書物狩人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 229
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062766432

感想・レビュー・書評

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  • こ、これは面白いぞー!文庫のオビの
    逢坂剛氏のコメントもきっと本心なのだと
    思われるくらいに面白い!
    歴史の謎+古書の謎+騙し合いの要素が
    上手く融合された紛れもない古書ミステリ。

    こういった歴史上の謎や疑問点に、筆者が
    様々な文献を調べ辿り着いた、少しの嘘や
    想像力を紛れ込ませて、謎の解明をして行く
    手法の作品は凄く好みです。どこまでが
    本当でどこまでが嘘か分からない。それほど
    歴史上の謎が本当に謎めいているって事
    なんでしょうねー。

    たった1冊の古書、寄書が今までの歴史や
    これからの国家の在り方などを揺るがす存在
    なんて、無条件にワクワクします。ある意味
    これも知的な冒険小説なのかも!

  • 依頼人の願いを受け、世に出てはいけない本を、あらゆる手段を用いて入手する「書物狩人」。
    設定からして本好きにはたまらないし、一冊一冊の古書に秘められた真実や薀蓄も興味深い。
    まだ、「書物狩人」のキャラが、今ひとつつかみきれないけれど、「ひとの命なんかより、本のほうが大切に決まっている」って言い切っちゃうのはスゴイ。

  • 本限定007みたいな感じ。
    JFK暗殺から中国史まで、封じられていた本を
    巡って、活躍。

    よく本一冊で、ここまで膨らませたなと感心。
    無茶苦茶な”SILAB”とかな設定も一興。

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。立教大学卒業後、ドイツに留学。帰国後、大学講師として教鞭をとるかたわら、1998年に『魔大陸の鷹』でデビュー。その面白さに、田中芳樹氏、荒俣宏氏らがお墨付きを与えた。近著に『氷海のウラヌス』『書物審問』『天皇の代理人(エージェント)』などがある。

「2013年 『書物奏鳴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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