- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022735256
感想・レビュー・書評
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これまでのマネー運用本の99%は不要になる。世の中の運用商品の99%が購入の検討にすら値しない損な商品
老親に渡しておくと安心なお金の取扱説明書
証券コード1306 SMTグローバル株式インデックスオープン
個人向け国債→銀行は儲からない。
ネット証券のMRF
銀行の店頭の商品→手数料が高い。
自分の買値にこだわるな。
節約と貯蓄は習慣が大事→金持ちの友人でも余裕のない生活をしている場合がある。
生命保険に極力入らない。→高額療養費制度をネットで調べるべき
お金の運用は自分で学ぶ→プロは教えない。
二本の投資信託で内外の運用
外貨預金,外国債券→良い商品はない。世界最大のカジノ
アクティブファンド=大人の理解,遊びとして行うべき。
人的資本→生涯所得は2億円以上
NISA→最大限利用すべき。
確定拠出年金
日本の低成長→株価はすでに織り込み済み→株高もあり得る。
バブルのストーリー→借金をしても投資したい対象のストーリーや仕組みの登場に注意
長期金利に注目
貨幣錯視→物価上昇を無視して収入増→儲かった気分
将来に対する不安を喚起して商売→霊感の壺,財政赤字で国家破綻の嘘
毎月分配金→時間不整合,行動ファイナンスを応用した商品
自分の買値にこだわらない。絶対にこだわらない。
お金と幸せを混同するな。
外貨預金→手数料高い。ゼロサムゲーム。一番ダメな金融商品
不動産を買うことで失う自由度
保険の相談窓口に注意→保険会社から手数料で成り立っているだけ。
退職後に備えることも投資→40代半ばから副業→退職後の助走
アドバイザー→相談料を払うべき。
株価,為替レート,長期金利を毎日見る癖を付ける。
PERを理解する。→利益に対して株価が割安なのか?
四季報を過去のものと比較する。
プロの世界ではテクニカル分析は相手にされていない。
ギャンブルしない人間はつまらない→競馬,パチンコ,宝くじ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルに全くの偽りがなく、超簡単。
P.16-17の2ページだけを読めば、
理由はわからないのだが、
運用する術を学ぶことができる。
とは言え、2ページ読んですぐ実行できるのであれば、
読む必要も買う必要もない。
当然いろんな疑念が沸くと思うが、
それぞれ丁寧に回答してくれている。
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
●超簡単 お金の運用法(P.16-17)
①生活費三カ月分程度を普通預金に置く。
②残ったお金をリスク運用、無リスク運用に回す。
③リスク運用は「TOPIX連動型上場投資信託」と
「SMTグローバル株式インデックスオープン」に、半々に投資する。
④無リスク運用は個人向け国債、またはMRFで運用。
以下⑤、⑥は略。
●「躊躇なく」解約して、お金の必要性に対応することだ。
(中略)
現時点で売買可能な価格が投資の判断の前提なのであって、
自分の過去の買値は判断に関係させない方が正しいのだが、
これができない人が多いのが現実だ。(P.36-37)
○売却によって確定したたまたまの結果を「残念に思う」のは仕方がないが、
「後悔する」のは無意味だ。
なぜなら、過去に自分が持っていた情報と判断力では、
これを改善することができなかったからだ。(P.38)
○株式投資に長期的かつ平均的に期待できる利回りは、
学者や実務家の多数の意見を採るとするなら、
金利プラス5~6%くらいだ。(P.51)
○ローンを返すということは「確実に得な、逃すことのできないチャンス」(P.171)
○プロの不動産屋が長く持とうとしない物件を豪華なチラシを作って、
営業マンを大勢動員してセールスして売るわけだから、
かなり大きな中抜きがあると疑ってみた方がいい。(P.177)
○世界の先進国の中でも、日本は、生命保険に掛けるお金が突出して多い。
しかい、民間の保険会社が提供する生命保険商品のほとんどは、
加入しない方がいい代物だ。
生命保険は不要だ、とまずは考えよう。老若に関係ない。(P.180) -
本の一番最初にまず、お金の運用方法が投資の銘柄を含めて具体的に示されています。後半は「本業の稼ぎが一番大切」「売り手が熱心なものは買ってもメリットがないことが多い」など、お金の考え方が書かれています。
景気を読んでポートフォリオを変えて・・・というのではなく、シンプルな運用例が示されているので、これから資産運用を考えるならこの本を紹介したいと思いました。 -
Amazon、¥798.
