- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040820125
作品紹介・あらすじ
ビジネスでワンランク上の世界にいくために欠かせない語彙力は、あなたの知的生活をも豊かにする。読書術のほか、テレビやネットの活用法など、すぐ役立つ方法が満載!読むだけでも語彙力が上がる実践的な一冊。
感想・レビュー・書評
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今まであまり深く語彙に目を向けることがなかったがこの本を読んで思った事は、私は自分の人生の中で大損をしてきたということが素直な感想だ。
今、気がついてよかったと思う。
自分が普段、何気なく使っている言葉を純粋に心から見直していきたい。
現在34歳の私がこれからどれだけの本を読んでいけるかはわからないけれど、1冊でも多くの本を読んで、その知識を1つでも多く自分のものにしていきたいと心の底から思った。
人から馬鹿にされることのない、一目置かれる存在になっていきたい。 -
タイトルに惹かれて読んでいたら、まさかの彼女の大学の教授だと言うことが判明。不思議なご縁もあるものです。
語彙力。大学一年の頃、ゼミの教授に「君はもっと言葉に気をつけたほうがいい」と言われてからずっと、つけたいなって思ってました。だいぶ時間はたってしまったけど、今より早い日はないということで、読みました。
語彙力を鍛えるぞ! そんな熱い気持ちがページをめくるたびに湧き上がってきました。普段自分が触れない文学やテレビに触れているのも新鮮でした。自分がいいと思ったものを見極めて、語彙力を鍛えていこうと思います。
まずは素読と音読、やってみよう。あと落語も見てみたいと思いました。
ちなみにこの本のベストレビューの方が、内容をとても分かりやすく包括しているので、気になった方は見てみるといいと思いました。 -
生活する上での語彙力の重要さが伝わった。
仕事をする上でも語彙力は問われるし、会話の面白さも語彙力によって広がる。
語彙力の伸ばし方を読書、ニュース、映画等ジャンルごとに説明していて興味がわいた。
特に読書では過去の名著と呼ばれる本の素晴らしさが説明されていた。
教養の一貫として触れてみたいと思った。 -
短期間の帰省中に本書を手にすることができたのはこれまたブクログの効能。読みたいリストに放り込んだのもブクログでの書評がきっかけだったのでまさに。
斎藤氏の「今どきコトバ」に対する見解は自身の考えに限りなく一致し、むしろ自身が考えをまとめるに至るほど努力していなかった部分を代行してもらった感あり。
併せて最近の語学に対する自身の怠慢ぶりも頭にちらついた。「語彙を増やして教養を増大させる」という命題の重要性に気づくとそれが複数言語に渡ればその難行への道程は何倍にも膨らむということが明確になる。願わくば斎藤氏の語る上向きの螺旋が働き出すところまでたどり着いてみたいものだ。
さて、第三(以降)言語習得への道、始動なるか!? -
さくっと読める新書である。齋藤先生の本は初めて読んだが、先生の授業を聞いているようで非常に良く頭に入ってきた。
確かに大人として語彙の乏しい人や間違った言い回しをしている人は教養が無いなと感じてしまう。
齋藤先生がこの本で言うようにいつも四文字熟語や故事成語を並べ立てている人はちょっと敬遠するけど、そのような言葉を常にインプットし、頭の中で理解しておくことは重要だと思う。
この本ではあまり触れられていないけど、「アウフヘーベン」とか訳解らない専門用語の外来語をいかにも解ってますよ的に使う大人って、ちょっとどうなのかなとは感じる。 -
率直に言えば、あまり共感できなかった。語彙力が教養に結び付くということ自体は納得できる。が、古典から引用したような語彙力を、日常的に使用することは必ずしも必須ではないと考える。自分に語彙力がないゆえの考えかもしれないが、難しいことをいかにシンプルに言い換えるかの能力の方が私は欲しい。(といいつつ、もし、本書にあるような引用を耳にした場合は理解する教養が欲しいというわがままな気もある)
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「語彙とは教養そのものである」をテーマに、いかにして語彙力を身に付けていくのかを、著者の経験をもとに紹介する1冊。
語彙をインプットする手段としては毎日の読書、特に名著の音読を薦めています。
小学生と6時間かけて『坊っちゃん』の音読をした、という取り組みがおもしろい!
読破したあとに小学生に感想を聞いてみると、『坊っちゃん』そのものの文体で答えが返ってくるそうです。
私もブクログに感想を書いているときに、その著者の文体や使っている言葉に影響されること多々なので、小学生たちの気持ちがわかるな~。
本だけでなく、ドラマや映画、アマゾンレビューまでインプットの手段になるというのも意外だけれど頷けました。
語彙を自分のものにするにはアウトプットも大事。
練習をした上で自分の語彙として使いはじめる、というプロセスをちゃんと踏もうと思いました。
なんとなく口にした言葉はなかなか身にならないことは何度となく経験済みなので、まずは「これは練習なんだ」と意識しながら使ってみようと思います。
わたしも名著にもっと親しまないと!
読書のモチベーションアップにもつながりました。-
すずめさん、こんにちは♪
この本を読まれたのですね!
タイトルだけ聞くとハードルが高そうなのに、身近な例をあげて読みやすく
話をすすめ...すずめさん、こんにちは♪
この本を読まれたのですね!
タイトルだけ聞くとハードルが高そうなのに、身近な例をあげて読みやすく
話をすすめていくのは、さすがの斎藤さんだと思いました。
簡単なことを、いかにも難しそうに述べる人も多いのに。笑
私も語彙力というものを少し意識して暮らしていこうかと考え中です。
すぐ忘れてしまうんですけどね・・2017/05/18
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語彙力。教養。
この単語を聞いただけで耳が痛くなる人もいるかもしれない。
さすが、大学教授であり、様々な分野で活躍されているだけあって、どこも説教じみておらず、すんなりと受け止められる。
何故、語彙力が乏しいと損をするのかということが、冷静に記され、またその具体例、改善例、成功例が示される。
では、どうすれば語彙力の向上に繋がるのかという答えも、しっかりと分かりやすく説明されており、非常に生活に役立つ内容でした。
本を読み慣れない方が、なぜ疲れるのか、活字離れするのかも、納得できるご説明でした。
著者と全く同様の考え方を自分自身も持ち合わせていたが、他者への説明の仕方が大変に物腰が柔らかく耳馴染みが良い。とても、参考になりました。
人の振り見て我が振り直せとは言ったものです。
自分の下手さを知りました。
ありがとうございました。
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この本を読んでいると、早く古典に触れたい、名作を読み返したい、そんな気持ちになってくる。どんどんインプットして語彙を増やし、実戦で使いたくなる。中学校の頃、暗記した四字熟語の意味をたどってみたくなる。村上春樹の比喩に浸りたくなってくる。自分が好きなラグビー、バスケ、野球をいろんな角度から見て、人に伝えたくなってくる。人の角度を自分の中に入れることで、多角的に物事が見たくなる。そんな本だ。