僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385160

感想・レビュー・書評

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  • 改めて自分の無知さを痛感。
    『資本主義』の本質を分かりやすく書かれてました。
    『働き方』について改めて考えさせられる。
    後読して世界の見方が変わった。良い本に巡り合えた。

  • 経済関係の著書を多数出している木暮太一さんによる書。マルクスの「労働の再生産コスト」をベースになぜ若い人の年収は、窓際族のおじさんたちより低いのかや成果を2倍あげても給料が2倍にならないのはなぜなのかといった疑問について考えていきます。本書が訴えたいことは5、6章にあると思うのですが、そこだけを見ると他の著者の主張とかぶっている部分も多くあるように感じました。前半の4章までの考察は、マルクスの考えがベースになっているとはいえ僕には新鮮でなるほどと思う部分も多くありました。

  • マルクス『資本論』、ロバート・キヨサキ『金持ち父さん貧乏父さん』の視点から働き方を問い直した本。個人の給料はどのように決まっているのか。資本主義経済の世界では、給料は明日も同じ仕事をするために必要な費用と定義付けできる。新卒の給料がどの企業も20万円程度なのは、明日も同じ仕事をするために必要な食事代、住宅費、娯楽代などを足していくと20万円が妥当であると社会が決めたからだ。年をとるにつれて生活費は上がる。すると、給料は上がったのに生活は豊かにならないジレンマに陥ることがある。しんどい働き方から抜け出すためにはどうしたらよいのかヒントを与えてくれる一冊。

  • 2014/10/05
    復路

  • 仕事を楽しめは、「興味」をもてのこと。簡単にアウトプットをだすための土台を作る働き方を心がけろ。地道に10年スパンで考えるべき。

  • 今までにない視点から、脱・しんどい働き方を述べていて、興味深い。


    ⚫︎土台を作る。 知識、経験、スキル
    ⚫︎労働力を消費するのではなく投資する
    ⚫︎知識、経験、スキルの移り変わりが少なく、積み上げやすい仕事をする。(変化が遅い業界や職種)

    結局は継続は力なり、ということ。

  • 図書館で借りて読んだ。

    半分くらいまでの仕組みのお話は、割りと納得感があり、学びとなった。

    ただ結局、どう働くか、というところについては、もう少しっていう感想。ふだんみんなが考えてることを、文にしてくれたかな、という感じで、新しい視点や、感覚のようなものは、得られなかった。
    期待し過ぎたのかもしれない。

    20代中~後半くらいに読みたい内容。

  • 資本論の、使用価値と価値の定義をもとに、働き方を変えようという話。利益を得るためには、価値(原価)をさげることが大切。ストレス多く仕事するのでなく、価値を下げれば幸せになる。激しく共感。

  • 具体的にどうするかという話を書いているところが良かった。
    使用価値と価値という二つの価値がある、価値を高めようという話。

  • 帯コピー:40年間ラットレース▶︎働き方は「根本」から変えていこう
    「資本主義経済のなかでは、労働者は搾取され続ける」という前提に対して、マルクスは「革命を起こせ(共産主義経済に移行)」、キヨサキは「投資せよ(不労所得を得る)」という。
    帯コピーのとおり、どこかで働き方を根本から考え直そうという提案。
    労働も商品であって、給与もあくまで必要経費でしかない。文句を言うだけで何もしない人にとってはたしかに上乗せなんて必要ないもかもしれない。
    経済に興味がなくここまできてしまった自分には学ぶところは大きかった。

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著者プロフィール

1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、富士フイルム、サイバーエージェント、リクルートを経て独立。学生時代から複雑な物事を言語化し、シンプルに表現することに異常な執着を持ち、大学在学中に『資本論』の解説書を自作し学内で大ヒットさせる。リアルな現場と経済学の両面から、個人が幸せに生きるための働き方を分析し提言している。コミュニケーション、投資、個人ビジネスの立ち上げ手法を構造化・言語化し累計5万人以上に指導。また出版コンテンツへのコンサルティングも行い、延べ1000冊以上プロデュース。著書には、『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』(講談社+α文庫)、『カイジ「勝つべくして勝つ! 」働き方の話』(サンマーク文庫)ほかがある。趣味はハワイ。


「2022年 『その働き方、あと何年できますか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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