覆面作家は二人いる (角川文庫 き 24-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043432011

感想・レビュー・書評

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  • ある賞を受賞した作家はお嬢様。
    そのお嬢様は家にいるときと門をくぐって外にでると人格がかわるのだった…、というお話。

    エンターテイメントとしてはそこそこ面白いと面白います。2時間ドラマみたいな。
    そんな気分のときにはどうぞ。

  • ミステリーというよりも、どこか明るくぼのぼのとした感じのストーリーが魅力の作品。若手編集者とお嬢様作家の恋の行方が今後気になる。

  • 読んだのはハードカバーのほう。

  • お嬢様がめっちゃ強い。
    内弁慶の逆って言われてたけど、ここまでくると二重人格なんじゃないの・・・

  • 作家志望のお嬢様とそれを担当することになった編集者。お嬢様は、作家としての才能はもちろん、名探偵としても優れた能力を持っていて……。

    面白いです。でも、軽いです。

    ミステリーと言うことですが、肝心の事件を解くまでのプロセスが軽く、余りにもご都合主義的に進んでいくのが気になります。まぁ、少ないページ数にまとめようとするとこうなるのかもしれませんが。

    人物設定も悪くはないんですが、ちょっと突飛すぎてあまり現実感を感じない。それはねーだろ、とツッコミたくなる場面も何度かありました。

    筆者の筆力でそれなりの作品にはなっているんですが、やはりこの全体を覆う軽さはぬぐいきれません。まぁこれは、そういう作品なんだ、と割り切って読めば、面白いシリーズだと思います。

    (2007年読了)

  • 大好き。

  • 二人分魅力的なお嬢様作家千秋さんと担当のリョースケさんにほのぼの。優しいミステリーで笑えて少しだけ切なくなって。ほんわか楽しい。二人が進展するのかも気になります。

  • 北村薫の作家を主人公にして書いたラブコメディです。
    楽しく読むことができます。

  • 「覆面作家は二人いる」 北村薫

    私が初めて北村薫さんの作品を読んだ1冊。
    北村薫さんは多くの作品を書かれていますが(ほぼ読破!)
    このシリーズは、初心者の方におすすめです。
    本のページ数は少ないですし、短編集なので何も考えずにあっさり読めるはず。

    主人公は「覆面作家」として活動しているお嬢様、新妻千秋。
    そして彼女の担当編集者の岡部良介の二人が事件を解決していくもの。
    いたってシンプルな設定ですが、そのお嬢様が外と内では着る服や言動がまるで対極になってしまう「外弁慶」な性格の持ち主。
    本文にもかかれてますが、まさに「借りてきた猫からサーベルタイガー」に変貌するのです。
    「そんな人間おらんやろ!」と思わず突っ込んでしまいそうですが、
    そういうところもフィクション小説の醍醐味として読むと味があるもの。
    ただ、ひとつの話のスピードが速いので、あっさりと事件が解決してしまうところが、
    推理小説を読み込んでる方にはいまいちボリューム感は足りないかもしれません…。

  • 2000年2月読了。
    2002年4月12日再読。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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