お引っ越し (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 963
感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041061657

感想・レビュー・書評

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  • NICEイヤミス!

  • 中森明菜の「ゲラッ、ゲラッ、ゲラッ、ゲラッ」を聞くたびに、この本の話をゾクっと思い出しそう。

  • たまに怖い話しとかが読みたくなる衝動にとらわれますw 気になっていて、今回書店で目に留まったので手に取っていました。

    前に読んだ 『夜葬』 はオカルト的怖さでしたが、こちらの『お引っ越し』は見えない者から導びかれる恐怖というか。
    こんな扉を見たら・・ こんな棚があったら・・ こんな机からあんな物を見つけたら・・ こんな箱が置かれていたら・・ こんな気になる壁があったら・・ そして黒い紐・・・・叫び
    あああ 怖いよ~ でも一番謎で、一番怖いのは管理人さん、何者なんだーってなってしまいました(゜o゜;;

    解説もめっちゃ怪しかったですw

  • 真梨幸子のサイコミステリな短編集
    引っ越しと物件探しをテーマにイヤミス全開で綴っています。
    サイコミステリ・・・というよりサイコホラー?な趣き・・・
    解説まで楽しませるのは秀逸!夏にオススメな一冊です。
    ま、好き嫌いあるとは思いますが・・・(^_^;)

  • 短編集でサクサク読みやすい。真梨幸子先生にしては恐怖感少なめ。実話かもしれないという、現実へ溶け込むスリルはさすがといったところ。(実話なのかもしれないですが…)

  • お引っ越しにまつわる怪談。本当にありそうな怖い話の短編集。

  • 楽しいはずの新しい生活が
    恐怖の空間になるかもしれない
    壁一枚向こうの人を信じるって
    本当は 世にもめでたい
    お人好しなのかもしれませんね

  • 引越しをテーマにした連作ホラー短編集。

    コンビニにある実話系怪談雑誌に書いてありそうな話をふくらませて小説にした印象。
    悪く言えばありがちな話だけど、ありがちさのディティールを積み重ねることによってリアルさがより増長され、夜中に読んだら非常に怖かったです。

    ホラーテイストが強く、いつもの真梨幸子のイヤミス小説とはまた別の怖さに満ちています。

    避難口(非常扉)に入ると中からは出られないとか、隣人の騒音を通報したら報復にあったとか、本当に経験するかも、と誰もが感じてしまう恐怖の煽りのテクニックが巧み。
    登場人物たちは脈絡も無くいきなり(もしくはじわじわと)恐怖のどん底に落とされるのですが、「理由も無く」「避けられない」っていう点がほんと怖いんだよねえ。

    ダイナミックやカタルシスを楽しむという観点からはほど遠い小説ですが、ちょこっと現実から逃避したい時にお勧めです。

  • 最後の書き下ろしまで気が抜けない真梨幸子おそるべし。

  • 短いながらも真梨幸子節が炸裂した、じわじわ怖い・不気味な連作短編集。非常扉の内側に閉じ込められる話が特に怖かった。言われてみれば、引っ越しってホラーかも。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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