ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリーズ)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061335226

感想・レビュー・書評

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  • ルドルフのシリーズ、大好きなのでこれは特別に目立つ作品ではないかもしれませんが、続きが読めてとても嬉かったです。

    斉藤洋さんの作品には、どれもおっとりと明るい余裕があって、しかもどこか謙虚な文体がいつも気持ちをほっとさせてくれます。ルドルフの最初の一冊を読んでやった子どもが大人になってしまった今は、純粋に自分のために読みました。子どもの頃に親しんだ、柔らかく温かく愉快な世界がそのままそこで待っていてくれるみたいに感じます。

    自分自身が、昔はそこら中にたくさんいた野良猫や野良犬たちと友だちみたいに育ったことや、小さなユーモアに溢れた英国ミステリーを読み、切迫詰まってもジョークを忘れない昔の西部劇やサスペンス映画などセリフのぐっとくる洋画・邦画をたくさん見て(テレビで、ですが)育ったせいか、とても懐かしくほっとできる、大切な世界です。

  • ルドルフシリーズは章のタイトルがすごく長いところもおもしろい。

  • ルドルフとイッパイアッテナはとても面白かったけど.....

  •  シリーズ第一作の『ルドルフとイッパイアッテナ』、第二作『ルドルフともだちひとりだち』を初めて読んだのは20年ぐらい前の小学3、4年生ぐらいの時で、それから大学生の頃、児童文学論の講義を取っていたこともあり買い直して読み直し、やはり名作だと再確認してからは何度か読み返している大好きな児童文学のシリーズ最新作。
     知らぬ間に最新の第四巻が出ていた。1年も前に。
     で、さっそく購入。
     1作目2作目にあった面白さに加えて目頭が熱くなる終盤の展開は、3作目『ルドルフといくねこくるねこ』にはなかった。というか2作目のラストがきれいすぎて、以降は蛇足になるのは致し方ない。今作『ルドルフとスノーホワイト』も、その面白さは相変わらずながら3作目同様、名作『ともだちひとりだち』の後日談に過ぎない印象でした。
     とはいえ、シリーズの一ファンとしては十分に満足できる内容で、楽しめました。次回作も続くことを願います。

  • ことわざの勉強にも役立つ作品だった(笑)

    面白かったけど前3作の方が好きかなー。

    今まで女性登場人物(メス登場猫)がほとんどいなかったところ、存在感抜群のスノーホワイトと、チェリーという子猫が登場。
    時の流れを感じる。

    スノーホワイトが女傑なのは良いんだけど「女ってこういうもの」という類のセリフが目立つのは、なんかあんまり好きではない。
    強い女が強調され過ぎるのも何か違うんだよな…と思ってしまう私はあまのじゃくだろうか。

    しかしメス猫ってほんとにあんまり行動範囲が広くないのかな。
    相変わらず挿し絵がとても良い。

  • ルドルフとイッパイアッテナよりはパワーダウンしたかな

  • 相変わらず、ルドルフの日常は面白くて、ずっとどきどきしながら読み終わった。新しい登場猫も魅力的。イッパイアッテナの横浜評に笑った。

    次は何年後だろう。首を長ーくして待ってます。

  • 懐かしいルドルフシリーズの続刊。
    とぼけた感じが健在で、ほのぼのして皆温かくていいねぇ。

  • 1~2巻をとても面白く読んで、3巻はそこまでじゃなく思っていたところに十年越しくらいで出た4巻、喜び勇んで読む。
    やはり1~2巻のわくわくさは無かったと思ったが、それでも続編が出て、彼らがあれからどうなったのかがわかって良かった。
    遠くへ行った知り合いの近況報告を聞いている気分で読了した。

  • 小学生のとき読んでた ルドルフとイッパイアッテナ のシリーズの最新巻
    ことわざの勉強になりそうだね,と思いながら読んだ.

    それにしても,猫たち,こんな啖呵きってたっけ
    昔は単純にふーん,って読んでて気づかなかったなぁ

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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