ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリーズ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 654
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061335226

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず楽しくて面白い。
    猫も犬もジョーク言うんだね(笑)。

    本作では、また新たにたくさんのキャラクターが出てくるし、
    展開するエリアも広がって、物語がどんどん壮大(?)に。
    子どもだったルドルフもいつのまにかおじさんだし。

    新キャラのスノーホワイト、なかなかカッコいいね。
    他の人も述べてるとおり、姉御肌でどきどき乙女。
    スケバン(死語か?)にありがちな愛らしいキャラクター。
    レギュラーメンバー入り確定だね。


    『ポケット版ことわざ辞典』を出したのは巧いなぁ。
    全編に渡って効いている。
    あと、挿し絵にもジョークが入って楽しい。

    続編が楽しみ。
    早く書いてね、ルドルフおじさん!

  • 斉藤 洋  作
    杉浦 範茂  絵
    講談社 (2012/11)
    (児童文学創作シリーズ)

    いい歳をして絵本ばかり読んでいた私
    それを児童文学とねこ好きにさせたのが「ルドルフとイッパイアッテナ」です
    もう25年も前になるのですね
    それ以来斉藤 洋さんのファンです
    4冊目が出たと うきうき読みました
    表紙をみて「スノーホワイト」は恋人(猫)かと思いましたが 全く違っていました
    かっこいいのです

    ネコ童話はたくさんありますが やはりピカイチですね

    ≪ 胸のすく 猫の世界へ 迷い込み ≫

  • 「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズ4巻ですよ。びっくりした。続編がでてたんで。これ好きなの。

    ルドルフは『ポケットことわざ辞典』なんてものをみつけて、ことわざにはまったようで。たくさん出てくる。ますます教養あるネコになるね。
    久々のこの物語ですが、変わらないねえ。ほかの登場するネコたちも犬のデビルも。いいよねえ。。

    ブッチーがしばらく行方不明になってたかとおもえば怪我してもどってきた。なんでだろう。他の縄張りのネコと喧嘩したのか。メンツの問題もあるため、ルドルフが話にいったところ、であったスノーホワイト。可愛い名前だが、しっかりもので強いネコ。

    その話はカタがついたが、今度は子猫のチェリーがいなくなった。どうやらルドルフの真似をして車に乗ってどこかにいってしまったらしい。大勢だと車に乗り込んだらばれてしまうので、探しに行くのはルドルフとスノーホワイト。その先では・・・


    斉藤洋さんの作品はすきで、よく読んでる。
    このシリーズは、他の巻ではせつない部分もあったりして。かわいいだけの物語ではありませんが、語り口調がね、ちょっととぼけた感じでいいんよね。
    街のネコたちも、こんな話してるのかなーーって思えてくる。

  • 『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズの4巻目。

    ルドルフはノラ猫生活を満喫しながら、イッパイアッテナが飼い猫になった
    日野さんちや、仲間たちが飼われている家に遊びに行ったりしていた。
    ノラ猫になった、元金物屋のブッチーは、獣医さんちのミーシャと結婚して
    3匹の子ねこの父親になっていた。

    そのブッチーが仲間のネコとケンカした後、行方不明になって一週間後、
    大ケガをして帰ってきた。

    ブッチーは何も話さないので、どこで誰にやられたのかわからない。
    イッパイアッテナは、仲間のかたきを討ちに行く気満々だ。

    ブッチーの行きそうなところを推理したルドルフは、みんなと相談した結果、
    一人で敵地に乗り込むことになった。

  • 登場してくる猫たちは大半が今迄出て来た猫たちなのだが、この作品で登場してきたスノーホワイトが魅力的なのだ。

    姉御肌。だが意外に乙女!

    スノーホワイトに逢えただけでも、この作品を入手した甲斐があったというものだ。


    物語は従来の作品に比べて、ちょっとドタバタが多いかな?という感触。

    それに、終わり方が次回作に引き摺る形で急いでしまっており、終わった気がしない。

  • 久しぶりの新刊。さくっと読めました。初登場のスノーホワイトは名前に似合わず、男前。かっこいい。イッパイアッテナの出番は少なくて残念だったけど、その分ルドルフが大活躍。今回も安定して面白かったです♪

  • やっぱりルドルフファンにとっては面白い!
    イッパイアッテナもルドルフも、住処や食べ物の心配がなくなってしまい、生きる力強さを感じられなくなってしまった。
    一方で、知識と教養のある猫たちが続々登場してくるので、字が読める猫というその新鮮さもあまり感じられない。
    しかし、ルドルフたちの日常には、ドラマがあり友情があり発見があり、それはそれで面白い!

  • 岐阜からトラックに乗って東京にやってきた猫のルドルフ。今回は、女親分のスノーホワイトが登場。ルドルフの生い立ちに憧れる子猫が突然姿を消す。ルドルフとスノーホワイトは行方を追って、中華料理屋のバンで横浜へ向かう。

    「ルドルフとイッパイアッテナ」シリーズ4作目。1作目から二十数年たっての新作。変わらぬルドルフと仲間たちにワクワクして読みました。スノーホワイトなんてついてるから、てっきりルドルフに彼女が出来るのかと思っていたら…。
    でも、楽しく読めました。

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著者プロフィール

1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。「どうわがいっぱい」シリーズの作品に、「もぐら」シリーズ、「ペンギン」シリーズなどがある。

「2022年 『がっこうのおばけずかん シールブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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