- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784042982142
作品紹介・あらすじ
名探偵ホームズと宿敵モリアーティ教授との死闘を描いた問題作「最後の事件」を含む第2短編集。ホームズの若き日の最初の事件「グロリア・スコット号」や、兄マイクロフトが初めて登場する「ギリシャ語通訳」など人気の高い作品をはじめ、前巻を超える衝撃作が目白押し。発表当時物議を醸し、本から削除された「ボール箱」も収録。クールでニヒルな名探偵の魅力を最大限に引き出す、読みやすく瑞々しい新訳でおくる決定版。
感想・レビュー・書評
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12の短編集。同じ短編集の「シャーロックホームズの冒険」より、こちらの方が殺人事件が多く、アクティブな感じがします。
「最後の事件」の、ホームズとモリアーティ教授との、追うもの、追われるものの頭脳戦は、ホームズの変装もあり、とてもおもしろく読みました。特に、スイスの滝を背景にした、ホームズとワトスンの別れの場面は、胸にグッとくるものがありました。これからもまだ読んでいない作品を、読みたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1.おすすめする人
→探偵小説がすき、イギリスに興味がある、
短編集がすき。
2.感想
→シャーロック・ホームズの最後が描かれた作品。
こんなに切ないなんて、、、
シャーロック・ホームズの人となりが
明らかになる決定的小説。
読めば「回想」の意味がよく分かります。 -
黄色い顔
えー‼️こんな、ホームズってありなの?
「ノーバリ」がしばらくマイブームになってました。
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ホームズの短編集。
毎度ホームズが依頼人を見ただけで色々と見抜いてしまうのが面白い。今回の収録作ではホームズは大人し目だったかな?「冒険」の方では薬キメて狂人ぶりを遺憾なく発揮してたイメージだったけど。
「最後の事件」まさかホームズの最期がこんな風だったとは。ワトソンに宛てた手紙が泣けます。唐突感がすごいと思ったけど、ドイルがホームズ物を終わらせたがっていた、というエピソードを思い出した。名探偵の永遠のライバルっていうモリアーティ教授のキャラクターはすごくいいのでもっとホームズとのバトルが見たかったな。他にも何作か出てくる作品があるようなので、読みたい。他には「背中の曲がった男」も好きです。 -
シャーロック・ホームズの短編集第二作目。
冷静沈着・頭脳明晰で機械人間のごときホームズ。
そんな彼のイメージを一変させるような人間味あふれる一面を描き出した作品が多く収録されています。
本当は歴史小説家を目指していた作者ドイルと、世間を魅了し、すでにイギリスで市民権をえてしまった主人公シャーロック・ホームズ。
苦悩しながらもホームズの活躍を書かざるを得なかったドイルの心が垣間見える作品集でした。 -
やはりシャーロックホームズのシリーズは面白いです。
古い作品なのにどれも鮮やかなほどの名推理で解決するホームズは憧れますね。
当時のドラマがたまにBSで再放送されているので、内容が判っちゃうのもあるんですけどね。
それでも引き込まれるのは良い作品が多い証拠です! -
3.3
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Audibleにて読み直し。
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黄色い家のラストはワトスンと同じ感想。じわりと胸が熱くなる、ハッピーエンド。
でも、ノーバリってなんだろう?
シャーロックホームズはあまり読んだことがなかった。ゆっくり文庫、BBCのドラマや映画には夢中になったし、有名なエピソードや登場人物の名前とその個性の概要、は知っていたけど。緋色の研究で簡単に挫折した。ミステリなのに、次のページに手が伸びなかった。
シャーロキアンと名乗っているのか呼ばれているのか、そういう人達が作る歴史のあるグループがあって、アシモフさえ名を連ねているのに。(時間があれば一生アシモフを読んでいたいくらいだ)
だから今回がはじめして、だ。
はじめましてのホームズは、とても常識のある紳士に思えた。(オーディブルだからか、ワトスンの魅力が全く伝わらない。というか、わたしが受け取れない。こどもみたい。)
はじめて接したホームズは、荒唐無稽でも驚かせることも常識が無いと批判される理由もない、落ち着いてあたたかい言葉と思いやりを持つ、紳士だった。