これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062196772

感想・レビュー・書評

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  • 小川糸さんの暮らしぶりがわかる本。 

    印象に残ったのは、後書きのこの言葉↓
    「日本にいるとどうしても、何かを買う、つまりお金を使うことで幸せが手に入るように錯覚してしまいがちです。だから、お金を稼ぐために仕事をしてしまいます。だけど、お金がなくても幸せになれる方法は、工夫次第でいくらでもあると思うのです。
    (中略)
    こうでなければならない、という先入観から解放されると、いかに自分が自由であるかを思い知りました。
    人からどう思われようが関係ないのです。大切なのは自分がどう生きたいかということ。自分だけの幸せのモノサシを持つことです。」

    著者は自分の確固たる芯を持った強い方だなと思った。
    携帯電話を持たない選択も、興味はあるけれどなかなか出来ることでは無いと思う。
    私も自分の「好きなこと」「心地よいこと」によく耳を傾けて生きていきたい。

  • 共感できるところが多く、わかる!とか私も!とか思いながら読めました。ちなみに我が家も炊飯器ありません(昔は圧力鍋で炊いていて、今はストウブの鍋で炊いていますが、美味しく炊けて不便はないです)

    エッセイで美味しそうな料理を作られていたので、調味料参考になりました。

  • 必要最低限の、丈夫で長持ちするものを厳選して持つ。自分の好きなものをとことん追求する。
    年を重ねるごとに、自分にとって大事なものや生き方が定まってくると思うけれど、小川さんの「身の回りのものを心地よく」という考え方は、ぜひ真似をしたい。

  • 丁寧な暮らしとかミニマリストとか
    考え方は嫌いではないけれど
    それを勧めている人達(全員では無いですが)が必死過ぎる感じがして苦手だなと思っていたのですが、
    好きなこと、心地よいことを意識した結果そうなったのなら幸せな生き方だなと思いました。

    物が多かろうが少なかろうが
    仕事中心だろうがプライベート重視だろうが
    その人が、その人の人生を充実して過ごせればそれでいい。

    決して万人が真似できる生き方ではないけれど
    読んでほんわかした気分になれました。
    真似できるところはしてみようかな!

  • モンゴル、行ってみたいな

  • 響いた言葉

    ・心地よければ、隣の人と比べなくたっていいじゃない。
    ・人は、幸せになるために働くのであって、お金を稼ぐことが目的ではありません。

    ・人からどう思われようが関係ないのです。大切なのは、自分がどう生きたいかということ。自分だけの幸せのモノサシを持つこと
    自分が幸せになればいい

  • こんなふうに暮らせたら素敵だろうな…と思う。
    無駄と物に(しかもチープな)溢れた生活をしている私には、素敵だけど遠い美しい話のようでした。

  • こちらも、樹木希林さんと同じく、
    足るを知る。

  • 個人的には、心地いいクラシックのためには「不便」「不快」に敏感になるという章が印象に残りました。
    小川糸さんの丁寧な暮らし方が伝わってくる一冊です。

  • まぁ...普通...

  • 作家の小川糸が自身の暮らしについて語ったエッセイ集だ。
    着心地のいい衣類を選ぶ、とか、長く使えるものだけを手に入れて大切に使い続ける、とか、いわゆる「丁寧な暮らし」で取り上げられるようなものごとが語られている。
    ご本人曰く雑誌などで紹介される「丁寧な暮らし」とは違う、という思いがあるようだけれど、いずれにしても、なかなかこんな風に暮らすのは難しいだろうなあ、と思う。

    環境、収入、同居人の相性と理解、さまざまなハードルがありそうだ。
    すごいな、と思うけれど、そういった生活をしてみたいとは思わないな。だからこそ、こうやって本で読んで覗き見させてもらうのがちょうどよい。

  • 最近は物を買って失敗しても安かったらいいか、、、と思ったりすることが増えた気がするけど、もっと購入するときに、愛着品になるかなとか考えようと思った。
    あと、この本から得られたことは、
    ものづきあい、ひとづきあいを大事に。
    固定観念にとらわれすぎない。
    自分の心地よさを大事に。
    かな。

  • 作家・小川糸による、少ない愛用品で生活するための秘訣。

    ミニマリストを目指しているので、参考になるかなと思って手を伸ばした。
    「いいなぁ」と思う部分もあれば、「うーん」と思う部分もあり。
    すっきりしたお部屋の写真やライティングデスクの写真は素直に心惹かれる。

  • 忙しいときにお弁当を買ってくる店をきめている、という話が、一番なるほどな~と思った。意識して『セカンドキッチン』を持つ、という考え。外食という観点ではなく、うちのごはんの延長に位置づけられるような、美味しさ。改めて周りの店を確認してみよう、と思った。

