ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2013年2月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048914277
感想・レビュー・書評
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いよいよ栞子が母と顔をあわせる。
今までは古書に関する謎解きのような感じだったが
謎解き=自身の周りの過去を暴くようになってる。
(そもそも登場人物が多くないので
内輪ネタ感するときもあるが)
そして少しずつ表面化する母娘の関係。
残りが楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
母親は(良い意味で)不快だったし、2章での栞子のもったいぶった感じ(確証がない時点だから仕方ないのはわかるけど)はめんどくさい。 内容はおもしろかった。 長編も良いね。
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ふたりの関係も母娘の関係も動き出す、シリーズ4作目。これまでの3作品とちがって、今回は1冊の長編。ひたすらに江戸川乱歩にまつわるミステリーを追う。有名な作家なのに、こうやって取り上げられると知らないことがたくさんあり、驚かされる。作品のストーリー(内容)、本そのもののストーリー(伝来)そして作家自身のストーリー(人生)を知ると、ますます作品がおもしろくなると思った。
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515
2017年では149冊目 -
再読。ここで繋がったか、ヒトリ書房。でも劇団ひとりじゃないぞ、じゃないぞと思いながら読み進める(でも顔は佐野史郎をイメージ)。最後で大輔頑張ったように見えるけれど、デートに誘えたことが運命を変えた。乗り越えるべき壁は意外と低かったということ。あとは流れに乗って。最後の最後で大輔も活躍し、栞子さんにつり合う男になるための第一歩を踏み出す。
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前巻あとがきで著者が書いていたように、この物語が「今」と少しタイムラグのある時間に進行している。本巻で東日本大震災後の物語から導入し、リアリティが増す感じだ。江戸川乱歩は読んだことがないが、長編全体の伏線として乱歩ファンには「そうそう」と唸らせる箇所があるんだろうな。母・智恵子との直接対決は、結末を見るまでハラハラしながら読んでいた。特に、金庫の暗証文字を解読して開錠するまでの間、もしかすると母に先を越されてしまうのではないかと予想したのだが……まだまだ大輔並みに読みが足りない。
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後書きにも書かれていましたが、乱歩について、なんとなく知っているつもりでも、読んでいてそんな背景があったのか!とワクワクすることしきりでした。
お母さんも出てきて、大筋が動き出した感じ。
恋愛方面は期待していないけれど、そちらも含め。 -
短編集じゃなくて、まるっとfeat.江戸川乱歩。
小学生の頃に怪人二十面相を何冊か読んだ気はするけど、あんまりまともに触れてない作家だな。
失踪?した智恵子さんと姉妹が久々に会ったり、大輔が告白したりと人間関係も少しずつ変化が出て来たけど、相変わらず古書マニアは理解できない。
けれど、智恵子さん、彼女なりに娘を大切に思ってるんだな。彼女なりに、だから伝わりにくいけど。実際に傍にいたくはないけど割と好きなキャラクター。 -
2017年1月13日購入。
2018年7月31日読了。 -
短編かと思いきや長編だった。栞子さんのお母さんが登場。全体的にいまいちだった。
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ずっと行方が知れなかった栞子の母・智恵子から突然の電話が入った。
あいにくと栞子は不在で、五浦大輔は代わりに応対する。
帰国したことを告げる智恵子は、じつはビブリア古書堂のすぐ近くまで来ていた。
智恵子を指名した依頼が舞い込む。
本について特別な相談があるという。
指定された住所へ赴くと、会話や行動が不自由な来城慶子と慶子の世話をしている田辺邦代が待ち受けていた。
慶子が長年付き合っていた江戸川乱歩収集家・鹿山総吉が亡くなり、総吉が所蔵していた家と乱歩関連の蔵書を相続したという。
「江戸川乱歩に縁のある珍しい品」が入っているという金庫を開けて欲しいというのが依頼だった。
子どもの頃に夢中になって読んでいた本には、特別な思いがある。
あらすじや細かなことはまったく覚えていないのに、大好きだった気持ちだけはくっきりと心に刻まれている。
智恵子と栞子。
母娘だけに、本を間にはさんだライバル関係になったときは誰よりも厳しい闘いになってしまう。
智恵子の本にかける執念は生半可なものではない。
自分とよく似ている・・・と栞子を見て感じている智恵子は、一緒に旅に出ようと栞子を誘う。
が、栞子はきっぱりとそれを断る。
なかなか進展しない栞子と大輔の仲が、残念でもありほほえましくも思っていたので、栞子の理由には驚いた。
「そうきたかぁ」という感じだったけれど、それはそれで面白い。
暗号解読の過程が興味深かった。
「二銭銅貨」は読んでいたが、デビュー作ではまさか暗号文を間違えていたとは。
暗号を自分で解いてやろう・・・なんて考えはまったくないままに本を読んでいるので、かなりこのエピソードには驚いた。
ヒトリ書房の井上と鹿山直美の子どもの頃から続く淡いロマンスもよかった。
暗号解読があったせいなのか、今までのシリーズの中で一番ミステリー色が濃かったように感じた。 -
江戸川乱歩の知識が謎解きに大きく関わって,とても面白い.大輔と栞の関係も少しずつ進歩が見え,また出ていった母親の事情も明らかになってきた.
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持ってた…。
しかし、見覚えがあるような、ないような…。
ん~。はじめは良かったけど、もういいかな。
きらいじゃないんだけど。 -
ビブリア古書堂第4弾は一巻まるごと江戸川乱歩でした。子供の頃から中学生くらいまでは読んでいたので、懐かしかった。少し五浦にデレてきている栞子が可愛い。そして、母親の智恵子がいよいよ本格的に登場。志田さんが言うように根っからのいい人じゃないけど、悪い人でもないのかもしれない。本のことになると見境がなくなるというだけのことかもしれないけど、えげつないなあという印象。でも、栞子にもその血は確実に流れているんだよなあ……。
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今回は江戸川乱歩に関するミステリー。
作風があまり好きじゃないから人間椅子ぐらいしか読んでないけど、少年探偵団は面白かったんかな。
あの装丁は子供心に怖かった記憶がある。 -
この自由すぎるお母さんの存在に、個人的にはちょっといやかなぁ?と・・・
栞子さんの推理は相変わらず、すごい!と感心しながらも複雑すぎて・・・・わかりにくい(スミマセン)ってところも。
二人の恋の行方?はどうでもいいので(笑)、もっとたくさんの本を紹介してほしいです。 -
今回も面白かった!遂に栞子の母 篠川智惠子登場。親子の対決にゾクゾクした。栞子と大輔の行く末も気になるし、早く次が読みたい。
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前巻からしばらく時間が経っていたので、よく覚えていなくて思い出しながらだったのであれですが、入り込んでからは一気に読めました。ただ、ミステリーは少し苦手です。登場人物が覚えられなくて……。完結したら一気読みしようっと。
(2013/03/05) -
お母さん登場
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江戸川乱歩が題材になる謎解き話。古書の話も面白いし、ストーリー的にも母親がまともに出てきてそんなつながりがあったのかという感じ。エピローグの母親の追い求めてる本も気になるところ。止まらなくなりつつある。