この落語家をよろしく――いま聴きたい噺家イラスト&ガイド2010

  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062161879

感想・レビュー・書評

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  • 今から10年以上前のコラムなので物故者も何人かいるのだけど、今人気の噺家さんはその頃から広瀬さんに高く評価されていて(この本やたら二つ目の一之輔さん推しているな)確認するような意味で読み進めた。喜多八さんのパートが読みたくて手に取ってみたけれど私のあまり知らぬ立川一門の噺家さんの解説も多く参考になる。先代の扇橋さんと小三治さんのやりとり素敵。

  • 最近、広瀬和生さんがでてくる新作落語を聞いた。とうとう落語の中にまで!とおかしくなった。そんなキャラ強の広瀬さんの落語家ガイド。モーニング連載。

    少し前の本なので、ガイドというより、落語エッセイとして手に取った。落語を聞き始めたばかりの私にとって、メジャーどころに少しマイナーがまじるラインナップは、とてもとてもちょうどよい。勝田文さんのイラストが味があってとてもよい。

  • 今が旬の落語家たちが満載。落語家の魅力がいっぱいのガイド本です。とにかく読んでいると落語が無性に聞きたくなります。

  • 広瀬さんは毎日落語を聞きに行ってるそうだ。羨ましくてヨダレが出る。文章も活字の大きさも勝田文さんの似顔絵もすべて私好み。好みの落語家さんも一致。通気取りもなく、ただ面白いから落語に行くんだ!に納得。

  • 図書館で借りたんだけど、「この落語家を聴け!」に続きこれも手元に置いておきたい一冊。

    各回のタイトルになっている落語家以外にもオススメが紹介されていて、とてもじゃないが名前を覚えきれないので返す直前まで落語家の名前を延々メモし続けてしまった。それでも間に合わなかったが。

    もとは「モーニング」の連載コラムということで、親しみやすさを意識したのか他の著書よりテンションが高く軽い印象を受けたが、落語愛は相変わらずで、まさに「頼まれもしないのに一つのことに熱中している人の書くものは面白い」(編集者の倉地さん)。

    挿絵がまた素晴らしくって、返すのが惜しかったほど。本書の最後に著者と挿絵の勝田さんが対談しているのだが、家元の挿絵のアングルに興奮する広瀬氏とか微笑ましくてにやけてしまった。いや、でも、あのアングルは確かにすごく良かった。あと喬太郎の腹とか白鳥の唇とか。

    ただ近頃の懸念は、この人のオススメ本ばっかり読んでいるので、好みが偏ってきた気がすることだ。この人にオススメされない落語家は面白くないのだと思うようになってしまった。もちろん落語を聴くときの参考にはしたいけれど、自分の目で見て自分の耳で聴いて、自分が面白いと思ったものは面白いと自信を持って言えるようになりたい。

  • 落語にはまるきっかけになった本。
    もともと勝田文さんのファンだったので購入。

    本を読んで興味をそそられて、
    寄席に行ったら生の落語の楽しさにのめり込んだ。
    本当に買ってよかった。

  • この本のおかげで興味を持ち、ファンになった落語家さんがいるので星四つ。広瀬さんの著者の中では一番くせもなく読みやすいので、他人にも勧めやすいんじゃないかな。
    立川談笑師匠の出囃子が「野球拳」になってるけど、本当の出囃子は別のものじゃなかったかなあ。

  • 出て1年後以内に読むべきだったな。落語家の評価も多少は変わっているわっているはず。でも全体的な評価としてはかなり参考になりました。勝田文さんのイラストもよし。

  • それぞれの噺家の特徴がすごく出ていた。小三治の描き方上手いなあ。かわい。

  • 勝田文さんのイラストも、好きだって気持ちも心地よい(上に実用的である)。

  • 例によっての広瀬紹介文だが、勝田文の絵がとくによいですね。モーニング連載の噺家おすすめ集。面白かったです。

  • 勝田さんの挿絵見るだけでもいい、読んでると落語聞きたくなります。

  • 装丁に惹かれて手にした本。

    この本を読むと落語って話す人によってそんなに変わるのかと驚く。
    噺を聞きに行きたくなる人ばかりなので、一人ずつチャレンジしたいと思う。

    勝田文さんの挿し絵もとてもいい。
    似てるかどうか分からない人も多かったので、この本を持って噺を聞きに行って似ているかどうか確認したい。

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著者プロフィール

広瀬和生(ひろせ・かずお)
1960年、埼玉県生まれ。東京大学工学部卒業。へヴィメタル専門誌「BURRN!」編集長。落語評論家。1970年代からの落語ファンで、毎日のように生の高座に接し、自ら落語会のプロデュースも手掛ける。『この落語家を聴け!』『現代落語の基礎知識』『落語評論はなぜ役に立たないのか』『談志の十八番』『「落語家」という生き方』『僕らの落語』『噺は生きている』『21世紀落語史』など、落語関係の著書を多数上梓。


「2022年 『小三治の落語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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