- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062705691
感想・レビュー・書評
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子供向けの本だが,内容は大人でも楽しめる.マサムネが真相を解明するが,同時にフクスケの推理も的確な結論を得ている.殺人に使用された道具は意外なものだが,ストーリーは楽しめる.
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30分以内
子供向けのはずだけどやや刺激が強いかな。あまり意味が分からず読んでいて、再読したらあれ何これ、となるかも。
トリックはちょっと厳しい気もするけど。 -
幻想チックな不思議な事件。
落雷によって死亡?
夜中に現れる赤い馬とは?
とても読みやすい作品だと思います。
講談社ミステリーランドは、
全ての漢字に読み仮名をふるという、
なんて読みにくいか。逆に読みやすいかも。
かつて少年少女だったボクたちに捧げる。
冒険の不足してる大人たちに―― -
再読。
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中?高校生のカトリック校で起こった神父落雷とサンルーム焼死体神父事件。鍵のかかったサンルームで何が?どうやって殺された?主人公が毎夜見る赤い馬の夢は、どんな意味が?ミステリーランド、大人すぎやあしないか?
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子供には少々刺激が強いかな…という感じもなくはないが、舞台の学校や登場人物たちの雰囲気が不気味で、何か起こりそうだとぞくぞくする読み味が良かった。
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「僕は心のなかで呟いた。そしてそのとき、どうしてなのか、不意に熱いものがこみあげてきて、僕は涙をこぼしそうになった。」
怖く切なく、、、な物語でした。
なんとなく、事件の現場のこの学校のイメージはギムナジウム。
女子もいるのだけれど、男子同士のなんとも言えないやり取り。
それが、凄く繊細に描かれていたように感じます。
事件!
人とのやり取りの部分は結構押さえ気味で、ミステリがメインな感触を受けました。
謎は、ホントに最後の最後まで、分からなくって、それでいてその結末がなんとも切なく、でも、変な余韻とかを残さず、読者に任せているところが好感。
すごい勢いで読んでしまった。
お見事でした。
お初の作家さんでしたが、また他も読んでみたいなぁ。。。
【3/10読了・初読・市立図書館】 -
聖ミレイユ学園で神の怒りとしか思えない悲劇があいついだ。ウォーレン神父は校庭の真ん中で落雷に遭って焼死、さらにベルイマン神父が密室と化した温室で、自然発火としか思えない焼死体となって発見された。
「汎虚学研究会」はちょっと浮世離れしたメンバー四人で構成されている。部長は僕、室井環。中でも好奇心のかたまり、フクスケは女ホームズと化し、ワトソン役に僕を指名した。ベルイマン神父の死は殺人に違いないという。
読みやすいミステリーでした。
ちょっと女性向けな感じがしなくもない。 -
なにかで「下手したらバカミス」とかいてあった。その通りだと思う。
雰囲気の勝利!! -
このレーベルは読めば読むほど、児童書から遠ざかっていくなあ(苦笑)。トリックもなかなかむごいが、動機とその発端となった出来事があれってどうなんだろう……。個人的にはこの手の話は苦手なので何となく居心地悪く感じたが、ミッション系のスクールだとか寮だとかに斜め方向にビビッとくる人(笑)にはいいかも?