- 角川グループパブリッシング (1969年4月25日発売)
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感想 : 7件
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041029039
みんなの感想まとめ
さまざまな苦悩と孤独を抱える若者たちの姿が描かれた作品は、自己表現を追求する過程での葛藤を鮮やかに映し出しています。小説家と画家を目指す青年たちが、それぞれの夢と現実の狭間で悩みながらも、他者への思い...
感想・レビュー・書評
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自分の仕事を神聖なものにしようとする作家・文学者の私は神がかりの様に夢中になって筆を運ばしていることもある。私の周囲には亡霊のような魂がひしめいtて、紙の中に生まれ出でようと苦しみあせっているのをはっきりと感じたこともあった。同じく絵という芸術を追い求める君は生きるために漁夫たちと死の側近くまで行かなければならない。悲壮だ、惨めだ。異邦人の様な気持ちで孤独と闘いながら。隣人への愛がテーマの「生まれ出づる悩み」の他、純粋な魂がテーマの「フランセスの顔」、信仰への精進にあこがれる「クララの出家」、妻への復讐の炎「石にひしがれた雑草」を収めた貴重な一冊。完成度の高い文学作品で何度読んでも新しい感動がある。40年以上前の高校時代に購入した改版16版。お気に入りの永久保存文庫本です。
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「生れ出づる悩み」というタイトルから何となく太宰のような感じを想像していたのですが、嬉しくも、その期待を裏切られました。北海の海と漁夫の様子が素晴らしく表現されていて、主人公の漁夫のピュアさときたら!短編ながら読む価値のある作品。「小さき者へ」も、なかなか心に染み入る短編でした。特に結婚したばかりであるか、父親になる、父親になった男性に読むことをお勧め。
http://www.bookcrossing.com/journal/11340013/ -
【生まれ出づる悩み】【小僧の神様】の二編。
なんだかうだつのあがらない小説家の青年と、「君」と呼ばれる、画家を目指しつつも生活の厳しさから漁師をやめられない少年のお話。
青年も少年もそれぞれに、うまくいかないまま小説を書いていること・画家になれないことについて悶々と悩んでいます。
一度絵を持ち込んできたその日から、主人公はその青年のことを「君」と呼び、ことあるごとに思い出しては、「君」の漁師生活を鮮やかで激しい海や、漁師・漁船のリアリティ溢れる描写を持ってひたすら妄想します。
それを書き綴ったお話です。
しかし凄いのはこの小説家の妄想力というか…「君」のことが好きすぎなのでは…と思ったり。最初同性愛の小説家と思った…
嵐の海の猛々しい描写や、遭難したときの船上の緊迫感、自殺しようと迷い悩む青年の繊細な心理描写など、男性っぽい表現もあれば女性っぽい表現もあって感心しました。
小僧の神様は感想迷走中…
とりあえず小僧がお寿司を食べに行ったらお金が足りなくて、それを見てた人に後日ごちそうしてもらって、なんで知ってんだ神様か?と思って、メモで貰った嘘の住所に行ってみたらお稲荷さんがあった、とかいうような話だった気がします。
小僧が可哀想なのでそれ以上書くのをやめたという作者のお断り付き。 -
100506(m 100517)
著者プロフィール
有島武郎の作品
