- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041003862
感想・レビュー・書評
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んーーだんだん面白くなってきましたよ!
下巻が楽しみです。
やっと読みましたーー(^^)
でも下巻に行く前に違う作品読んでからにします。
なんかその方が楽しめそう(^^)
明日は気合い入れて読書三昧しまーーす(o^^o)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと長い気もするけど氷点のエピローグのような、原罪というよりも赦しがテーマの話し。
芸術性としては氷点のみでも良かった気もするが、
「続」によって赦しと救いのある話しになっているので、三浦綾子さんの優しさを感じる。 -
越谷支店 井芹さんお勧め本
あらすじ
昭和21年(1946年)、旭川市在住の医師辻口啓造は、妻の夏枝が村井靖夫と密会中に、佐石土雄によって3歳の娘ルリ子を殺される不幸に遭う。 ... ルリ子の代わりに女の子が欲しいとねだる夏枝に対し、啓造はそれとは知らせずに殺人犯佐石の娘とされる幼い女の子を引き取る。
感想
素晴らしい小説でした。 -
余韻を残して終わった『氷点』の続編。
自殺未遂を起こした陽子ちゃんが助かり、特に後遺症もなく暮らしていくなかで、より著者のキリスト教的な視点が強く表現されていく作品でした。
キリスト教における「原罪」と「許し」をティーンエイジャーの陽子ちゃんがどう自分のなかで消化(昇華)していくのかのお話。
陽子ちゃんが我が子を殺した犯人の子ではないと知ってもお母さんは未熟な人間のまま。これは一生変わらなさそう。
医師のお父さんも良い人であろうとし過ぎていくつになっても迷いっぱなし。
そこに暴動機関車のような陽子ちゃんの実の弟などが出てきて、とにかくお話としては飽きさせませんでした。
ただ、陽子ちゃんまでぐじぐじし始めてスッキリする感じはないお話ですね。 -
陽子と夏枝の父との会話が印象に残った。
そして由香子がまた登場する意味はあるのだろうか。 -
誰の中にも存在する罪を的確に書いている。人は愛とか憎しみといった感情を飼い慣らせないのに、愛と憎しみに好き勝手に振り回されてるている。
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心を入れ替えよう!と思っても、ちょっとしたことですぐ気持ちが変わってしまう描写が多く、人間ってほんとにそうだよなあ......。と思います。するとテーマである「原罪」が脳裏にちらつき、三浦綾子ってすごい、と感じました。