最後の晩ごはん かけだし俳優とピザトースト (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 645
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041068830

感想・レビュー・書評

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  • 猛暑に客足も少ない「ばんめし屋」、オーナー夏神の発案でまかないの景気づけにビフテキを! ひと月来ない淡海先生が心配で電話すると、エアコン故障で東京でホテル缶詰で執筆中。「五十嵐君、君、もう一度役者の道に戻りたくはないかい?」後輩の李英にカラオケボックスに呼び出され突然4日後の舞台の読み合わせに付き合うことになると隣に幽霊がー

    ◆前フリが長いから今回ステーキの話だっけ?と思ってしまったww前作の勘違い幽霊より助けてあげたい感じで良かったな。海里の、役者に対する考え、夏神さんへの感謝、それを感じた夏神さんとお兄ちゃんの本心も。

    確かに、自分で選んでいればこそ、我慢もできる、後悔も挫折も人に押し付けられたら逃げ道になるもんな-お兄ちゃん流石だぜ…。

    そしてスキャンダルのきっかけ、川越実結の謝罪に対する海里の答え。確かに…。やり直しはできないけどそれがあってこその今…とはいえ赦せるわけじゃない…その苦しい胸中も、一応本人前に言いたいこと言って、きちんと決着したかもね。エキストラも幸せそうだったし、海里も満足いったし♪そしてロイドの 「何を仰います。優秀な眼鏡は、お金では買えない戦力でございますよ?」好きww

  • 最後の晩ごはんシリーズ、第10弾。
    初心に戻ってみると、この物語は、主人公・五十嵐海里の成長物語なのだった。
    記念すべき10冊目は、お客さんはやや控えめで、がっつり海里のお話でした。

    読者としても、海里が定食屋の仕事に熱心に取り組む中、ときどき顔を出す、演じることへの未練がとても気になっていました。
    座敷で向かい合って座り、「で、そこんとこどうなの?!」と問いただしたい気分だったというか…
    今回は、彼からの答えが聞けた気がします。
    中間報告だけどね。
    ちょっとまとめっぽくて、終わってしまうのかと心配もしましたが、まだまだこれからですね!

    芝居の話が真剣すぎて一気に読んでしまい、気がつくと、ご飯食べていなかったなあ~な気分。
    それを察してか、“巻末付録”なる章があり、夏神さん、ロイドと3人でワイワイとスイーツを作るエピソードが楽しかったです。

    個人的な好みですけど、一憲さんて、やっぱり素敵な人だなあ。

    それはそうと、仁木さん、今回は何のために来たんだろう…

  • ついに元凶の女優さんが!許さなくてよかった。頑張れ海里。

  • 2018/7/30(月曜日)

  • 今回は海里くんターン。後輩の李英くんに頼まれて芝居の読みあわせに付き合ううちに、元俳優の幽霊が現れて。相変わらず、じーんとする。派手な話じゃないんだけど。ところで仁木さんと手鏡の件は解決したのかなぁ?

  • シリーズ10冊目とは早い!今回の食事はピザトースト、だけど、海里の新たな一歩、がよかったな。お兄さんに話にいく海里兄、なんだかんだ気にかけてる仁木さん。海里がコトの発端となった女優さんを簡単に許してしまわないところに、安易な解決がなくてとても安心した。

  • やっと少し話が動き出した感ある。
    あと今回の話に関係ないけどドラマ化けっこうよかったねー。
    主役の子がめちゃくちゃへたくそだったけど。

  • おもしろい。そしていよいよクライマックスの香りが・・・。
    あらすじ(背表紙より)
    兵庫県芦屋市。夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」の一同は、夏バテ払拭のため、初めての極上ビフテキに舌つづみ。そんな中、店員で元俳優の海里は、小説家の淡海から不意に問いかけられる。「もう一度、役者の道に戻りたくはないかい?」複雑な想いで否定した海里だが、後輩の役者、李英に頼まれて、芝居の読み合わせに付き合うことに。しかし練習場所に、名も無き役者の幽霊が現れて…。コスパ最高!癒し系お料理青春小説第10弾!

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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