RDGレッドデータガール はじめてのお使い (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944408

感想・レビュー・書評

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  • アニメ化した物語ものの小説。スニーカー文庫でもいけそうな読みやすさです。
    続きがまだまだ出ていますが、一巻はこれである程度完結しているので、まず読んでみるのもいいかも。

  • 再読2回目(初読は登録前に読了)。以前、仕事でアニメの商材を取り扱っていたときにどんな話なのか興味を持ったのが作品を知った経緯。特別な力をもつ「姫神」が憑依する体質の泉水子が、修学旅行で東京に行ったことを経て自分の力を知り、自分を取り囲む周りの状況に積極的にかかわろうと決意するまでが話のあらすじ。内向的な性格の主人公にちょっと最初は不快な思いをして読んでいたが、後半はこれから泉水子がどう変わっていくのか知りたくなった。初読の時は断念したが、今回は最後まで読んでいきたいと思います。

  • ファンタジーというよりラノベでした。主人公の地味っぷり、内気っぷりが何とも可愛い。この一冊ではあまり話が展開していないので早く続きを読まなくては。

  • まさにシリーズ1作目。
    なにやら色々な紹介だけで終わり、クライマックスの盛り上がりも無し。
    読み続ければ面白みはが出てくるのだろうか?

  • 【特別な女の子】

    子供の時に憧れるような正真正銘の女の子。昔だったら、憧れてキュンキュンしたのかもしれないけれど、今はただ可哀想だとしか思わない。特別なんていらない。成長なんかしたくない。捨てられるばっかりで辛い。期待されるのは怖い。私は、山に篭っていたい。ダメのままがいい。人としてダメだってわかっていても。

  • 一度だけ、アニメを観たことがある。ただし、1話だけ。合わないと思い、即観るのをやめた。でもそれは間違いだった。観とけばよかったと思う。でも、もしかしたらその時の自分じゃ、ハマらなかった可能性もあるかな。

    あらすじ的には好きな設定。でも前半は退屈と聞いていたため、読む気があまりしなかった。でも私は全然退屈に感じなかった。確かに後半ぐっと面白くなって続き読む!とはなったけど。

    泉水子、あんためっちゃ喋るようになったじゃん深行と。ってなった後半(笑)そしてストレートな物言いに胸きゅん!大好きです、胸きゅんストーリー!きたー!!ってなりました(笑)こういうシーンがあったからこそ、続き夜みたいってなったのはあったかな。個人的に和宮くんが結構好きだったから、そのまま泉水子とくっついてほしかった(笑)

    とりあえず、最近の中では一番!

  • 2016/02/22 購入

  • かなり前から気になってはいたんだけど、なかなか手を出せずにいたタイトル。

    内容は思っていたのとかなり違った。
    時代背景やらなんやらとかもろもろ。

    ファンタジーに分類されていたのに冒頭は普通の学園青春ものっぽくてアレレ?って感じだったけど、主人公の周囲に新しい登場人物が現れてくる度にどんどん面白くなって来て最終的にハマったわw

    中盤からはハラハラドキドキしっぱなし。 
    もっと早く読んでおけば良かった。

    2、3巻辺りで生活環境が変わるのかな? 
    続きが気になるので早めに次も読みたいと思う。

  • 他の目がこわいのは、自分に自信がないから。

  • 第1巻

  • 天狗系の話で、まちてんと少し被りますね。
    学園もののファンタジーで、構成がしっかりしてて、キャラクターも魅力的。
    泉子ちゃん可愛いな。泉子ちゃんのために奮闘する深行君も格好良かったです。

  • 世界遺産の熊野古道、その山の頂上にある玉倉神社に住む中学生、鈴原泉水子(いずみこ)は、地味で極端に内向的な女の子。姫神の家系に生まれ、特別な力もっているのだが、まだ本人もよくわかっていないところに大きな問題があり、事件を起こしてしまう。
    高校進学の為に、代々仕える山伏の家系で同い年の相楽深行(さがらみゆき)が泉水子を守る使命があってやってくる。
    彼女の力や生い立ちについては、読み進むうちにぼんやりとわかってくるところが、もどかしい。
    天山の巫女ソニンや、空色勾玉、月神の統べる森でなどが好きなら、楽しめそう。
    2012年にシリーズ6巻で完結している。

  • ファンタジーなのに、人間模様に目がいってしまう…神様とは、山伏とは?改めて日本古来のファンタジーな惹かれました。

  • 図書館で。
    この人の書かれるシリーズは人気があるなあ、と借りてみました。が、相変わらずこの人のヒロインは好みではないな。最初に美人じゃない、と断言されてしまうからかもしれませんが。

