獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 752
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764469

感想・レビュー・書評

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  • アニメでやっていたのは知っていましたが、文庫本を読むまでまさかこんなに引き込まれる物語だとは思っていませんでした。続きが楽しみで王獣編もすぐに買ってしまいました!!

  • ファンタジーものの最高傑作だと思う。
    年齢関係なく読むことができて、その世界は時にきらきらし、時に薄暗くなる。その空気感を肌で体感しているような感覚に陥る。
    この世界には自分は決して生きられないだろうけど、こんな風に命をかけてできることがあるっていうのは幸せなのかも…

  • これは久しぶりにワクワクするファンタジーに出会えたと思いました。
    十二国記以来かなと。

    続きが気になるあまり、闘蛇編のレビューをする前に王獣編を読み終えてしまいました。

    ファンタジーは得意ではないのですが、この本は導入部から簡単に入り込めました。
    大人になってから固くなってしまった頭でも、この世界に自然と足を踏み入れられた時点で私はこの国の虜になったのでしょう。

    胸を張ってお勧めしたい本となりました。

    2012.09.10

  • 闘蛇編は主人公エリンが母を失いながらも、師に巡り合い母と同じ獣ノ医術師を目指す話。

    闘蛇や王獣など固有の生物達も魅力的だが、蜂のように身近な生物の生き方も丁寧に描かれていてエリンと一緒にその生態に惹かれてしまう。
    児童向けらしいが大人が読んでも大満足なハイファンタジーだと思う。

    これからが楽しみ。

  • 最初からぐいぐい引き込まれて楽しめましたが、特にエリンがリランと出会ってからの疾走感は素晴らしかった。

    ファンタジーだからと読まず嫌いせずに是非読んで欲しい一作です。

  • ずっと気になってたので思いきって購入。

    ファンタジーは好きなんだけど、それゆえ読んでみた印象は真っ二つになるので。

    だけど、期待通り面白かった。
    もともと外国名とか独特の用語とかで引っ掛かると全く入り込めないから心配だったけど、それも全く問題なく。
    スーっと理解できる、非常に読みやすい小説。登場人物説明とかも一度も読まずに人間関係が分かる。

    序盤なのでまだまだ謎も多いし、これからどうなっていくか楽しみ。

    ジョウンとの暮らしが長閑でつかの間の幸せんを感じさせる部分で、ほのぼのする。

  • 「獣の奏者」Ⅰ闘蛇編を読んだ。リョザ神王国の闘蛇村に住む少女「エリン」ある出来事がキッカケで、母「ソヨン」と別れ、蜂飼いの「ジョウン」と出会う。エリンは母と同じ獣ノ医術師を目指すのだが。。
    いやー、一気読みでした。緻密で独特な世界観は相変わらず、登場人物も魅力的で感情移入出来ました。やっとエリンの物語も幕を開けたばかり、その後の展開が気になる♪

    • P(^∀^)Pさん
      エリンの物語も幕を開けたばかり……
      その一言だけで、もぅなんだかじぃんとしてしまいました^^)
      上橋さんって、作中の子どもたちを大切に描いて...
      エリンの物語も幕を開けたばかり……
      その一言だけで、もぅなんだかじぃんとしてしまいました^^)
      上橋さんって、作中の子どもたちを大切に描いてくれますよね、私も大好きな作家さんです。
      2012/05/03
    • hyoshi52さん
      ぱたままさん、いつもありがとう♪
      本巻も良かったですが、二巻の王獣編も良かったです。続編が手に入らずモヤモヤしてます。
      その間に「守り人シリ...
      ぱたままさん、いつもありがとう♪
      本巻も良かったですが、二巻の王獣編も良かったです。続編が手に入らずモヤモヤしてます。
      その間に「守り人シリーズ」を読もうと思います(^^)
      2012/05/03
  • 名作の誉れ高い『獣の奏者』シリーズ、Ⅰ闘蛇編とⅡ王獣編を読了。完結編のⅢ・Ⅳもありますが、ひとまず最初の物語完結ということで。異世界を舞台にしたファンタジーでありながら、さすが人類学の教授でもある作者。想像力と説得力が両立した卓抜した世界構築と魅力的な人物造形、そしてぐいぐいと読者を引き込む端正な文体に大満足。早くⅢ・Ⅳが読みたい!アニメも観るぞ~!国・信仰・政治・民族といった、僕らの世界を共通して取り巻く諸問題をも無理なく組み込み、単なる少女の成長物語に終わらせていない骨太な中身に、大人も子供もそれぞれの目線で楽しめるに違いありません。「もともと児童文学としては書いていない」という作者の意図が見事に結実しています。ファンタジーにありがちな、すべてをアリにしてしまう“魔法”のような超常現象を一切用いず、あくまで“人のなしうる技”にこだわったところなどは、大人にとっても手応えのある物語を、という作者の強い意志が感じられ、瞠目しました。

    • gazella1999さん
      あなたのレビューを読んで、その通りだと思いました。『あくまで人のなしうる技にこだわった』というのは、ついうなづいてしまいました。
      児童文学と...
      あなたのレビューを読んで、その通りだと思いました。『あくまで人のなしうる技にこだわった』というのは、ついうなづいてしまいました。
      児童文学としては書いていないんですね。なんだかちょっと嬉しい感じがします。
      2011/03/01
  • 「十二国記」が好きなら絶対におすすめと人にいわれ読んでみる。

    「十二国記」と比べるのは酷な気もするが、
    あちらと比べるとやはりスケールが小さい。
    もともと自分はファンタジーが大好きというわけでもない。
    「十二国記」は、聖濁混ぜ合わせた人間の姿、国家や政治などを、良く練られた架空の世界、現実とはまったく別次元の世界で展開させているところがすごかった。
    と、なぜか「十二国記」の感想みたいになっているが。

    「獣の奏者」はまだ1巻しか読んでないからよくわからないけど、
    人間の描写が薄い気がする。
    物語もいいように展開しすぎてる気もするし...
    とりあえずは、最後まで読んでから考えよう。

  • どこかで、面白いと評されていたので読んだ本。久々にファンタジー系の本を読んだ気がする。

    あっという間に2冊を読み終えてしまったくらい、超面白かった。やっぱり自分はSFとかファンタジー系とかが結構好きなんだなぁと思った。

    何が面白かったんだろう?ストーリーが好きなのもある。描写が細かいのかな?情景が眼に浮かぶようだったし、これって結構ファンタジー系の空想物語では大事かも。

    この2冊のさらに続編があるらしいので、早く文庫本になって欲しいな。分厚い本は持ち歩く気がしないので・・・

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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