ハヅキさんのこと

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 557
感想 : 113
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062136280

感想・レビュー・書評

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  • 梅雨のこの時期に読むとそれなりに物語と距離感を持って歩むことができる気がする不思議な短編集。この時期に読んでよかったのかもしれないw

  • きょう借りてきょう読了。短篇集。
    明確なヤマやオチがあるわけでもなく、でもなぜか妙に胸に落ちる感じが、川上さんだなぁと思う。このシーンを書こう、っていうのって、どうやって浮かぶのかなぁ。どことなく淡白で、でも冷酷というわけではない、冷たくない冷淡さ(?)を描くのがうまいと思う。
    「琺瑯」と「グッピー」が、なんとなく好き。

  • ふわふわ。エッセイを書けなくて小説でエッセイ風にした、らしい。つかめなくて少しさみしかった。

  • 装幀 / 坂川 栄治+田中 久子(坂川事務所)
    装画 / 宿輪 貴子
    初出 / 『本』2003年11月号、2004年1・3・5・7・9・11月号、2005年1・3・5・7・9・11月号、『室内』2000年2・4・6・8・10・12月号、『星星峡』1999年4月号、『VOGUE』2000年5月号、『図書』1999年6月号、『本の話』1999年7月号、『国語展望』2000年6月1日106号、東京新聞2000年3月25日。

  • 2014.02.16

  • 日常のほんの一瞬を切り取った短編集。登場人物が50歳前後なんで、一部共感したり、こんな気持ちになるんかな〜と想像してみたり、こんなんでいいんだ〜と、ゆる〜く感じいってみたり。

  • 確かに、妙な名前を付けられるのは困りものだ。

  • 23の短編集。
    思い出巡りのような雰囲気のお話が多い。

    個人的には、
    「ぱちん」で中山競馬場と西船橋が舞台になっていることにニヤニヤしつつ
    「白熱灯」で振られてしまったマブチ青年が言った、「そうかそうか。それじゃしかたない。」という呑気な台詞が好きデス。

    平穏でまったりな内容に読んでいて安心)^o^(

  • 短い小説とエッセイが1冊の本になっています。
    エッセイだけど小説みたいで、とても不思議な感覚になりました。

    人と付き合ったり、人を好きになったりする、思い出や日常の出来事を独特な雰囲気で語っていて、なかなか興味深い感じでした。

  • ゆるゆるすすんでく話

    とおもいきや短編集でした。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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