新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 525
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763479

感想・レビュー・書評

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  • 詩みたい
    どんな半生送ったらこんなのかけるんだよ

  • 嫌いじゃないけど苦手。
    痛々しい。

  • 題名に惹かれて読んでみたけど、本当にわけわかめ。
    たまに有名な作品とか、古典読みたくなるけど、今回も完敗。

    ただ自分がこの作品の設定とかバブルの絶頂期とかに生きてたらどうやったんだろ、とか気になった。

  • 読後に全く異なる2つの感想が頭に浮かんだ。一つはセックスとドラッグにまみれた生活に対して純粋に気持ち悪さを感じたことだ。物語ではそれに対して良いも悪いも弁明されることなく、ただ気持ち悪いだけの描写が続く。それは考えの先にたどり着かない若者の思考そのものの表れなのではないかと感じた。もう一つは気持ち悪さの合間に見える象徴的世界が見せてくれる世界の素晴らしさだ。ここの描写は丁寧に鮮明に描かれていて、読者に世界を想像させる力が宿っている。リュウはラリっていてその世界を作り上げているのかどうしようもない現実からの逃避として世界を作り上げているのかは分からない。ただ地獄みたいな現実と並立することで幾分か安心感のようなものを使っているのではないかと感じた。

  • 気持ちの悪さ、人の欲望の最も汚れている部分の表現が良い

  • 若かりし日の龍さんヒッピー文化にかなり傾倒してたんだろうか。

  • ドラッグとセックスに溺れた若者のストーリー。独特な描写で描かれた本作は読む人によって評価がわかれると思う。ドラッグで正気を失った登場人物が複数で絡み合い、私には全ての場面をイメージする事が難しかった。


    説明
    受賞歴
    第75回(昭和51年度上半期) 芥川賞受賞
    第19回(1976年) 群像新人文学賞受賞
    内容紹介
    村上龍のすべてはここから始まった!
    文学の歴史を変えた衝撃のデビュー作が新装版で登場!解説・綿矢りさ

    米軍基地の街・福生のハウスには、音楽に彩られながらドラッグとセックスと嬌声が満ちている。そんな退廃の日々の向こうには、空虚さを超えた希望がきらめく――。著者の原点であり、発表以来ベストセラーとして読み継がれてきた、永遠の文学の金字塔が新装版に! 〈群像新人賞、芥川賞受賞のデビュー作〉

    内容(「BOOK」データベースより)
    米軍基地の街・福生のハウスには、音楽に彩られながらドラッグとセックスと嬌声が満ちている。そんな退廃の日々の向こうには、空虚さを超えた希望がきらめく―。著者の原点であり、発表以来ベストセラーとして読み継がれてきた、永遠の文学の金字塔が新装版に!群像新人賞、芥川賞受賞のデビュー作。

  • クスリと性に溺れた若者達の話し。

  • メスカリンドライブ。
    人は何故ジャンキーに魅了されるんだろう。
    オレの心の中のベタついたものがサッと気化され消えるように綺麗な菱形の一片となってポツとやさしく倒立して残ったネ。
    大学一年

  • 退廃にまみれた「ハウス」の、薄暗く、埃っぽい、油でベタつく、空気や匂い、テーブルの上のザラつき、音、風、すべてがイメージされ、いや、体感される。
    すごい。
    村上龍。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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