ミヒャエル・ゾーヴァの仕事

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本棚登録 : 205
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062154239

感想・レビュー・書評

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  • ミヒャエルゾーヴァの世界とこちらとどちらを買おうかと迷ったが、結局両方買ってしまった。
    でも、買って正解でした!
    こちらは、塗り重ねていく過程や、どんな風に書いたとか、その時の気持ちとかがよくわかって面白かったです。

  • ゾーヴァさんのポストカードほしくなりました!表紙に使われてる絵は最初に見たときから惹かれます。仕事の深い内容に画家としてのこだわりや絵が好きだという思いがとても伝わってきます。人の創作はその人の人生が見えたりするものだなぁ

  • もしかしたら気さくなおじいさんなのかも
    はしばしで笑ってしまう
    絵を描くことを仕事にしている、という覚悟と努力のアピールなんか一切なくて
    丁寧に語りかけてくるような、隣に座って話しているかのような文章
    話にあがる作品のほぼすべてが載っているのもうれしい

  • 『アメリ』の、アメリの部屋にかかってる犬とがちょうの絵を描いたひとの本です。
    メランコリックさと写実的で影を感じさせるギャップ、風刺とかわいらしい絵のアンバランスさがいい味。
    紹介されるプロの仕事の姿勢、脱帽です。

  • ビクター犬オマージュの表紙画にひかれました。
    なんとなく手にしてみたのですが、アメリの美術を担当されてるのですね。
    完成品をどんどん上書きしていくという作成スタイルも面白い。

    本書籍としては、もう少し収録作品数が多いとうれしい。

  • ゾーヴァ自身による絵の仕事の変遷と絵の解説。

    すごいと思うのは、依頼を受けて出版された、つまりはもう終わっている仕事の絵を、気に入るまで、納得するまで塗りつぶしては描き直しているところ。自分の作品に対するこだわりと情熱を感じる。そして私の大好きな「ウォレスとグルミット」にも参加していたことを知り、やっぱり!とほくそ笑んだ。センサー健在。

  • 画家のミヒャエル・ゾーヴァ氏の代表作品を挙げながらその歴史や仕事を語っている画集。何度も何度も、発行された後も重ね塗りしていく足跡には驚き感心しましたし、作品も印象的で気に入りました。

  • 表紙になっている「Their master's voice」を先日訪れた「MOE展」で見て、その可笑しさと可愛さの同居した構図にいっぺんで虜になった。絵本、広告、舞台背景、ポストカードなど多方面で活躍するゾーヴァ氏が自分の作品について語る言葉は、訳の調子も相まって飾らない素直な感じが好感を抱かせる。これだけ世界的に名が売れてもまだ自分の作品や制作に満足することなく、そのつど後悔したり校了後も描き足したり塗りつぶしたり。その迷い方にリアリティを感じ共感が湧く。滑らかなグラデーション、空気の層を感じさせる色調は油絵かと思ったが、アクリルとのこと。氏に倣って逡巡しながら筆をとってみたくなる。

  • 前の奴に比べると収録されている絵が少ないかなと思った。
    彼がやっている仕事の紹介とか感想が大目かな……それも読んでいて面白かった。

  • イチバン好きな絵本作家。
    個展に行けなかったのが残念。

    彼は別に商業主義に対する過度な偏見もないし、
    一方で可愛い絵の中になんとも言えない皮肉を込めていたり
    自分なりのこだわりやメッセージを込めていていい。

    是非立ち読みでもしてみてほしい。

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著者プロフィール

1945年、ベルリンに生まれる。挿画に『ちいさなちいさな王様』『キリンと暮らす クジラと眠る』『思いがけない贈り物』『魔笛』、画集に『ミヒャエル・ゾーヴァの世界』などがある。現代を的確に風刺した画家に与えられるオラーフ・グールブランソン賞を受賞。

「2019年 『僕が神さまと過ごした日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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