- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047267251
感想・レビュー・書評
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最後の終わり方がすごく好きです。さすが!さすがすぎる!
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一体何がどうしてそうなったのか。
謎な友人の行動を解き明かすため、行動し始めた少女。
そして、先輩の卒業。
友人のために何かをする事。
必死になって考える事。
そんな事をした経験はありますか? と聞かれたら
ない、と答えられます。
こうなった時、どう動くかも想像できません。
ただ、妙だな、くらいは思うかも知れません。
相手に向けるものが何なのか、一体どういうものなのか。
これだけなら『青春』のカテゴリーではありますが…。
自分の心に向き合う事、拒絶せずに受け止める事。
それができれば、かなり視野が広げられます。
そしてまた、目指す大人に近づく事ができます。
そんな経験をしてみたいものです。
しかし…払わねばならない『貸し』は
一体どこまで膨れ上がっているのでしょう?w
そして独白部分!
最初に大きくヒントがでているのに
最後まで『誰』なのか気が付きませんでした…。 -
櫂の“雪を降らせたい”っていう台詞が、結衣(と遠子)の“マナのようなお話が書きたい”っていう台詞と重なった。
菜乃とななせのやりとりが良かった。
菜乃は遠子に似てるけど、ななせにも似てるんだよなぁ。 -
そういえば、文学少女シリーズまだ最後まで読んでないなーと思って図書館で借りた。
久々に読んだ。
文学少女は遠子先輩風に言うと、「夏みかんのゼリー」ってイメージ。
見た目は可愛くて一見キラキラして見えるけど、ちょっと苦味が残る感じ。
でもやっぱり最後は後味スッキリ。みたいな。
そんなイメージ。 -
外伝最終巻の本作。結構をシリーズ一作目から借りて過去に罪を背負い、各々がその罪を悔いながら、それを真正面から受け入れて、二人で生きていく。そんな二人の姿に哀しみを包含した真実を見るのでしょう。
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三人とも、それぞれのことを大切に思い合っていたのに、裏切られた“私”の最後がとても悲しかった。 私は“私”にも幸せになって欲しかった。三人で笑いあえる日々を実現して欲しかった。 深々とした寂しさを残した“寂寞” “卒業”では、菜乃と心葉の別れのシーンがとても美しかったです。 ななせと夕歌のメールのやりとりも、短いけれど温かなものでした。
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卒業は前向きな物語
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刊行当初に購入して、それから積ん読していたわけだけれど、この本を読まずにおいて置いたことにすごく勿体無いと感じると共にすごく贅沢なことをしたようにも思う。
個人的には本編文学少女を超えた。
菜乃のがんばりやで友達思いな性格が存分に発揮された3巻でした。
菜乃が瞳を引き止め、そして送り出すシーンは涙が滲んだし、
ラストシーンの告白、それに対する心葉の返答、
なんて、贅沢な片想いだったんだろう。と前向きにまた歩き出す菜乃。
卒業の物語でこんなにあたたかいラスト。
文学少女見習いの卒業。正直星5つで足りないです。
きっと何度も読み返す一冊になりそうです。 -
この本を読む前、前の刊の終わりから一体どう物語を繋げてくるのか予想できなかったです。
だからなのか、読み終えたときは、とっても清々しい気持ちになりました。
それから、瞳ちゃんと心葉を邪魔するななせと菜乃がとてもかわいかったです^^
思わずくすりと笑ってしまいました。 -
菜乃、そして心葉くんの成長。いつの間にか菜乃のこと好きになった。
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かっぱえびせんのように止まらなくなり、見習い版3冊読んでしまいました。
心葉先輩の最後のプレゼントが素敵でした☆
大好きなまま去った先輩との思い出は、キラキラした宝物ですね~ -
”見習い”最終巻。
この本を読むとよ~く解りますが、このシリーズは
本編(神に挑む作家(下)まで)で読み終えた気になり、
サイドストーリーはいいや、と思ってしまうと、
物語を半分も楽しめないお話なんですよね。
「初戀」の感想で書いた「見習い」は心葉君では、て
あながち間違いでなかった気がします。
菜乃ちゃんも勿論「見習い」なんだけど、それは「文学少女」
以上に、心葉君を前に進ませる存在、て意味な気がしました。
今回のタイトルも、心葉君なら文字通りであり、
菜乃ちゃんなら「子供だった自分(もしくは心葉君に恋していた自分)」
からの卒業な気がします。
あとは「文学少女な編集者」を残すのみですが、これが感涙必至になりそう。
この「見習い」シリーズがあった意味も大きいお話になってるようなので、
楽しみです。
ちなみに今回のお話は、ななせたんファンにもお勧めですね。 -
菜乃の物語遂に完結。
前半の「"文学少女"見習いの、寂寞。」ではシリーズ通して友人だった瞳が前巻の衝撃ラストからの流れで心葉と付き合うというところから始まる。でも今まで文学少女を読んできた人達なら心葉の考えもお見通しです・・・よね?
今回も菜乃が大活躍。瞳が何を考えてるかわからず今回も菜乃はとにかく動きまわる。事態がわかったらわかったでとても複雑な関係に皆苦しんでいたのだけど・・・菜乃は本当に太陽です。
今回も胸がいっぱいになる切ない恋の物語。瞳との別れのシーンで泣けてきた。
そして完結編「"文学少女"見習いの、卒業。」。菜乃のおかげで瞳ちゃんも琴吹さんも、そして心葉君も大小の差はあれ確実に変わった。皆影のある(正直文学少女シリーズはバックボーンドロドロの人間多すぎw)人達だったけど、前を向いて進むようになったと感じた。太陽に照らされた花のように。ラストの菜乃が改めて告白するシーン・・・泣いた。今でも思い出すだけで泣ける。
最初は登場人物からも無理だと思われてる菜乃の恋に内心「m9(^Д^)プギャー」とか思ってた自分がいたわけだが、1,2巻ととにかく健気な菜乃に感化され、いつの間にか私も菜乃の元気いっぱいな陽の光を浴びていたんだと思う。
本の知識なんて0だったけど最後はちょっと文学少女っぽくなってきた気がする(それでようやく見習いレベルな気はするが)。本当にいい子だった。
評価としては私の中では本編超えてしまった。まぁ、本編あっての外伝だったんだけど。
てか最初開いたとき扉絵だけで泣きそうになったんだけど・・・竹岡先生の絵ハンパないです。