- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041506011
感想・レビュー・書評
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天才対天才あるいは怪物対怪物
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30年前の対談とは思えない刺激的な対談。ブルーの頃の、初期の村上龍をよく感じ取れる一冊。
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すごい対談だった。
二人はちゃんと共鳴しているんだろう、と思う。
その上で、少しずつバチバチやったり、牽制したり、気を遣ったり、面白い対談だった。
村上龍が、芥川賞を取ってすぐの頃ですね。
あの頃の龍にしては、かなり従順だった。
二人の短編を残して読み終えた。
2016.7.27. -
中上健次30歳と村上龍24歳の3回に亘る対談と、そこからの着想も匂う好対照な短編が一つずつ。そして、後記が一つずつ。短いが面白い構成だと思う。若い二つの才能のドキュメンタリーだ。指向性の違う二人だが、だからこそなのか意気投合し忌憚無く徒然に交感している。
後記では『限りなく―』で鮮烈なデビューを飾った直後の村上が、『枯木灘』を「衝撃はなかった」と切っているが、その批評は当時の中上というより今の彼自身をばっさりいっているような気がする(笑)。 -
初めて見たので即買い。27,8やそこらの村上龍と33,4の中上健次の写真がまた、なんか、時代を感じてたまらんのよ。村上龍のすっげぇ不躾な感じとか最高、この人が今や55歳のハローワークとか書いちゃうのが正直ショックでならない。。。