お引っ越し (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.28
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本棚登録 : 961
感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041061657

感想・レビュー・書評

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  • 真梨幸子先生さすがです。ジワジワ怖いです。ちょいちょい出てくるアオシマさんも地味に怖いです。好き。

  • 引っ越しをテーマにした連作短編集。
    普段よりどちらかというとポップで明るい文体で描き出される真梨幸子の世界……ギャップと相俟って非常に楽しめた。
    『引っ越し』という行為によって新天地へ向かおうとしている希望が打ち砕かれる瞬間っていいよね……。

  • 軽く読めるのはいいんだけど、なんだかラストがハッキリしなくてモヤる…

  • ところどころ周りの人間関係の陰というかねちっこい部分が出ていた。
    閉じ込められたままで出ることが出来ないのが一番怖かった。
    あとは淡々と読みすすめて、最後のネタバレまでの消化試合みたいな短編の連作だったなぁと。
    暇つぶしにはちょうど良かった。

  • 短編ホラー
    ちょっとずつ繋がってるけど、それでなにかスッキリでもなく、1話1話が面白いでもなく。イヤミスを期待して手に取ったから方向性が違っていて勝手にがっかりした。ごめんなさい。

  • 引っ越しにまつわる短編ストーリー。
    リンクしてる部分もある。
    アオシマさんって物語ごとに別人だけど???
    とか思ってた。
    ラストの【解説】も、一つの物語だった!
    そして、アオシマさんの正体が明らかに。
    イヤ〜〜だけど読みごたえあった!

  • イヤミスxホラーって感じ。イヤミスなのでもちろん後味すっきりなんて事はないけど面白かった。

    全編に出てくるアオシマさん以外にも、登場する女性のほとんどが注意力散漫で「信じられない!」が口癖だったり、他にもちらほら何かしらで繋がっていてそれを探すのも楽しい。

    私としては「箱」が一番普通にちゃんとしたホラーっぽくて面白くて、そこから「壁」につながるのが一番好きでした。

    読んでるこっちが混乱するような書き方をわざとされているんだと思いますが、まんまと混乱してワケが分からなくなって読み直し、というのを何度か繰り返してしまいました。そこまでしっかり読まずに飛ばしても大丈夫だったかも。

    途中に挟まる「解説」には騙されたし、怖くて一瞬読み進めるのを悩んだけど最終的にはそこまで怖くなかったですが、リアルに考えるとゾクゾクっとしてしまう本でした。

  • ゲジゲジを想像すると、ゾッとする…。

  • フィクションベースのノンフィクション?

    ホラー小説で世にも奇妙な物語感があったが、文体があっさりしていて、怖さを感じなかった。ホラーだったら、もっとおどろおどろしい感じが好き。

    あっさりしてたから2時間程度で読み終わっちゃった。

  • うーん。イヤミスの女王って触れ込みがあったから買って読んだが、ただのホラー(よくわからない)だった…。
    ミステリー要素が欲しかったところ。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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