李歐 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 585
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  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062630115

感想・レビュー・書評

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  • 木村さんが貸してくれた。彼はどんな思いでこの本をすすめてきたのか、彼は何を思いながら読んだのか、今とても知りたい。

  • 男と男の長距離恋愛小説。

    司教があたおか、木から落ちて覚醒して長文の手紙のところが最高。

  • 専門用語が多すぎるし、中国の歴史に疎いのもあって、調べることから始まり、思いのほか時間がかかった。

    李歐が、あまり出てこない。物足りなさが…。
    李歐の、「死ぬときは死ぬ、殺すか殺されるか」残忍さと聡明さのバランスは、よかった。
    主人公の、後先のことは先送りにする性格と、嘘の数々。重力に沈み、大部分は泥に沈んでもなお沈み続け、底はどこなのか、不安定な性格を楽しんでいるのか、ただ落ちていくだけなのか、つかみどころがない感じ。
    年齢と共に、抱えるもの、捨てられないものが増えて、求めるものが、すぐそばまであるのに触れられないもどかしさ。それでも「恋しい」という思いにたどり着くと、全てはそれだけが大事となり抗えない運命を背負う。
    もっと二人の物語を読みたかった。

  • 長かった、、主人公は終始オシャレな中二病だったし、リオウはなかなか出て来なかった。

    本当は長々と感想を書いてたけど、アプリ閉じたら全部飛んだつらたん。140字のTwitterでさえ下書き保存あるのに!

  • 男が男に惚れる。
    なんか微妙?

  • 2018.12.09.読了
    高村薫作品、ひさびさでしたがやはり難しいですね
    しかも重たく暗い。
    ピアノの1番低いドとレをずーっと叩いてる感じです。
    ドレドレドレドレ。。。。。。
    その暗さと重たさに耐える自信のある方にはオススメできますが。とにかく450ページくらいがドレドレ。。。なんです。しかも難解。
    最後の50ページくらいからやっとミファミファミファソ♪くらいまでくる感じでしょうか?!
    それでも、最後までたどり着いた私でも理解してるわけではないのです。
    李歐の何が一彰を夢中にさせたのか?逆も然り。
    CIAが絡んでくる件。北京の猫だった李歐がなぜ台湾の陳浩を殺害したのか?などなど。
    読んでる最中も、読了後もなんとなくボヤッと感は否めないのです。
    ただ作品の重厚感、壮大さを感じることができればそれでヨシといたしました。

  • 主人公の学生時代から家庭を持つまでの生涯を追う物語。
    暴力団関連の事件と絡み合って進行するストーリー展開はスリルがあってよかった。
    銃の描写が事細かに記されているが必要だったのかは疑問。
    中国人のキャラクターや漢詩などが多く登場し、慣れていなかった自分には少し読みづらい部分があった。

  • 長い…読みずらい…
    ドキドキとか続きが気になる感じがなかったからずっとただ単調に読んでた感じ。

  • 作者が女性と知って納得の同性愛系の話

  • 惚れたって言えよ―。美貌の殺し屋は言った。その名は李欧。平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は、その日、運命に出会った。ともに二十二歳。しかし、二人が見た大陸の夢は遠く厳しく、十五年の月日が二つの魂をひきさいた。『わが手に拳銃を』を下敷にしてあらたに書き下ろす美しく壮大な青春の物語。(「BOOK」データベースより)主人公が余りにも抵抗なく同性からの性行為など受け入れていることに少し違和感があった。長い割に母が失踪したあとの生活などについてはほぼ触れていないのが残念。

著者プロフィール

●高村薫……1953年、大阪に生まれ。国際基督教大学を卒業。商社勤務をへて、1990年『黄金を抱いて翔べ』で第3回日本推理サスペンス大賞を受賞。93年『リヴィエラを撃て』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞、『マークスの山』(講談社文庫)で直木賞を受賞。著書に『レディ・ジョーカー』『神の火』『照柿』(以上、新潮文庫)などがある。

「2014年 『日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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