームをどう見るか?」(p.358)宮崎さんによると、もう新書ブームは終わったらしい。

    宮崎さんによる新書の歴史
    1994年:ちくま新書が創刊。「学問のある体系」を教える新書から「人」に焦点を当てた新書が新出。大衆化。
    最近:ビジネスマンの生き方指南書 / 学問の入門書ではなく「門前書」。読者のニーズも「必要な時に必要な分だけ」に変化。著者もそれに合わせて、昔は背後にしっかりした学問体系があったが、最近は「思い付き」が多い。

    ここをもっと書いてよ、宮崎さん。新書の2nd study的なものを。

    でもリストは参考にする。ありがとう、宮崎さん。

  • 1216夜

    本というのは、一冊ずつが異なっている。著者もちがうし、テーマもちがう。文体もテイストもちがうし、同じ著者でも出来がちがうことも少なくない(そのほうが多い)。それをどのように感想するかということは、いわばあらゆる料理を食べるようなものなのだが、ただむしゃむしゃ食べて「おいしい・まずい」を言うだけではダメなのだ。その感想をぴったりした言葉にしなければならない。そこが、食通やワインのソムリエとはまったく異なってくる。

  • 新書を買った時のハズレを減らしてくれる。続編はでないものか?

  • 11/22

    評論家の著者が、さまざまな新書を評価し、紹介する本。おススメの本だけでなく、悪い本についても紹介しているとこが良かった。
    悪い本に関してはケチョンケチョンに、けなしてます。

  • 21/9/24 70

  • 200.06.11/10.2刷、並、カバスレ、帯無し。
    H.21.8/19.白子BF.

  • 読書マシーンこと宮崎さんの新書紹介。
    分野ごとに分かれていて批評もおもしろい。
    新書を読みたいが当たり外れが怖いという私には参考になった。

  • 評論家・宮崎哲弥による新書の書評本。
    月刊誌に連載されていたのをまとめたものです。

    読んでから初めて知ったけど
    連載中毎月60〜100冊出る新書すべてに目を通した上での
    評論ということでまさに博覧強記とは
    このことだと感じた。

    ということで信頼度はばつぐん。
    今はこれを頼りに新書を読み漁っています。
    確かに難しくて理解に時間を要するけども
    はずれは今のところナシ。

    個人的には
    第二章で取り上げられていた
    「議論のウソ」が興味深かったと思う。

    ってこんな偉そうなこと書きながら
    紹介されたものを全部読み切るには
    1年はかかりそうです。

    ちなみに最後の章にworst本が紹介されているけど
    ベストセラーになったものも
    内容に問題があれば容赦なく
    一刀両断にされていて面白かった。

    ただ残念ながら
    専門ではないからなのか
    「科学」の章が少し弱くなっている。
    あと小難しい文体が必要ないんじゃ・・と思うぐらい
    多用されていてちょっと鼻についてしまう。

    もう少しかみ砕いて書いてくれたら
    分かりやすくなるのに。。

  • 現代の雑学王・宮崎氏のピックアップする365冊を紹介。
    推薦書(Best/Better)だけでなく、Worstも挙げているのが筆者らしい。
    (『女は男のどこを見ているか』の岩月謙司などはボロクソに書かれている)
    ジャンルもまんべんなくカバーしており、ゼロ年代初頭の新書界を把握するのに便利な一冊。

  • 読み助2008年11月30日(日)を参照のこと。
    http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2008/11/

  • 新書365冊 (朝日新書)

  • リストアップされた本の書評に坪内祐三の『新書百冊』が上がっていて、著者の選択本と重ならないことをおもしろがっている。

    指向性が違えば当然、取り上げる本は違うし、評価も違う。そういう意味で、一読書人としての案内本だ。

    私が読みたいと思えた本は「岩波ジュニア新書」の何冊かだった。


    作成日時 2008年02月24日 10:

  • どんな新書を読むべきか指標にはなった。
    自分としては書評を読む気にはなれなかった。

    書評を読むなら、本を直接読む。
    そんな気分。

    …というより、私の頭では書評がよく理解できなかった。

  • 生硬ではないが晦渋な文章を書きますね(笑)

  • 次に読みたい新書リストができました〜。

  • 07.4.27 読了.

  • 熱いね

  • この本は宮崎さんが読んだ新書とその感想を、ジャンル別、評価別に記したものです。(この時、月に60〜100冊近く読んでたそうで。その渉猟ぶりには脱帽です。)

    私はこの本、実は全部余すことなく読んだわけではなくて、自分が好きな分野でなおかつおもしろそうなところだけ読みました。これは、私が思うに、読み物というより「なんかおもしろい新書ないかな〜」ってときにガイドブック的に使うもんじゃないかな?

  • 膨大な新書を読み漁った上で、良書を抽出した書評本。読書量の蓄積に支えられた、口調の切れ味が心地よい。推薦や分析の間から、自らの価値観を述べるスタンスで興味深く読めた。
    人文系が主体。たとえば憲法や仏教に強く、社会学は薄まるという傾向あり。しかし、これこそ持ち味。むしろ非全方位なのが自然だ。むしろ本書での幅広い論述ぶりにびっくり。
    月に60〜100冊ってことは、2〜4冊/日程度か。この著者による読書論も読んでみたい。

  • 2006.10 360p. 18cm 朝日新書 8<br>
    019.9 書評<br>

  • 12月?
    新書に興味があり購入
    宮崎哲弥氏の博識の広さに驚いた。
    紹介されていた新書の中で、是非読んでみたいと感じる本も何冊かあり、1冊だけでとても内容の濃い本であった。

  • 宮哲さんのブックレビュー。新書読みの参考にさせてもらおうと思って購入しました。宮哲さんは識者であると思うけど、自分の頭のよさをひけらかすような文体がやや鼻につきました。みんな宮哲さんのことは識者として認めているでしょうから、もっと易しい文体で書けばいいのに。best/worstと新書をランク付けして、さも自分の見識が標準的かつ絶対的という前提で出来上がっている本であるという印象を受けました。その辺り残念です。

  • ミヤテツさん、好きです。ここに挙げられている本を読んで、当書を再読するべきなんだろうけれど、読んでなくても面白い! とりあえず「机上において、パラパラとめくりたい本」に認定。

  • 宮崎哲弥が片っ端から最近出た新書を読破していくという企画なのだろう。テレビを見ないのでこの人がどんな人なのかほとんど知らなかったりする。「いやあ知識っていいですねえ」というレベルはとうに超えているとは思うが、だからといって何で「全方位的に」新書を読み漁る必要があるのか不明だ。ただ最近の新書の傾向として長く読み継がれるべき名著(そういう言い方はしてないが)がなくなってきたという記述には興味を惹かれた。

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著者プロフィール

1962年、福岡県生まれ。相愛大学客員教授。慶応義塾大学文学部社会学科卒業。専門は仏教思想・政治哲学。サブカルチャーにも詳しい。近著に、『仏教論争―-「縁起」から本質を問う』(ちくま新書)、『ごまかさない仏教―-仏・法・僧から問い直す』(新潮選書、佐々木閑氏との共著)、『知的唯仏論―-マンガから知の最前線まで─ブッダの思想を現代に問う─』(新潮文庫、呉智英氏との共著)、『さみしさサヨナラ会議』(角川文庫、小池龍之介氏との共著)、『宮崎哲弥 仏教教理問答』(サンガ文庫、白川密成・釈撤宗・勝本華蓮・南直哉・林田康順の各氏との共著)、『日本のもと 憲法』(監修、講談社)など多数。

「2020年 『いまこそ「小松左京」を読み直す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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