徒然草 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川文庫ソフィア 99 ビギナーズ・クラシックス)
- KADOKAWA (2002年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043574087
感想・レビュー・書評
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本の構成的に若干の読みづらさはありましたが、総じてわかりやすく面白い本でした。
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本文は振り仮名付きで読みやすいが、解説が信じがたいほど頭が悪い。
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今から700年前の随筆であるが、現代にも通じるところが多い。
●無常迅速:考え方や価値観、繁栄、生死は常に変化
●牛を売る者:生死は常に身近にあり、死があるからこそ生が引き立つ。
●高名の木登り:ミスは油断したときに(安きとき)に起こる
●未完の完:あまりに完成された者は趣が無く、どこか欠けていたり、足りない方が趣があるものである。(そのためわざと未完で終わらせる建造物がある)
●蟻のごとくに:多くの人は名誉や金銭のために、蟻のようにあくせくしているが老いと死はすぐにやってくる。名利に明け暮れている人は、老いが近づいていることを意識しない(老いや死を恐れない)。一方で、無常の原理をわきまえず、老いと死を必要以上に恐れる愚人もいる。 -
2017.08.27 『13歳からの道徳教科書」からの選書
2017.12.28 日本の文学作品を読む(2018年に向けて)
2017.12.30 『古典力』より -
わかりやすい!読みやすい。訳の後にある一言が、おもしろかったり新たな視点だったり解説だったり。それが、読者にとっての徒然草に幅をもたせてくれる。
繰り返し読んでもっと咀嚼してみたい。 -
「徒然草」の現代語訳と原文、解説のついた新訳版。
現代語訳が非常にわかりやすく、
時代の違う京都在住の人のエッセイとして
普通に読めてしまう。
短い「連」中心のエッセイは
ぼやき節であったり、人の生き方を説いていたりと
ちょっと偏屈で筋を通す人だったらしい
兼好法師の人となりがダイレクトに伝わってくる。
そういう意味では軽々と時代を超える普遍性をもっており、やはりすごい。
おもしろかったです。 -
現代語訳、原文、軽い解説という構成。 教科書に載るような古典だし普通だったらあえて手を出そうと思えないけど、内容は「うらべかねよしのエッセー」といった感じで今読んでも古さは感じない。 700年前のものとは思えない。 なかなかおもしろい。
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こういった…昭和以前の文芸作品みたいなのには苦手意識があったんですけれども、読んでみると割かし現代に通ずる部分もあり…なかなか楽しめましたね!
ヽ(・ω・)/ズコー
早い頃から世捨て人になってしまった兼好さんですけれども…独身のまま生涯を終えられたんでしょうか? 解説を読む限り、そのように感ずるのですが…
こういう世の中から一歩引いた目で世間を見渡してみると…実に様々なことが分かる! ということが分かる書物でしたねぇ…まあ、この人はおそらく結婚には向かなかったのでしょう…。
↑なんか女人に性的な誘いを受けてうまく躱す方法みたいなのを文章にしてしたためていましたしねぇ…女子が苦手だったのかもしれません!
↑みたいな憶測が個人的には飛び交いますけれどもまあ、読んで損はない書物だと思いますよ!
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
兼好さんの考える生き方考え方振舞い方指南本。今に通じる話ばかりでなかなか刺さるものがあります。ちょっとひとと話すときに気をつけねばと考えさせられました。