    誰の本だか忘れましたが昔読んだ少女小説に自分ほど可愛い女の子は周りに居ない、と思っていたら他の女の子もそう思っていて愕然とした、という描写があり、やけにリアルだなあと思ったことを覚えています。自分の容姿に100%自信を持っている子なんて居ないでしょうがそれなりに「私のココはダメだがこのヘンでカバーしてるから全体的に見たら悪くない」ぐらいには思っているんじゃないのかなあ?勿論、コンプレックスはあるでしょうがそれだけじゃ人間卑屈になりすぎる。天狗になるところもないと、というか少女ってそういう所でバランス取って生きている生き物だと思ているんですけどね。
    なので最初から可愛くない、とか普通の子だ、と力説されると若干そんなこと無いだろうと思ってしまう。後は話の展開的に普通の子なんて事ないだろ、とかどうせこの子も美人じゃないとか描写される割に後でイケメン君にモテモテになったり綺麗だとか賛辞されるようになるんだろうなあ、と白けてしまうと言うか。まあ…自分がひねくれてることもあるでしょうが(笑)

    さて。彼女のご両親にも大分問題がありそうなRDGですが蛇蝎のごとく嫌っていたイケメン君はそのうちきっと彼女のヒーローになり、王子さまになるんだろうな。うん、わかる、わかる。(個人的にはあの少年は嫌いなタイプなのでアレと引っ込み思案という設定のヒロインがどこをどうやったらロマンスにたどり着くのか首を傾げる所ですが。)
    という訳で続きはどうしようかなあ、という所です。それにしても少年ものだと大抵学校一のかわいこちゃんがヒロインになり、少女ものだとイケメン君が彼女に目を止めてくれたりするんだなあ…。決して美男美女カップルにならない辺りが面白いというか。それが現実的かどうかは置いておいて(笑)

  • 地味でさえない女の子だと自他ともに思っている泉水子が徐々にかわっていきます。
    今後の展開がとても楽しみです。

  • 熊野古道の山奥の神社に祖父と暮らす泉水子は、風変わりな両親をもつ普通になりたい少女。ある時、前髪を自分で切ったことから、数奇な運命が動き出す。

    シリーズ6巻の第1巻を飾るにふさわしい、息をつかせぬ展開に、誰もが思わず引き込まれることだろう。酒井駒子の秀逸な表紙絵も目を惹く。

  • ファンタジー嫌いなのに気紛れで読んでみたらかなり面白い。舞台が熊野古道というのがそそられポイント。民俗臭のする物語は好物なのです。なかなか先読みできない展開と定番ともいえる引っ込み思案のおさげ主人公の相性が良いのだろうか。

  • 読了。

  • 1~6巻

  • 読もうと思ったのは、上橋さんと佐藤さんとの対談に名前が挙がっていたから。
    なんですが、読んでみたら安心の面白さでした。

    言ってしまえばこの巻は起承転結の『起』にあたるもので、これを読み終えたからといってなにか壮大な物語が完結する、という類ではありません。
    むしろなにか壮大な物語が展開する準備が整った、といったほうが正しい。

    主人公の泉水子は長いおさげと眼鏡が特徴的な容姿に、世界遺産に指定されている玉倉神社に住んでいる。
    けれど本人は勉強もできないし、運動もできなければ、引っ込み思案で、逃げ癖のある、内気な少女そのもの。
    ただ、なぜか彼女が触るとPCも、携帯電話も壊してしまう。そんな彼女の望みは「ふつうの女の子」になること。
    彼女はふつうの女の子になりたくて前髪を切る。
    そんな彼女のもとへ、父親の友人の相楽雪政の息子、深行が送り込まれてくる。
    相楽親子は山伏であり、「深行はせいぜい下僕にしかなれない」と言いつけられ、反発する深行と泉水子。
    しかし消息のつかめない母、紫子に会いに東京に行った際に、泉水子に「姫神」が顕現し、二人はようやく自分たちに与えられた宿命の意味を理解する。
    泉水子は慣れた土地を離れ東京の鳳凰学園への進学を決意し、深行もまた同じように泉水子のため、父親である雪政を見返すため鳳凰学園への進学を決める―――。