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会社で確定拠出型年金が導入になるので読みました。結論が端的に述べられていて大変参考になりましたが、少々私には難しかったです。
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抽象的な話ばかりで中身のない本よりは、具体的な運用方法や種類まで提示しているので評価できると思う。(もちろん、将来的にどうなったとしても自己責任)投資に対して、短期的にどうにかしようとしている人には不向き。中長期的に何とかしようと考えている人は、目を通しておいても良いかも。
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投資や投機の中身を種類分けし、良し悪しをバッサリ断言してくれる。金融商品の期待回収率をベースに、これはゼロサムゲームだからギャンブルなど。歯に衣着せぬ物言いがシンプルで気持ち良く、分かりやすい。
ただ、お金が必ず幸福を導く訳ではない、という結論に対し、投資の目的をもっと強く学ばなければならず、生涯賃金を計算した必要額を考えるには、別本が必要。純粋な金融商品の有効性と、運用のノウハウ本。 -
少し難しい。
投資信託など専門的な説明がなかったため、基礎のところから読み直したい。 -
インデックス投資ナイトで頂いた。内容は、ぶれない山崎さんの日本株式と海外株式の半々をインデックスファンドで持てば良いという考え方。
自分は世界時価総額で分散しており、日本株はこれよりかなり少ないのだが、専門家が計算の上での配分なので、これはこれで正しい方法なのだろう。
今までの本や著者の話を直接聞いたことがあるので、内容的には真新しくなかったのだが、賃貸と持家の話の中でPERで考える方法は真新しくて賃貸派の自分が持ち家を考える際の参考になった。 -
無難に、程々に、を目指す人はこれだけ読んでおけば良いのでは? と思った一冊です。
一般向けの、運用が趣味でもない普通の人が行う無難な方法として、運用方法を簡単にまとめています。
NISA、確定拠出年金についても触れられている全面改訂版です。
>「うまい話」を見つける能力よりも、「明らかな損」や「怪しい話」を見分ける能力こそが、マネー・リテラシーの本質だ。
と冒頭に書かれている点、非常に同意出来る。全体的に読みやすいです。サクサクと読めてしまいました。
運用商品の紹介、運用に対する考え方、お金全般に対する扱い方・付き合い方について簡潔にまとめられています。投資だけではなく、保険、ギャンブルに対する考え方、メンタルに関する事なども書かれています。
NISA・確定拠出年金(401k)の割り振り方などもあるので、昨今の諸制度についても触れられています。
更に興味が出てきた人、色々やってみたい人は、他の名著や投資手法などを少しずつ勉強しながら少額でやっていけばいいと思います。 -
山﨑元『超簡単 お金の運用術(全面改訂)』(朝日新書)読了。一つ前の版も楽しく読んだが会社員として5年近く働いた今のタイミングで全面改訂版を読めたことの幸運を感じる(くらい本当に良い本)。金融商品(株式、生命保険)や不動産に関する滅茶苦茶まともなアドバイスもさることながら、「お金の「長所」は何なのか」という話は、お金の使い道を考える際にとても有益だと思う(山元先生曰く、「お金の長所」=「使途が自由であること」=「交換可能なサービスが幅広いこと」であり、その意味で医療保険や学資保険等はお金の長所を損なう)。とっても良い本で超オススメ。
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タイトル通り、本書出版時点で著者が「普通の人」にとって概ねベストと思われる資産運用を説いた本。
それだけでなく、資産運用に関する「常識のウソ」であったり、資産運用にまつわる様々な疑問にも答えており、金融商品のリテラシーを高めるのに効果的な一冊。
本書の特徴は
・ずばり、著者が勧める運用方法が具体的に書いてある。
・金融商品や業界のからくりを含め、知っておくべき様々な知識が率直に書かれている。
なかなか立場上書きづらそうなこともずけずけと書いてしまっている点で、類書と大きな違いがある。
そこが知りたかった!というところに手が届く、読むだけである程度金融商品に関するリテラシーが向上する好著。 -
NISAの口座も作ったけど、どう使ったものかなと思っていたところもあり、復習も兼ねてKindleで購入。
NISA以外でも、FXはゼロサムゲームなので投資ではなく、投機。ドルコスト平均法でリスクが下がるわけではない。ってところが「おっ」と思った点。 -
●山崎元『全面改訂 超簡単 お金の運用術』2013
新書版で繰り返し流せる基本書。投資、お金についての考え方を概観。
投資ありきではない視点。「投資は6番目に大事」とするのが新しい。
○豊かさへの影響度
1、稼ぎの多寡(ダブルインカム、老後の仕事、副業…
2、支出・貯蓄の習慣
3、住居・不動産(所有にこだわるな、分相応に、時間もコスト
4、保険
5、自動車
6、資金運用 ※ただし、運用元本の増加とともに重要度が増す。 -
要点は本書の始めに纏められているので、そこだけ読めば十分。だが全編に亘って小気味良い筆で、楽しく、実用的にお金との関わり方が書かれているので、親や兄弟、大切な人に勧めたい本になっている。
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経済評論家がおすすめするシンプルなお金運用方法。2014年から始まる小額投資非課税制度NISAの説明も興味深い。
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読み始めると、いきなり、
本書の目的は、
(1) 極めて簡単だけれども、
(2) 現実的にはぼベストに近くて、
(3) 無難なお金の運用方法を、
読者にお伝えすることにある。第一章で早速その方法をお伝えしよう。
とあって、すぐに答えが出てくるという、非常に判りやすい本。答えもここには書かないが、非常にシンプル。
で、答えだけが欲しい人は、後は読む必要はないかもしれないが、
(以下、あとがきより)
手数料の高いアクテイブ・ファンドはダメ、毎月分配型投資信託はもちろんダメ、銀行はNISA口座開設には不適当、生命保険はほとんどが不要、FP(ファイナンシャル・プランナー)にも警戒が必要、
など日頃、金融分野とは縁のない外野から見ていてもそうじゃないかと思えるあたりをズバッと言い切ってくれている。時々電話でかかってくる投資話をお断りするのに、座右の書となってくれそう。
また、、、
(以下、あとがきより)
筆者の同業者も含めて、金融関係者には、ビジネスに不都合な内容を多々お知らせすることにもなったが、これらは全て、広義の金融ビジネスのサービス水準の向上を願って書いたものだ。
とあって、エールを送りたくなったね。
(2013/11/13) -
改定前の本も持っていて、内容が気になったので購入しました。
主に資産1000万円ぐらい有る人向けの投資に関する本なのかなと思っています。
20代中盤の私にはまだこれから先の話ですが、あらかじめ入れておく知識としては役に立つのかなと思っています。 -
資産運用をしたことないので、入門書として読んだが、とてもシンプルでわかりやすかった!