宮本武蔵(六) (吉川英治歴史時代文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061965195

感想・レビュー・書評

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  • これといった見せ場なく、たんたんと進んでいった印象。

  • いい大人が楽しんでしまってます。小学生高学年から読めると思うので子供達に読んでもらいたいです。難しい所は大人がフォロー。いい本ですね。

  • 巌流島への宮本武蔵を知る。
    剣の道の面白さ。

  • 途中1ヶ月半くらい間を空けて読み終えた。(仕事めちゃ忙しかった…)
    話がどこに向かってるのかわからなくなった。武蔵の豪快さ、気持ち良さもあまりなく、停滞した感じあった。小さいエピソードがたくさんの巻だった。
    城太郎がいなくなって、伊織が出てきたのも、自分の中で整理がつかず。今後の為の伏線なんだとは思うが。

  • 相変わらず面白いので一気に読んでしまう。
    武蔵に「ゆとり」が生まれているように思える。

  • 吉川英治という人の凄さはこの六巻に現れていると思う。
    こと東京都港区にいるのも手伝ってか芝から品川を起点に、のらりくらりと江戸を散歩させられる。
    それは武蔵の突き抜けた軽快さと小次郎の滑るような野心を両輪に。嵐の前の静けさが耳に痛い程の一冊。

  • 武蔵、剣より大切な何かを見つけた模様。人を切るのが強さじゃない。本当の強さとは?

  • 黒沢明の「7人の侍」に似た(あちらが似ているのだろうが)村人を村人たちとともに悪者から救う話も出てきて、面白く話は進む。ストーリーとは関係ないが弟子の伊織が「おらも大きくなったら、柳生様(将軍家のご指南役)のようになろう」と言うと武蔵は「そんな小さ望みを持つんじゃない。、、、富士山をご覧、あれになろう、これになろうと焦るより、富士のように黙って、自分を動かないものに作り上げろ。世間へこびずに世間から仰がれるようになれば、自然と自分の値打ちは世間の人が極めてくれる」武蔵の人生観を見た言葉でした。

  • 吉川英治の武蔵は、司馬遼太郎の土方とは違って、
    とにかく、真面目だ。

    常に己を反省し、また人から学ぼうとする。

    人によっては、
    この小説の中に延々と続く、探求の旅は、地道で長く永く、
    時に、単調かもしれないけれども、
    俺はかな~り、はまった、わけで。

    武蔵 対 小次郎
    武蔵 対 お通
    武蔵 対 弟子の育成
    武蔵 対 自然の猛威
    武蔵 対 己の煩悩
    ・・・

    彼の気づきと、成長がとってもおもしろいのだ。

    しかし、この巻での醍醐味は、
    武蔵が、一人で戦うのではなく、
    時に、軍師として。村人を統率し、野武士軍団を一掃する下りにある。

    歴史に"もし"は無いけれども、
    もし彼が、もう少し前に生れていたら、
    信長が席巻した戦国時代の様相は、相当変貌していたはず。

    と、勝手に妄想しつつ、
    吉川英治の宮本武蔵の魅力を味わっていただきたく、
    勝手な名場面を引用したい。
    (なお、軍師宮本武蔵の活躍は、ぜひ小説を手に取っていただきたく!)

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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