    ここまでがはじめてのお使いのあらすじ。
    結局「姫神」がどういう力を持つのか、「山伏」の組織がなんなのか、という核心部分については風呂敷を広げたまま終わった形なので、続きを読まないのが拷問に等しい。
    この巻ではうじうじしていた泉水子が最後に覚悟を決め、たくましくなったようなので、次巻からに期待。

  • 初めて読んだのは中学一年の頃です。かなりの読書家の友人に面白いよと進められて読んでみましたが、当時中1だった私には縁のない山伏などといった物語の世界観についていけず三巻くらいで断念したのを覚えています。
    高校三年の時アニメ化したのと最初に勧めてくれた友人がこのシリーズが完結したことを教えてくれて改めて再度読んでみたらほんとにおもしろいです。
    主人公の泉水子ちゃんはうじうじしててあんまり好きじゃないという意見もよく見かけるのですが私はこのキャラのほうがリアリティがあって好きです。
    アニメは無理やり終わらせた感がありましたが原作を忠実に再現していてとてもよかったです。

  • 私は特に4巻が好きです。これまで、引っ込み思案で大人しく、周りに引っ張られている存在だった泉水子が、自分の意志を持ち、変ろうとしています。
    また、泉水子の良く反省し、変わろうとしている点を見習いたいと思いました。

  • 萩原さんの書く広大な自然描写がとても素敵でした。山の風景が目に浮かぶようだった。
    泉水子と深行のすれ違いや進路決定など、ファンタジーの中でも中学生らしくて一生懸命で可愛かった。

  • シリーズ1作目。
    確か深夜枠でアニメ化されていたなぁと思い出したので、
    手に取ってみました。
    主人公が中学生なのでどうかとも思いましたが、
    擦れた大人でも面白く読めました。
    中学生の初々しさがちょっと眩しくて、
    気恥ずかしい感じがしないでもないですが・・・。


    ヒトならざる者の話は元々大好きですし、
    読者を白けさせない描写の仕方というのか、
    違和感無く入り込めました。
    こういうのを説得力というのでしょうね。


    話としてはまだまだ導入部といった処でしょうか。
    何の疑問も持たずに平々凡々と暮らしていた筈の泉水子が、
    深行という異分子が入り込んできたことで、
    自分は何も見えていなかったと認識したところです。


    それにしても「お使い」ってそっち?
    副題から某テレビ番組の可愛らしいのを想像してました。
    最後まで読んで初めて気が付きました。


    意外と大掛かりな組織であるらしい山伏達の野望もそうですが、
    泉水子には何か途方もない秘密があると窺えるので、
    今後の展開に期待です。

  • 前に借りて一度読んだことがあり、店で文庫本になったのを見かけて購入。
    文庫本に何冊もなったが、ハードブックの表紙の絵が好きだったのでこのまま文庫になってうれしい。ハードブックの方は高くて全巻揃えるのは大変そうだが、これなら揃えれそう。
    表紙は巫女さん姿の泉水子。終盤、この姿で舞を踊るのだが、舞は1巻だけでなくこの物語全体に深くかかわってくるもののように感じた。

  • レッドデータガールシリーズの1作目。
    神社に住む中学生泉水子は昔から電子機器に触れると壊してしまう不思議な体質。母も特別な力を持っているようだが今は遠く離れて暮らしているためよく分からない。
    そんな泉水子のもとに深行という幼馴染がやってくる。彼は山伏になるために父親に連れて来られたのだ。深行と共に東京の高校へ進学させられそうになった泉水子はこれに猛反対。修学旅行を期に母に会いに行き、父親たちの進学話に反対してもらおうと母に会いに行くが・・・。

    私には泉水子の性格がとてもイライラしてしまって、読み進めるのにかなり時間がかかってしまいました。
    続きがありますが、おそらくもう読まないと思います。

  • 和歌山、熊野の神社を舞台に、中学生で内向的な主人公が出てくる話。
    物語はこれからって感じで、楽しみ。
    和歌山なのに関西弁じゃないのが違和感、和歌山の話だというのを忘れてしまう。

  • ストーリーがどうであれ、学校モノはやはりヒロインはかわいくあってほしい。笑
    だれにも共感できず、あっさり読み終わったかんじ。謎が散りばめられすぎて、回収に時間がかかるだろうなー。そこまでの体力ありませーん。中学生のときに読みたかったなあ。

  • RDG第1弾。この作者の心理描写が大好きなので迷わず購入。読んでみると想像していた通り、人物が丁寧に描かれていたのでとても良かったです。

    長い話のプロローグ的な巻。続きがとても楽しみ。

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】913.6/O【資料ID】91140777

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原規子の作品

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