- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041853016
感想・レビュー・書評
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鷺沢萠は初めて読む。
大変申し訳ないのだが、最初は「あれ?思ってたのと違う…」と言う感じだった。
それから暫く、忙しくて読めずにいて、3日ぶりに読んだ。良かった。
日々の小さな出来事を切り取って書いているだけなのに、どうしてこんなにノスタルジーな気持ちになるんだろう。
懐かしさや切なさ、そして後悔やら何やら…
どこにでもいそうな、でも個性が光る登場人物たちの気持ちが、そーっとそーっと心の中に入ってくる。
そんな不思議な心地よさがあった。
私のお気に入りは、ポケットの中と柿の木坂の雨傘。思わず目頭が熱くなった。こういう話に、私は弱いのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふと思い出す何気ない一瞬。
その一瞬に詰まっている沢山の感情。
悲しかったあの日、嬉しかったあの日、誰しもに沢山のあの日があった。
あの日があるから生きていける。
そんなあの日あの時あの場所で。-
ストレンジャーさん初めまして!
いいねとコメントありがとうございます。
ブクログ使いずらくて最近はあまりやってないのですがそう仰って頂けて嬉...ストレンジャーさん初めまして!
いいねとコメントありがとうございます。
ブクログ使いずらくて最近はあまりやってないのですがそう仰って頂けて嬉しいです\(^o^)/
ありがとうございます!2024/04/20 -
返信ありがとうございます。
そうなんですね。他にやられてる本のアプリなどあれば教えて下さい。
感想楽しみにしてます。返信ありがとうございます。
そうなんですね。他にやられてる本のアプリなどあれば教えて下さい。
感想楽しみにしてます。2024/04/20 -
以前は読書メーター使用してたのですが、退会してこちら使ってみたけど読書メーターの方が使いやすいですね
でもまた読み終えたら感想書いてみようと...以前は読書メーター使用してたのですが、退会してこちら使ってみたけど読書メーターの方が使いやすいですね
でもまた読み終えたら感想書いてみようと思います!2024/04/20
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純文学の入り口のような本だった。
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概ね評判が良いようですが、残念ながら私にはその良さを受け取る事が出来なかった。
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随分前に、「東京のフラニー」という収録短編が、テストの問題に出たことがあった(高校時代のわたしは、テストの問題に出される現代文をかたっぱしから読みたがった。)
とくに高校時代は、「攻殻」から「サリンジャー」を読み進めていたので、とりわけ気になったのだと思う。サリンジャーの短篇に、「フラニーとゾーイ」というのがあるのだ。
内容はさっぱりおぼえていない。
洒脱で、それでいてどこか鋭い切れ味のある書きぶりをした作家だったように記憶しているので、再読してみるのもいいかもしれない。 -
鷺沢萠さん作品を読むのは初めてだ。
日常の中でふとした一瞬を切り取ったような短編集。
冷たくてかたいのに暖かくてほっとしてしまうような、不思議な文章。
コンクリートに囲まれた街中で、足元のアスファルトを割ってたんぽぽが花を咲かせているのを見つけた時の気持ちに似ている。
「グレイの層」と「金曜日のトマトスープ」が好き。 -
20篇の掌編集。ふっと気分がよくなるような硬質な優しさのある話が多い。「明るい雨空」はイイ話というわけではないが、折りに触れて思い出す。
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なんか疲れていて、3個目の傘がなくておじいさんの傘が、ってところで悲しい下りがありそうで読めなくなってしまった。
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20の超短編集。鳥なのに海にいるような、魚なのに空にいるような。不安定で、小さな罪悪感もあって、居心地の悪い、そんな日常も捨てたものではないと思わせてくれる作品です。