新解さんの読み方 (角川文庫 な 38-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043604029

感想・レビュー・書評

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  • なんかへんだ、なんか妙だ、ここには絶対何か(誰か)がいる!と思っていた新明解国語辞典、やっぱり潜んでいたんだ。
    そんなことに誰が気づいて、誰が名前を与えてあげるだろう、「新解さん」などと。

  • 昨今「擬人化」というものが流行っていますが、これは新解さんという国語辞典の人となりを紹介した本です(たぶん)。

    想像すると、大学の校舎の奥の中庭のベンチ、木漏れ日を浴びながら学生たちにとつとつと講義をする老教授。その言はウィットに富みながら、ときにエキセントリック…かと思えば、ちょっと純情。そんな人物像が浮かんできたりします。

    なぜか、読者の想像力をかき立てる不思議な国語辞典なのです。

  • 献辞はいきなり、「宮武外骨先生に」。「文庫版はじめに」「はじめに」から、すでになんかおかしい、面白い。宮武外骨――赤瀬川原平――夏石鈴子(鈴木マキコ)、というラインが、はっきりわかります。そしてまぁ、こりぁ力作です。カヴァーの付箋の様子を見ても、その一端をかいま見ることがきます。とかなんとか言ってるけれど、面白いのです!あんまり面白い例文には赤鉛筆を引いちゃいました。やっぱりここには、「新解さん」って人が潜んでいたんだ。新解さんだけを参考にして日本語を書いたら、それはちょっとオカシなことになる可能性もないではありません。でも、広辞苑か何かとともに、どうぞ新解さんを置いてやってください。

  • 2007.12/9-16
     久しぶりに。夏石さんの、新解さんへの愛が強く感じられる。

  • 2007年7月10日(火)、読了。

  • 新解さんとは、『新明解国語辞典』(三省堂刊)の愛称です。何ごとも独自の視点で説く孤高の新解さんは、例えば、凡人―自らを高める努力を怠ったり功名心を持ち合わせなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人。と力一杯説明します。新解さんは人間臭い、読んで楽しい辞書なのです。新解さんを敬愛し、その存在感を世に広めた鈴木マキコこと夏石鈴子が、新解さんに徹底的に迫り、新解さんの魅力を伝道します。

  • 2007.4.10

  • サンノゼの紀伊国屋で買った本。赤瀬川氏の本の続編のようなものであるが、赤瀬川氏に新解さんの魅力を教えた夏石氏の新解さん本の第一弾

  • 新解=新明解国語辞典のことで、本としての辞書の楽しみ方を解説している本。なかなか面白い。久々に辞書をひいてみたくなりました♪辞書といえば、大学時代に辞書編纂の歴史を取り上げた授業があったっけ。あの時、こんな辞書の読み方を知っていたら、もっと授業が楽しかったのに。

  • 古本屋に入ると、辞書のコーナーをチェックするようになりました。

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著者プロフィール

1963年生まれ。著書は『バイブを買いに』、『いらっしゃいませ』、『新解さんの読み方』、『新解さんリターンズ』、『今日もやっぱり処女でした』(日本図書館協会選定図書)、『きのうと同じに見えるけど』などがある。

「2010年 『愛情日誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夏石鈴子の作品

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