バカが全裸でやってくる (メディアワークス文庫 い 1-4)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 1032
感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048688192

感想・レビュー・書評

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  • 2011 5/29読了。WonderGooで購入。
    タイトル通り、全裸のバカが大学のコンパにやってきたことをきっかけに小説家をめざす主人公が夢に向かって動き出す・・・話をはじめとする、小説家や小説家を目指す者たちの小説。
    全裸のバカはきっかけにして収束点。
    メディアワークス文庫ってこういう感じだよな、というところをド直球で攻めている。一般文芸に比べるとラノベ様だけどラノベというには主題が違うしキャラも常識の範疇だしなにより拍子は男が全裸だ!

    フィクション、ということになっているが「僕」が小説を書いているときの有様とか、職業作家になった面々が「小説バカ」でいられなくなったり作業だと感じるようになってたり食うためにって思っているところとかは、どのくらい作者の本心が入っているんだろうとか思ったり。
    小説なんて全裸をさらすようなもの、って自分で書いている入間人間の全裸。想像はしたくないな。全裸で書いているところはもっと想像したくないな。全裸で読めばよかったかな。

  • フィクションという割には現実的な感じが。何だろう、本当にどこかでありそうな話のような気がしてならない。もしくは入間さん自身の体験談も入っているのかな、入間さんも原稿を出したときはこんなことを考えていたのかな、審査員にはこう思われていたんだろうなーって考えていたのかな…とか。ストーリー云々よりそれが気になってしまいました。登場人物に微妙な接点があり点と点が繋がっている関係になっているところや終わり方がひねくれているところはさすが入間さん。スッキリしない終わり方だったけど余韻があっていいなと思うか、曖昧にぼかすなよ!って思うか私自身まだ決められていません。ちなみに私は負けました

  • 一歩前へ踏み出す活力を与えてくれる。

    光が見えなくても、
    光が遥か先にあっても、
    それでも必死に走り続けよう。

    【メモ】
    そこには夢がある。
    オレたちが常日頃使っているのと同じ文字を並べ替えて、幸せを作り上げてくれる魔法使い。そんなのが世間にわんさかいて、オレはそれに自分も至るときを夢見ている。オレの言葉も、物語も。きっとだれかを夢で満たせると信じている。
    人付き合いも、戻れる道も、なにもかも放り捨てながら。愚直に走る。
    星の果てを遥かに越えた、一億光年の彼方まで。

  • 正直少し評価に迷う。まったくもって読者に媚びてないところは評価できる。
    話の構成上仕方がないんだけど、2章以降時間軸も主人公も転々とするので、やや読みづらい感じがした。職業作家として小説を書き続けることの情熱は伝わってきた気がする。

  • 異様に創作意欲に掻き立てられる小説

    もっと読みたいそんな気にもさせる

  • 題名で衝動買い。

    才能があろうがなかろうが、書き続けることはできると思う……って書いて、今思った。

    書き続けるっていうのも、才能なのだ。

    どこまで夢中になれるか。どこまで真剣になれるか。

    この小説はこういうことを書いているのだと思う。

  • 題名にひかれて購入。
    序盤は小説家を目指す学生とそれをひっかきまわす学生のやりとりが面白かったが、次の章から失速気味に感じた。最後の方は読んだのか読んでないのか分からないくらい、興味を失っていた。

  • 最近ずっと気になっていた、
    入間人間さんの作品。

    内容構想ともに面白かったけど、
    文章が好きになれない。

    もったいないなー。

    この人の作品はみんなこうなのかな?

    ならもう読まなくてもいいかな。

    「この本の一章をもう一度読み返したくなったら、オレの勝ちだ。」

    とあとがきでおっしゃっていました。

    どうやらオレは入間さんに勝ったようです。

  • 読んでる途中で入間さんの著書だと忘れてしまうほど、いつもと違う作風だと感じました!
    小説家と小説家志望の話。良いですね…!すきです。読んでいて「あ、分かるなー」ってのが多かったです。やる気でました!
    ただ、「僕」は結局最終選考を通ったのかどうか、かなり気になりながら読み進めていたので、「オレ」で話が終わった時に「えっ、そこで終わっちゃうの!?」とか思っちゃいました(^p^)w
    でもそこがいいんでしょうね!きっと彼は最終選考通ったと思います!(´∀`)

  • 2010/09/16読了
    あらすじ読んでおもしろそうだと思ったけれど
    なんかなあ…
    入間さんの文章は、その、ラノベにありがちな
    難しいっぽく見せる表現(刹那とかいうのとかやたらと多い体言止め)が乱用されていて
    どうもなあ…って思った
    ストーリーも最初は良かったのに最後は結構ぐしゃぐしゃなところがあるし。
    カツ丼はうまかったのに、劣化した感じがして残念に思えてしまった。
    つまりどういうことなのさ!?

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

入間人間の作品

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