幼女戦記 (1) Deus lo vult
- KADOKAWA/エンターブレイン (2013年10月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047291737
感想・レビュー・書評
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久しぶりのライトノベル。
村上春樹の後に読むと流石に文章表現の質の落差がすごかった^_^;
幼女と聞いて「このヘンタイッ」と口をきわめて罵る方に私は大いに共感するけれども、しかし私を非難するのは早計である。
人間とは本来、保守的な動物でありその趣味嗜好もまた保守的で偏りがちだ。
その偏りを打破するため常に良作との出会いを求めて挑戦を続けねばならない。
幼女戦記を知ったのもネットニュースでアニメ化の話が報道され、読者から「過激な内容なので大丈夫か!?」とどよめきが起こったらしいからだ。
ストーリーは
現実主義者で効率主義者のエリートサラリーマンは気がつくと金髪碧眼のお人形のような幼女になっていた。
しかも、自分の知っている世界とは違う世界の帝国にいるらしい。
さらに、魔導と呼ばれる魔法まで存在する。
周りを列強に囲まれた帝国は常に戦時体制(帝国のモデルはドイツ。周囲の列強にはフランソワ共和国なんてわかりやすいネーミング)。
孤児院に住む9歳のターニャちゃんになってしまった主人公は魔導士の素質があったため、帝国軍人になるしか道はなかった。
自分の生存を最優先しつつ、昇進して後方に下がりたいが、奮闘したら逆に讃えられどんどん前線に出て行かなくてはならない悪循環。
それを持ち前のエリートさと現実主義と効率主義で乗り切る。
そんな話。
ダラダラと長い言い回しや、同じことを別の表現で何回も言ったりとビギナ臭い書き方には辟易としました。
そもそも、幼女である必要性が全くないです。少年でも青年でも壮年でもオカマでも代替可能。
要するに購買意欲をそそるためのエサ。
それに引っかかっただけのこと(赤面)
分厚い事が最大の魅力(読むのに時間がかかる)だったけど読んでみたら430ページだった。
分厚いのは紙のせいらしい…
6巻まで出てるけどいい方向に化けるのだろうか…
説明が一切無いので「航空魔導士」の主人公が何に乗って飛んでいるのかが分からない。
箒でも戦闘機でもないらしい。
キャノピィも無いらしいが、計器類はあるらしい。
魔力で飛ぶので翼はあるのか無いのか。
うーん2巻どうしよう。 -
設定やストーリー展開はなかなかのもの。作者の知識もふんだんに使われていて終始作者にリードされている気分で読めた。ただ、文章自体がわかりにくい(特に修飾語のつながり)上に婉曲的な表現が多いので読んでいて疲れる。何度も読み返さないと意味がわからない部分も多かった。ストーリーが面白いだけに残念。コレが治っていれば続き勝ったも良いんだけどな。
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面白かった。幼女は成長するし、幼女ではなくてもストーリーに問題なさそうだが、幼女が付くだけで取っ付きが良くてギャップに面白さ倍増です。
無理矢理徴兵された幼女のターニャちゃんはリアリストなサラリー"マン"が転生した存在で、内心で色々処世術を展開してるだけが、外から見ると幼女な実力者、シリアスでコメディーな内容に引き込まれます。
魔導師による演算宝珠を使用した戦闘もワクワクさせられます。 -
近代的な世界観ながら、そこに魔法と言う要素を絡めた上での戦記物である。一次大戦頃の戦記をイメージすると近いものがあるだろう。
俗に言う神様転生であり、俺tueeeであり、TSとであり、なかなか地雷要素が豊富な作品である。しかし、その調理法は巧みと言っていいだろう。
文章においては精確さを欠いている部分もあるが(表現の扱いにムラがある)、世界観の堅牢さゆえに目立ってしまっている瑕疵だろう。やや表現をいじっている(平仮名や片仮名の意図的な使用が見られる)ところがあり、必ずしも効果的には思えないが、全体の平板さを避けるための必要性としては理解できなくもない。
全体的に見て、星四つ半相当と評価した。主人公が軍事的な知識を持っている背景がきちんと描かれていない点(記述されていない設定は存在しないのと同じである)などが気にかかり、その分星半個分下げている。 -
幼女という言葉が似合わない物語。
一つ疑問なのは、転生したという設定は必要なのか。
この疑問抜きにしたら、個人的にはすごく続きが楽しみな作品です。 -
読了。
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残念ながら、軍役の経験はオンライン限定だ。の一言に生真面目で不器用なターニャちゃんの中の人に交換を持てる。
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あまり面白くない。変に小難しい言葉をこねくり回した冗長な文章で読みにくいし、硬派な感じかと思えばネットスラングを使ったりと一貫性がない。また、主人公の人となりが分からないため感情移入できない。そもそも、異世界転生の必然性、幼女である必然性が全く感じられない。普通に大人が主人公の架空戦記でいいのではないか?
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WEBで連載されていた頃から読んでました。
今回、出版にあたり、登場人物が増えたり、話の展開が違う等、WEB版読者にも嬉しい内容になってました。
悪魔の皮をかぶった幼女と恐れられたターニャちゃんの活躍が楽しいです。