夢にも思わない (角川文庫 み 28-3)

  • KADOKAWA
3.33
  • (144)
  • (332)
  • (982)
  • (80)
  • (11)
本棚登録 : 4174
感想 : 272
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043611027

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 宮部みゆきさん!さすがです!
    爽やかな青春と事件がどう絡むか、最後のオチは衝撃でした。

  • 大好きな宮部ワールド!
    爽やかな青春と汚い裏社会の殺人事件。
    弱みを握られ脅され追い詰められた時、
    どんな選択をするか。
    弱さゆえの人間の汚さを許すことができるか。

  • 『今夜は眠れない』の続編。
    秘かに恋心を抱くクラスメートの従妹が殺された。
    親友島崎と共にまたまた事件を調べ始めるのだが…。

    中盤あたりで犯人がわかり、「あれ?まだこんなに先があるし…。なにかどんでん返しでもあるのか?」と読み進んでいくと「こんな事実が隠されていたのね」。

    自分の身を守るための“小さな罪”
    犯罪ではないけれど、それでも“罪”には違いない。

  • 例の水族館が出てる時点で推せる。

  • 登場する少女たちの描写が面白かった。
    子供の世界も大人の世界もだいたい同じ。

  • 前作も想像より重かったけど、今作はその数十倍重かった。面白かったです心底。

  • あまりマジョリティーではないようだけれども、宮部みゆき作品の中では一番好きな話の一つ。
    とんでもっぽい要素は比較的薄く、ジュブナイルっぽさが初々しくて楽しい。

  • 宮部先生の著作は結構読んでいるけれど、心の描写においてこれまでで一番の傑作で、一番好きというには悲しくて切なすぎる物語だった。大好きで恋人にもなれた憧れのクドウさんの嘘。普通のストーリーだったら、そんな彼女の心の闇まで抱えて共に歩み、いつの日か本当の笑顔を、、みたいな終幕を期待しそうなものだけれど、それは許されなかった。情状酌量の余地ありでそこは目を瞑りたいところだったけど、緒方くんの正しすぎる正義はクドウさんの罪を完全に拒絶。それは大人になるための糧というには重すぎるものだった。

  • とにもかくにも結末が切な過ぎる。
    ただそれがこの作品の一番素晴らしい所だと思う。

  • 憧れのクラスメイトの従姉妹が殺された事件を、中学生2人組が探っていく。中学生ながらクールで頭の切れるホームズ島崎くんと、語り手で時に重要な手掛かりをつかむワトソン緒方くんは探偵ものの定型だけれど、重いラストをすこしライトにしている。「今夜は眠れない」の続編らしいが随分前にこちらを先に読んでしまったので、いまになって「今夜は…」を読んでいるところ。

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

宮部みゆきの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
宮部 みゆき
宮部みゆき
宮部 みゆき
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×