「戦争学」概論 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
3.64
  • (15)
  • (41)
  • (43)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 332
感想 : 31
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061498075

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [ 内容 ]
    「愚かな戦争」は「愚かな政治家」が起こす!
    日本軍の敗因を前著『参謀本部と陸軍大学校』で喝破した著者が、戦史から導いた「戦争回避」の原理。

    [ 目次 ]
    第1講 地政学と大戦略
    第2講 二一世紀への地政学
    第3講 ナポレオン戦争とクラウゼヴィッツ
    第4講 第一次世界大戦とリデルハート
    第5講 第二次世界大戦と絶対戦争
    第6講 核の恐怖下の戦争―冷戦
    第7講 冷戦下の制限戦争とゲリラ戦
    第8講 二つの新しい戦争―イラク戦争
    第9講 アジア太平洋の戦争学

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ナポレオン戦争の頃から近代のイラク・テロ戦争までの戦争の移り変わりを解説。

    地政学に基づき大戦略がかわり、同盟国・敵国がかわり
    技術的進歩に伴って戦い方が変わっていく。
    戦争そのものの意味すらも戦争のたびに変わってきていることがわかる。

    時代にそって戦争学的視点を養った後、
    最終章では日本を取り巻く東アジアの現状を紐解く。

    まさに今までにないほどの緊張状態。
    核を持たず、武力を持たず。
    さらには防衛費用を削減する。
    そんな日本でも立ち向かうべきなのにヘコヘコ頭を下げているという状況。

    軍をもたなければ戦争なんて起こらないなんて誰が言った。
    周辺各国はそんなことは言いやしない。
    一度始まれば日本なんて混乱しているうちにめちゃめちゃでしょう。


    戦争をするための本ではない。
    戦争を知るための本。


    皆、この本をもってして戦争を学ぶべき。

  • --07/1/28 (Sunday) 107/100 日曜


    修論研究がひと段落見え始めたためか(まあ、まだだが)、
    少したがが緩んで、活字中毒になりつつある。

    というわけで、今まで黒野耐「『戦争学』入門」を読んでいた。
    地政学的視点、あるいは必要悪としての「軍事」を学ぶこともないので、なかなか読みごたえがあった。

    さて、書類作成と解析を始めるか。。

  • 戦争にまつわる戦術・戦略などを学術的な視点から述べられていました。あまり興味を持てなかったので途中までしか読んでいません。

  • 地政学を基礎とした安全保障戦略。

  • 基礎的でよいかと

  • 地政学を中心に戦争学についてまとめられている。

全31件中 21 - 30件を表示

黒野耐の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×