  • ポイント読み。心地よい暮らしに憧れる。

  • 人に振り回される事なく、物に振り回わされる事なく、自分の人生を生きたいわね

  • 小川糸さんの丁寧な暮らしぶりがとても素敵なエッセイ。
    この類の本は、大好き!
    本当に気に入った良い物だけに囲まれて、時間を大切にして、独りを大切にして、暮らし全てを愛おしんでいる様子や静けさのある日常。愛用の写真からも気持ちよさが伝わってきて、憧れます。

    物や情報に溢れる忙しない日本とは違ったモンゴルやドイツで過ごされた経験が、著者の価値観に影響を与えているのだな~。
    糸さんの心地好い作品群も納得、実感です。

    ストイックにアナログシンプルライフを送っているのではなく、お掃除はルンバに任せていると(笑)。そんな無理のない脱力感とセンスが、素敵!

  • 小川糸さんの少なくてもいいものに囲まれた生活指南の本。まぁ生き方が固まった人の意見という感じ。
    悪くはないけど個人的にはあまり響かなかったかな。
    薄手のカシミア毛布はちょっと欲しい。

  • 心地いい物だけに囲まれてシンプルに暮らす。物数は少ないが、お気に入りの物と長く暮らす。そんな暮らしぶりが幸せという作者の生き方が羨ましい。つい買ってしまう、そして増えてしまう。買わない増やさない心掛けが大切だなぁと実感させられる。

  • ドイツとモンゴルのお話がとても興味深かったです。
    ドイツの自由は体感してみたいなと思いました。
    ただドイツに行っても日本食っていうのと、この本の文章を書いたのが小川糸さんではないというのがちょっと引っかかりました。

  • なんで借りたんやろ。小説を読んで、あわないなと思ってたのに、この人の生活には共感しないし興味がなかった。

  • 連休中に掃除片付けが進むよう、心構え指南書として読みました。「ミナ ペルホネン」愛用者をまたお一人発見しました。お洋服は修理してもらえるようです。

  • 2016 4/8

  • いわゆる「素敵本」を理由もなく私は手にしてしまっていたけれど、この本を読んで、人のライフスタイルを真似したいのではなく、その人の軸に興味があって手にしていたんだなと実感しました。みんな、それぞれにモノサシがあって、それで相手をはかるのでも、自分がはかられるのでもなく、お互いの価値観を認めながら過ごしていけたらいいなと思います。

  • わたしにはこんな生活、無理、無理・・・・
    と思いつつ 影響力 大!
    糸さんのお気に入りブランドを早速チェック!

    それにしても
    作家という仕事を持つ人の探求力、アンテナ力にただただ脱帽。
    でも 今作 作家さんにライターさんがいたとは・・・
    ビックリだわ。

  • ミニマムライフ関連で読んでみた。

    ミニマムな生活や、断捨離ってのは自分が好きでないとできないもんだなぁという事が分かった。
    作者は相当自分が好きなんだろうなぁ。確かに自己肯定、これすごく大事なのかも知れない。

    自分好きっていうと、なんだか「ナルシスト」っぽくて否定的にとらわれがちだけど、最終的には自分から一番離れられないのは自分なんだから、キラってしまってもどうにもならない。「自分本位」「自分勝手」やりすぎは良くないけど、決してアカンことではないんじゃないかと思い始めた。

    自分が好きだからこそ、自分が好きなものだけに囲まれて、居心地良く生きていく。それアリだろうと思った次第

  • 昨年から少しづつ部屋の「物」を減らしています。
    目指すのは「なにもない」生活じゃなくて「好きなものだけ」に囲まれた生活。

    どんな風に暮らしたいのか。
    どんな風に物と向き合うのか。

    そいうったことを改めて考えさせてくれた一冊。

  • 食に対するこだわりや丁寧に暮らす事など。ご自身の暮らしぶりの一部がこれまでの小説の中でも感じられていたので、このような写真入りのエッセイを読んでみて妙に納得しました。シンプルで無駄のない生活は大変優雅で羨ましく思えますが、やはりこのような暮らしは中々出来ないです。でも、自分が思い描く無理無駄のない豊かな生活を心がけたいなぁ、と改めて思いました。

  • よくあるミニマリストのエッセイだなあと思いました。
    羨ましいなと思いますが、真似のできないことがあまりに多くて途中から読むのがしんどくなってしまった。わたしが臆病なだけかな。
    ベルリンに一度行ってみたいと思いました。

  • シンプルに、必要なものだけ、そして本当に気に入ったものだけ、便利ならお掃除ロボットにも頼って、と、こんな風に暮らせたらながつまりすぎてて、THE暮らしの見本って感じです。

著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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