- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048937948
作品紹介・あらすじ
「あなたを愛するために、ここまで来たんだもの」
美しい少女は、悪魔を背負う男と出会う。呪われた孤独の島で、命をかけた最後の恋は、滅びの運命に抗うことが出来るのか。
感想・レビュー・書評
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紅玉いづきさんの本は後半で面白さを巻き返してくる印象があったが、今回は巻き返しがなかった印象
2巻に期待 -
「さみしいヨ」
愛など知らない男と、愛しか知らない少女が出会った時折、末路を迎えたはずの物語が動きはじめる。水銀糖の少女の、命をかけた最後の恋は、滅びの運命に抗うことが出来るのか。ーーーーー
登場人物みんな、他人に心を寄せながら、自分勝手に生きている。背負う物語はそれぞれに凄惨なのに淡々としているのは、諦めにも似た覚悟なのかと感じた。そこにそうあった、それだけの。地の文は詩的でサラサラしているので深く読み込まずスルスル読める。宝石みたいな物語だった。冷たいけど覗くと温かい、キレイだけど冷え冷えしている、感じ。それぞれに孤独だったなぁ。 -
最後の死霊術師(ネクロマンサー)の孫娘。孤独を力にかえる悪魔を背負う男。愛する者と愛される者。死者の住む島。
設定とセリフとキャラクターに魅了され物語に包囲される悦び。
ファンタジーを味わい尽くせます。 -
ネクロマンサーの孫娘シュガーリアと悪魔憑きのヨサクルと異端審問軍と。
悪魔の島で二人が出会って島を出るまで。 -
2019/8/2(金曜日)
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タイトルの水銀糖の意味が最後にわかるまで、主人公シュガーリアの秘密は秘密のままです。この辺の演出がいい。
キュイエばばさまが好き。ばばさまの愛情の深さがわかるのも最後の方なので、再読した時のキュイエばばさまが最高。