つくもがみ、遊ぼうよ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041038802

感想・レビュー・書評

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  • つくもがみシリーズ第2弾
    1作目より15年くらい?後のお話。

    1作目では、人間と交わろうとしなかった
    つくもがみ。今作ではすっかり仲良しに(笑)
    しゃばけ寄りになってきてる感じ。

    出雲屋の子供とその仲良しの3人組と
    つくもがみ達が協力して、さまざまな危険を乗り越える。

  • アニメが面白いので原作を読んでみたのに、すでにアニメの主人公達の子供世代の話になっている。
    しかも清次とお紅が結婚して子供までいるって盛大にネタバレ食らってるし。
    鶴屋の再婚の経緯も読みたいけどあるのかな?

  • やっぱり、いいわー。
    おやつ大好きなつくも神たち。
    家出しても、それってあり?(笑)
    跡取り騒動は、子供がかわいそうで、犯人たちが憎くて
    たまらない。
    地獄に落ちろ!

  • 図書館
    つくもがみ貸します、読んだと思うんだけどな。
    履歴で出てこないから読んでないのかな?
    両親の名前を読んでも全くピンとこない2作目。
    でも、直前に読んだゆめつげよりは、期待してた内容だったかな。

  • 江戸時代を舞台に、妖(あやかし)たちが活躍するファンタジー小説、『しゃばけ』シリーズ。

    『すえずえ しゃばけシリーズ13』畠中恵
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101461341

    数々登場する妖の中で、ひとつのカテゴリーになっているのが、付喪神(つくもがみ)。
    器物が大切に扱われ、百年が経つとその身が妖となり、話をするようになる。

    そんな付喪神を主人公にして書かれたのが前作、『つくもがみ貸します』。
    その続編の文庫版が6年ぶりに出版されていたと知って、読んでみることにしました。

    舞台は今回も、江戸深川にある古道具屋兼損料屋、出雲屋。

    前作では、わけあって姉と弟という間柄だった、ふたりの主人公。
    その後、夫婦となり、今では11歳になる男の子の親となっています。

    今回の作品では、その子供と幼馴染の3人が、中心となった物語。
    出雲屋にあらたに、双六(すごろく)の付喪神が来たところから、話が始まります。

    付喪神と、双六の勝負をすることになった子供たち。
    その勝負を発端に起こる騒動と、それに対峙する子供たちと付喪神の姿が、5つの連作短編集の形で収められています。

    物語の軸になっているのは、新たに登場した”大金持ちの札差”の、跡取り騒動。
    その騒動を通じて、この時代の親と子の関係、家族の絆といったことを、読者が理解できるような内容になっています。

    子供が主人公ということで、前作とは雰囲気もずいぶんと変わり、やわらかいタッチで描かれています。
    前作からいっきに10年以上が経過しているというのも、妖が主人公、という設定ならではですね。

    第3弾はまた期間をあけて発表されるのか、どのような舞台設定になるのか。
    その発表を、気長に待ちたいと思います。
     .

  • 付喪神と子供達の双六遊び。

  • 「つくもがみ貸します」の続編。
    人間の側は主役が子供たちに世代交代しても
    つくもがみたちは相変わらず。

    しゃばけシリーズと比べて
    特別強力な味方がいないので、
    剣呑な事態に陥った時の
    ハラハラ感が大きい。

    考えてみれば日本の江戸時代版トイ・ストーリー。
    あと、清次はこんなしっかりものだったっけ(笑)

著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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