- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041104828
感想・レビュー・書評
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「8月15日(玉音放送の後)の特攻隊員」(吉田紗知著)に続き、「妻と飛んだ特攻兵」(豊田正義著・2013.6発行)を読みました。こちらは、8月19日の満州におけるロシア戦車隊への特攻です。ノンフィクション作家の取材と執筆、2年半の作品です。関東軍を怖れたルーズベルトがヤルタでスターリンに参戦して欲しいと熱望したとか・・・。スターリンは参戦の見返りを要求しルーズベルトは承諾したとか・・・。関東軍は居留民を見棄て、ソ連兵は略奪・強姦、そのあとは中国人が身ぐるみ全部を奪ったと。前代未聞の特攻に「涙」です。
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歴史の波に翻弄され埋もれた、壮大な物語
右にも左にも傾かないルポが素晴らしい
中盤の中国~満州の部分は、本題と逸れるものの、
知らない部分も多く、理解の助けになった -
涙が溢れた。神州不滅特攻隊。語り継がねばならない歴史。
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目を疑うタイトル。事実だということの衝撃。世に出ていない歴史を掘り起こした筆者に敬服。終戦70年あまり経ち、語られていないエピソードがまだまだあるであろうこと、今後ますます語られることがなくなるであろうことを思った。
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昭和20年8月19日、戦争は終結しているのに、特攻をしたと?満州で?妻も乗せて?小説ではなく、ノンフィクションとしてこんな事実があったとは。